福野ふくろーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

4.4

東京に出稼ぎでデリヘルで働く女性。

福島の震災による心的な傷。

福島の震災でいかに大変かを映像でありありと映すんじゃなく、
1人の女性にフォーカスして、その周りと心情を描くことで、すっと入ってくる
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蜜のあわれ(2016年製作の映画)

3.8

よく分からないけど、雰囲気が楽しい。

この世界観好き。アホだけど好き。

伝えようとしてることはなんとなく伝わるし、それを表現するためにこうなったのは変だけどそれが心地いい。

エロくて変。人工的だ
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さようなら、ごくろうさん(2016年製作の映画)

3.0

不思議な話。ホラーなのかな?

おじいちゃんが亡くなって、学校の校舎は寂しかったんだろうな。

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.8

鬱で引きこもってる女性の話。

鬱って、人に舐められるし、鬱側がさげたりとかふわっとさせて伝えなきゃいけないからめちゃくちゃ負担。ただでさえキャパ狭くなってるのに、そのせいで余計キャパオーバーなっちゃ
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.9

なんて美しいファンタジー。

虚実の入り乱れ方が、すごいセクシー。甘酸っぱい気持ちになる。

このくらいの匙加減のファンタジーってなかなかない。説明のなさ加減も絶妙。

フェチ映像もたまらない。

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リュウグウノツカイ(2013年製作の映画)

1.3

実際の事件をもとにしてるらしいけど、意味わかんなすぎ。何がしたかったのか全然わかんない。

月と雷(2017年製作の映画)

2.5

監督も原作者も好きなので鑑賞。

幼少期に愛を与えられずに育った人は、性格がひねくれる。
それを描いてあるんだけど、設定がふわっとしててあまり入り込めなくて残念。

ラストも、ずっと母親から精神的に脱
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

2.1

映像は綺麗だけど、しんどすぎ。

難しいし、嫌な気持ちになる。

全部胸糞悪いけど、ライブチケット捨てたとこは特に胸糞悪い。

これは鬱映画だわ。学生時代の嫌な気持ちだけを増幅させて引っ張り出される感
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浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.5

映画館復興のはなし。

最初は会話のセリフとか展開とかに無理があって、すっごい違和感だった。監督の思ってることを登場人物にそのまま言わせてる感もあって、すこししんどく感じた。

でも、最終的な着地は、
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.0

実話を元にした、親にネグレクトされた子供たちの話。

めちゃくちゃリアル。

何もしない母親からの手紙、妹を埋めるシーン、胸がギュッとなる。

最後何かに帰結しないのも、小気味がいい。
同じタイプの映
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陰日向に咲く(2008年製作の映画)

1.3

強引に感動させようとしてくるように見える。

原作が原因なのか、監督が原因なのかわかんないけど、芯がない。

感動ポルノ。

なっちゃんはまだ新宿(2016年製作の映画)

3.3

「ひらいて」「欲しがり奈々ちゃん」が好きなので鑑賞。

セリフ、演出、展開の不自然さが目立つし、むちゃくちゃだけど、なんか引き込まれる。

昔の自分の妄想の中のものを、忘れてたけど思い出す。

ひとり
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blue(2001年製作の映画)

4.2

美しい。

女子高生2人の恋の話。

大事なことを言ってくれない。
自分には何もない。

繊細に描かれている様が、なんだか心洗われる気持ちになった。

流れてる空気が心地いい。好き。

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.9

おんもしろー!

スコセッシュすごいなー。
伝記的な映画なのか、これ。
成り上がって、金セックスドラッグに溺れて、転落する。気持ちいいくらい綺麗。

かっこいい映画だった。

最低。(2017年製作の映画)

3.0

なんだか結末がしりきれんとんぼな印象。

悪くはないんだけど、主人公3人出て、うち2人だけ繋がるのもなんか不自然だし

繋がった方の感情が爆発するシーンは無理矢理に感じちゃう。
初対面の人に吐露して泣
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.7

気持ち悪かったー。

親からの愛情をしっかり受けなかった人特有の自尊心の低さをもっている。そんな自分と同じような人を精神の底から支配することで悦に入る。

それをしないと生きれなくなって、捕まった阿部
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.3

表現の進化が止まらない。次元を超えたらこれもあるのか!イラストみたいで目が気持ちいい!濃度濃くてわくわくする!

もうほんっっと最高だった。

母性(2022年製作の映画)

4.3

依存は何も生まない。自分を持てないと、ずっと人に依存し続けることになる。

それを丁寧に描いてあって、その様はすごく不気味で、みててしんどい。

昔出会ったことのある、親離れさせないように、何も出来な
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

4.6

上手くいかなかった結婚生活を取り戻すように、ラブドールを作ることで愛を表現する。究極。文学だった。

スケベでいい奥さんだった。

最高に好き。

アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.6

おしゃれ!

瑛太の演技が怪しくて合ってる。
辻褄が合ってくのが気持ちいい。

ヴァージン(2012年製作の映画)

3.6

今泉力哉監督のくちばっか
不器用な高校生の恋。
2人とも実家暮らしだから、一人暮らししてる女の子のお姉ちゃんちってシュチュエーションもおもしろかった笑

福島拓也監督のゴージャスプリンセス。
あんなブ
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紙の月(2014年製作の映画)

4.4

おんもしろー!!笑

一回悪いことした後に歯止めが効かなくなる宮沢りえ演じるかきもとりかの様が痛快。

バレた後の行動も楽しい笑
あんなにフられたら、笑っちゃう笑
さいこう!!!!

浮気されるのもそ
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(2017年製作の映画)

3.6

切り取り方が心地いい。

大きなことは怒らないけど、すっと心に入ってくる映画。

久しぶりに昔付き合った人に会いたくなったんだろうね。

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.9

作中で流れる空気がずっと好き。

普通のことが周りより上手くできないことに悩んでる大学生の女の子の話。
知り合いの自殺や、虐待される小さい男の子、見知らぬ人に暴行された経験のある女の子との出会い、ちん
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.8

面白かったー!!!

甲子園のアルプススタンドの端の方をひたすら描いてる映画。

応援なんてめんどくさい、負けてもしょうがないスタンスの女の子達が、応援に夢中になる姿がなんとも愛しい。

しょうがない
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カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)

4.3

老害扱いされ始めたマックィーンの出した結論に涙溢れた。このシリーズで圧倒的に一番好き。

怪物(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

予告のいじめの声だと思わせるミスリード。

実はこうだったのか、のオンパレード。

怪物の意味。

男の子ふたりの友情、恋愛物語と誰が予想したか。

ずっと集中力がいる映画だった。
伏線回収もえげつな
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.8

園子温監督えぐぅ笑

性、死、バイオレンス、狂気。

生きるってのは痛いんだよ。

刺激強いし多め。エグ味満載。こんなの魅せられたら面白いに決まってる笑
アドレナリン出まくり。
でも刺激強くて、見終わ
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

4.7

自信がなくて、自己肯定感が低くて、承認欲求の塊の女の子。

好きではないけど好きって言ってくれる人を、寂しさを埋めるためだけに利用しちゃう。他にやり方わからなくてそういう行動をとっちゃう。
自分に芯が
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ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

3.2

よくわからなくて残念だった。
この空気を感じてってことなのかな。

爽やか切なかった。

「しいな(めちゃくちゃ好きな男)にとっての私って、私にとっての遠藤(むしゃくしゃして身体の関係持っためちゃくち
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何者(2016年製作の映画)

3.9

エグい。

自分は勝負せず高みの見物で評論しちゃう人は心が痛む映画。

でもそういう自分って誰にでも潜んでいて、だから誰が観ても心をえぐる作品になってるんじゃないかと思う。

クライマックスのツイート
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.0

難しかった!

バカにされてる映画部、胸が苦しい。

松岡茉優のバカにする演技うますぎる。

高校時代を思い出して、ウッとなる。

時間を置いてまた観たい。

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.3

好きを極めるさかなくんさんの話。

魚好きなみー坊を、他の人になんと言われようと肯定し続けるお母さんの愛に涙がこぼれる。
他のことが出来ず好きを突き通してたら、周りの人にどんどん助けられてく様にも愛を
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