福野ふくろーさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

アントマン(2015年製作の映画)

4.3

見直したけど、やっぱ面白いなー

側から見たら滑稽な小さい同士の闘いが滑稽だし楽しいし
普段よく見る光景を小さい視点で見たらこんなに違うんだよってのを示してくれるからすごいワクワクする!

スコットの
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こっぴどい猫(2012年製作の映画)

3.7

最後のモト冬樹のツッコミの応酬からの最後の展開でカタルシス感じるために、全部見るようなもんだった笑

予想できるなーと思って見てたら斜め上の展開、めちゃくちゃ笑った笑

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.2

楽しかったー!
マードックのビジュアルおもしろすぎ。
ただ、ルイス出てきて欲しかった!笑

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

4.3

2人の高校生の恋の話。
それぞれの家庭にはそれぞれの問題があって、それに影響されながらも頑張って生きてる様が美しい。

父親の再婚でできたお母さんとの関係と向き合う女の子、自分に自信がなさすぎる男の子
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火花(2017年製作の映画)

3.6

売れたい芸人の話。

売れないと不幸という構図が受け入れきれないと、感情移入するのが難しいけど
テレビに出て売れていくという経路しかほぼなかった少し前は、ほんとにこういう世界だったんだろうな。

スパ
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海街diary(2015年製作の映画)

4.2

一軒家に一緒に住む姉妹3人。その3人姉妹の、浮気して家を出て行った父親の葬式で、母親の違う妹と会う。そこから始まった、4人の共同生活の話。

自分が存在するだけで迷惑をかける、自分は存在して良いのか、
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.6

えっぐぅ。
旦那さんとも上手くいってない育児に疲れた母親、ネグレクトされた子供。

音楽は一切使わず、定点で長回しが多く、ドキュメンタリーのように淡々とシーンを切り取ったような映画。
余計な説明が一切
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そして父になる(2013年製作の映画)

4.0

病院で赤ちゃんを取り違えさせられた、2組の夫婦とその子供の話。

親が子供を受け入れようと奮闘する様、子供が受け入れようとする様。それをものすごく丁寧に描いてあった。

厳格な家庭とざっくばらんな家庭
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恋する寄生虫(2021年製作の映画)

3.8

前情報なしで鑑賞。

潔癖症の引きこもり男の子と、視線恐怖症の女子高生が主人公。
ずっと厨二病テイストで、単純にハグれものの2人のイタイ恋物語になるのかと思ったら、期待を裏切られてめちゃくちゃ面白かっ
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.8

面白かった!!

最後のアニャがカッコ良すぎる。

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

4.2

テレビドラマシリーズ「Dr.コトー診療所」の約15年後を描いた映画。

ずっと居たかのようにあのコトー先生が居て、20年間この島を支えてきたんだな〜って伝わってきて、序盤から涙が溢れた。

あのキャラ
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.3

事実を元にした、耳の聞こえない女性のボクサーの話。

試合や練習、日々を静かに繊細に描いている。表情豊かではない主人公だからこそ、感情が伝わるものがあった。

耳が聞こえない分、観察力が鋭くて
僕らに
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.1

ボクシングが好きだけど弱い主人公と周りの人を描いた作品。

カッコつけるためにボクシングを始めたけどセンスがあった男、チャンピオンになるために必死な男とそれを心配する彼女。
上手くいかないことばかりだ
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空白(2021年製作の映画)

3.4

理不尽に怒る系の親は、観てて本当しんどい。メディアの黒い部分も、正義感を振りかざして自分が認められたいおばさんも、追い込まれて関係ない人に当たってしまう主人公も、観ててほんとしんどい。

でも人間を知
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.1

原作未読。今泉節は少なめかなあ。
登場人物多くて、誰が誰か分かんなくなることあった笑

エピソード盛りだくさんだったから、一個一個が薄く感じたけど
何か大きな理由とかはなくて
気持ちひとつで大きな決断
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.9

自閉症の妹、足の悪い仕事をクビになった兄。どうしようもなくなり、妹の体を売って生計を立てて生きる話。

お金がなさすぎてゴミを漁ったり、
妹の身体を売るという、観客があり得ないと思うようなことも、痛々
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his(2020年製作の映画)

4.0

同性愛者に対する古い考え方の押し付けが苦しい。

僕は同性愛者ではないけど、常識と違うところを生きづらいと感じることは誰にでもあると思うから、刺さる部分があると思う。

その中で必死に生きる人はやっぱ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

涙腺崩壊しっぱなし!
主人公変えたのも良かったし、新しいものを作る気概もビンビンに伝わってきて
本当に面白かったです。
映画館で観て良かったーーー!

そばかす(2022年製作の映画)

4.4

人生で恋愛感情が湧いたことのない女性が、周りの常識に揉まれながら生きる話。

代わりに感情を爆発させる前田敦子の「なんで少数派は居るだけで苦しまなきゃいけないの?声を上げることすら許されないの?」(み
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

3.8

スターウォーズなどの特殊効果のプロ、フィルティペットが30年もかけて作ったストップモーションアニメ映画。

フィルティペットは、双極性障害で自閉症で失読症らしく
本人曰く、自分の中の“正しい”を持って
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.8

「愛がなんだ」の今泉監督の最新作。今年の邦画で断トツ好きでした。

妻が浮気したことを知って、ショックを受けなかった自分にショックを受ける旦那さんの話し。

こちら側の想像の余白がたっぷりあって、まる
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RRR(2022年製作の映画)

1.1

内容は面白いし、友情に泣いたけど

痛そうなのが苦手なHSPにとっては、終始痛そうなのがだいぶしんどかったです。入り込めませんでした。盛りだくさん過ぎて長く感じた。エンドロールでのダンスの追い討ちも、
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街の上で(2019年製作の映画)

4.6

「愛がなんだ」の今泉監督による映画。

いやあ、やっぱり大きなことが起こらない感情がぐるぐるする邦画が好きだ。
本当に起きそうなことの積み重ね。その辺に居そうなただただ愛しい登場人物たち。全てが違和感
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

1.2

うーん、楽しみにして観たけど、ハマらなかった。
西加奈子原作、明石家さんま企画の映画。

個人的にハマらなかった理由
・醜い、滑稽、の少し前時代的な笑いが多くて、押し付けられてる感覚がしてそこがどうし
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ふがいない僕は空を見た(2012年製作の映画)

3.8

丁寧に淡々と
不幸、不遇を描いてて
でも押し付けの感情がなくて
ぐっと引き込まれる。
言葉だけになる画面も好き。

やるせないなあー

「生きて、そこに居て。」

これに尽きる

人間失格(2009年製作の映画)

2.7

鬱だねえ。
心にじわーっと黒い感覚が広がる。いい映画。
石原さとみがレイプされるのが、ほんとにしんどい感覚になる。

最後の演出が長いしだいぶ胸焼けした。

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.7

すごく気分屋で勝手な女の子、サマー。
それに振り回されちゃう主人公。そんな2人の500日の話。

未来がどうなるかわからないことを受け入れて、その時その時の自分の感覚を大事にできるサマーはすごく魅力的
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.8

爆泣きした。

子供の才能を伸ばすべきVSのびのび過ごさせてあげたい

才能が突出してる子供が軸に展開されてるのだけど、
ここまでわかりやすくなくても、親が無理やり勉強させるさせない問題ははるか昔から
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

1.9

漫画未読で視聴。

乗れなかった。
しーちゃん役の永野芽郁の口調がどうしても合ってないのが気になってしまう、
心情を言葉にしすぎるのが現実味をどんどん薄くしてしまう。
ここを受け入れられた人と受け入れ
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.8

本当良かった…

四畳半神話大系よりポップで、でも表現方法は多分に残してて、爽やかな読後感。

元々やってた湯浅監督が、どうしても大ヒットを出したくて試行錯誤してる中
その足跡が、別の監督によってこの
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さがす(2022年製作の映画)

4.5

すごい映画だった…頭の中ぐるぐるする。
少しずつなぜそうなったかがわかる構成になっててずっと引き込まれる。
えげつなくて、めちゃくちゃ面白かった…
それぞれが必死に生を全うしてる。
まだ頭の中が整理さ
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