Ya映画鑑賞さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

羅生門(1950年製作の映画)

3.0

ごめんなさい…どうしても、泣いてばっかの女とかヒス起こす女とか、ぐじぐじ言ってばっかでなかなか本題に入らん奴が、受け付けられんのです…

#誰も悪くない

2021.15本目

無法松の一生(1958年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

太鼓のシーンで急にカメラワークが動き出す演出、鳥肌立っちゃった。

最後までプラトニックだったことが、松五郎の魅力を爆増させている。最後まで、優しくて強い頼れるガキ大将のままでいてくれた感じ。

時々
>>続きを読む

ゆれる(2006年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

こういう映画ずっと観たかった。

最後の捉え方とか兄の笑顔の見え方って、自分のそれまでの経験とか兄弟観、性格、深層心理に凄く左右されると思う。映画を観ているうちにそういう自分が炙り出される思いがした。
>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

3.5

ああも正面から人を映されたり、同じ地点からずっと眺めさせられたりすると、下手にカメラが動くよりかえって心情がひしひし伝わるものだと感じた。

今作では、戦後社会における伝統的家族観の瓦解が一つのテーマ
>>続きを読む

柘榴坂の仇討(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

これも音楽が久石譲。知らずに借りたけど、…いやこれもうそうやん、となって、エンドロール見て案の定久石譲氏。

仇討禁止令というものがあったというのは初めて知った。

本来時代は大勢の人々が作り上げるも
>>続きを読む

花戦さ(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いやこれめちゃくちゃ久石譲、と思ってエンドロール見てみたら案の定久石譲氏。

狂言×歌舞伎×花道×茶道×映画。

キャスティングといいストーリーといい、色んな角度から日本文化というものを考えさせられる
>>続きを読む

太陽は動かない(2020年製作の映画)

3.9

ドラマ未履修で鑑賞。しっかり言葉を聞いていればストーリーには問題なくついていける。
激しいアクションシーンと静寂の過去編との行き来が、かなり心地いい緊張感を生み出していた。
音楽、特にクライマックスが
>>続きを読む

ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけど HAPPY(2002年製作の映画)

2.0

ジャニーズファンのための映画だろうし、まあこんなもんかなと。良い意味でも悪い意味でもなく。ファンは十分楽しめる作品に仕上がっていると思う。

笑ったかと思えばどん底に落ちたり、結構ぐちゃぐちゃなストー
>>続きを読む

ハッピーフライト(2008年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。良質コメディ。

おどおどしてた田辺誠一が、ある一時を境に肝を据わらせて一人前になる。その移りに感動した。

強いて言えば、着陸してからもう一つくらい小さな山か笑いが欲しい気もする。

>>続きを読む

風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.8

何度目かの鑑賞。
冒頭の音楽の入りで、なぜか泣きそうになった。久石譲さんはやはり天才だ。美しすぎる夢中飛行と、少年の夢。

要所は勿論それ以外でも、なぜかわからないが涙が込み上げてくる所があった。
>>続きを読む

LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ハードボイルドの世界。
一切子どもに妥協しない、初期のルパンを感じさせる。気絶させる手段が眠り薬とかじゃなくて注射器だったり、次元だけでなくルパンも拳銃で人を殺してたり…明らかに暴力度が上がってる。
>>続きを読む

大奥(2010年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

今よりも男尊女卑の厳しい江戸時代における男女逆転、というのが、面白い世界観設定。花魁が男っていうのに少し笑ってしまった。
面白い世界観なのに、その面白さをありきたりなオチで半減させてしまっているように
>>続きを読む

ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.8

久々に見た。
笑いあり、涙あり、ってこういうことなんだろうなあ。
とにかく設定が面白い。

そして三谷幸喜さんの作品は、笑い・コメディ要素が、ただのおふざけに留まらず、観客にとっての「救い」として用い
>>続きを読む

実録 新選組(2006年製作の映画)

2.9

新選組は、好意的な人とそうで無い人とでその意義の解釈に大きく差がある。この映画はその点、彼らを美化せず汚い部分もふんだんに取り入れている。これは、任侠映画とかをよく撮ってる監督の影響でもあると思う。>>続きを読む

神様のカルテ2(2013年製作の映画)

3.4

1より2の方が好き、という珍しい映画。
今作は「家族の時間」により焦点が当てられていた。離れていても心は…とか純粋に信じられるような夫婦は稀だ。やっぱり、自分はあなたを思っている、と相手に言葉で伝える
>>続きを読む

神様のカルテ(2011年製作の映画)

3.2

医者は患者の拠り所となり、同時に患者の姿に勇気と励みを貰う。
患者は医者のお陰で安らかに旅立ち、医者が背負った辛さは妻や同居人が和らげる。
人は誰かを救いつつ誰かに救われているということが、この作品独
>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

素晴らしい。
私の中でこれを超える映画は、もう出てこないと思う。
久石譲さんの音楽にも、毎回鳥肌が止まらない。
この映画が生まれてきてくれて、本当に良かった。


村を守ったのに、呪いを受けたせいで別
>>続きを読む

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

全く未履修の状態で鑑賞。
映像美はやはり圧巻で、特に雨の描写が印象的だった。

未履修だからそう思うのかも知れないけれど…戦後数年間音信不通にしておいて少佐が会おうとしない理由が、軽すぎやしないだろう
>>続きを読む

|<