トンヌラさんの映画レビュー・感想・評価

トンヌラ

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レナードの朝(1990年製作の映画)

3.8

これが実話を元にされていたと思うとすごい出来事だなと思った。人の命を蘇らせてまあ奪ってしまう。その葛藤には胸をうたれた。ダンスシーンで痙攣が治っていくシーンも儚さがあって沁みる。最後主人公が一歩踏み出>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

アメリカに限らず、海外の人はこれを観てどう思うのかが知りたい。別に日本に同情してほしいとかは無いが、今のアメリカ人はこの歴史から何を感じ取っているのか知りたい。
というか最後アインシュタインが偉大だっ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

人生の選択から生まれる後悔や、あり得たかもしれない可能性をマルチバースを通じて描き、その行き来によって今の自分を愛せるか、そんな映画でした。SFやアクションやコメディ、パロディを駆使して、くだらなさの>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

人と人の関係性が少しずつズレていく有様が、自国の内戦と重なって描かれていた。
そういったズレは昔も今も変わることなく、墓まで続く争いを引き起こしている。
今の時代に呼びかけるような映画でした。

AFTERGLOWS(2023年製作の映画)

3.7

夢と現実が混ざり合うような、光と影が混ざり合うような、生きていることの曖昧さの中に引き込まれるような映画体験でした。
亡くなった妻の光と影と、自分の存在の確かさを求めて東京を走る、どこにも辿り着けない
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.7

甘く切なく、少しづつ自分と向き合い、発見していくその過程が丁寧で美しかった。
最後の父との会話は素晴らしい。
イタリアの風景も美しい映像だった。

そして人生はつづく(1992年製作の映画)

3.7

映画であり、ドキュメンタリーであり、見ていて絶妙な距離感が保たれているのが素晴らしいと感じた。映像の美しさにも現実の過酷さにも、そしてイランの人々にも想いを馳せれる余白がある映画でした。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.6

静かで繊細、多くを語らず、良い余白を感じる映画でした。

カモン カモン(2021年製作の映画)

5.0

すばらしい映画でした。
甥っ子と向き合う生活の中で、自分自身を発見し、また他者を想う尊さが描かれていました。
子供も大人も生きることに悩み、誰かを必要としている。そんな姿を肯定してやさしく掬い取ってく
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.6

大きなドラマが起こる映画ではないが、人が向き合い続けるその機微を描いていた。
過剰にならず、そのままを描くような丁寧な作品でした。

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.5

人への想いを馳せた良い映画でした。
どこにも拠らない子供を中心に据えたことで、それぞれの事情も、選択も、善悪に寄らず等しく見えて、同等に想いを馳せることができた。
最後のおばあちゃんの演出はかっこいい
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.3

わかりやすく泣ける映画でした。
出演者たちの表情が豊かで、時には言葉よりも多くのことが伝わる映画だった。
物事を両側面で見ること。あの無音のシーンはまさにそれを表していて、心が動かされるシーンだった。

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

5.0

人生が詰まった映画だ。
人には運命があるのか、ただ風に吹かれているだけなのか。その両方なんじゃないかと、すごく大きな器で僕らを掬い取ってくれる映画。

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