トニー・レオンがただただかっこいい。「映画でもおごるよ?」今の時代に言ってみたいものだ。
『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』で紹介されていたので鑑賞。ホラー的な演出という観点で目を引く部分がありつつも、全体の構成としてはよくあるハリウッド映画という印象。
このレビューはネタバレを含みます
冒頭の演出から引き込まれる。描くことは記憶すること。『君の名前で僕を呼んで』と双璧をなすような傑作です。ヴィヴァルディを聞く度にこの作品を私は思い出すだろう。
2回目の鑑賞。コース・メニューの組立てを考えるように、ジョン・ウィックが武器を選ぶシーンが美しい。プロは道具にこだわるのだ。
泣いた。冒頭から泣いた。西加奈子の作るお話が好きだ。そして、大竹しのぶは本当にうまい。
ニルヴァーナのヴォーカリスト、カート・コバーンの死の真相に迫るドキュメンタリー。映画というよりは再現映像と検死の専門家などのコメントで構成。
当時のシアトル市警の杜撰な捜査、妻のコートニー・ラブの録>>続きを読む
ホラーとは一括りにはしがたい秀作。自らの常識が揺さぶられる。衣装とセット含めた世界観、セットが素晴らしい。
通常版とプロットの大筋は同じ。水辺の儀式の追加、登場人物の描写の深掘りなど。
長尺でしたが、最後まで楽しめました。アナ・デ・アルマスをもっと見たかったなぁ。
トニー・レオン、マギー・チャンの優美な演技、構図、色使い、音楽、すべてが愛おしい。
映画は時空を超える。そんな可能性を感じさせる作品。クリス・マルケルの『ラ・ジュテ』を初めて見たときの衝撃を思い出した。ヨハン・ヨハンソンの作品をもっと見られる世界に行けたらどんなにいいことだろう。