開始早々、荒れる主人公とカメラワーク。主人公は様々な問題を一人で抱え込んでおり、見ていてつらい。リアルな演出や不安定な映像によって、彼女が過酷な環境で生き延びようとしていることが伝わる。
主人公と>>続きを読む
主人公である二人の人物の描き方や関係性など理解しにくい部分もあるが、この作品を美しいと感じ、強い関心を持っている人の気持ちも何となく分かる。
二人の間には、特殊な環境が生んだ歪んだ愛があるが、野生>>続きを読む
この映画は、オクターヴ・ミルボーの小説「小間使の日記」を原作としたルイス・ブニュエル監督による作品である。
今作においても、ブルジョワ階級などに対する皮肉が込められているが、彼の後期の作品のような>>続きを読む
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名匠ビリー・ワイルダー監督によるこの作品は、アルコール依存症の恐ろしさを、売れない小説家を通じて描いている。
酒を隠す、酒が近くにあれば安心するという点だけでも十分依存していることが伝わるが、酒を>>続きを読む
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この映画はドイツで起きたテロ事件から着想を得た映画であり、主演であるダイアン・クルーガーの迫真の演技に序盤から引き込まれた。
家族、正義、海の三章によって構成されており、それぞれの章で彼女が経験す>>続きを読む
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主人公のハリーは誰もが認める盗聴のプロであり、様々なアイデアによってどんな会話も盗聴する。
彼は日常生活においても必要以上に盗み聞きをしたり、人を観察したりする。頭の中にいろんな発想があるので、誰>>続きを読む
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私のお気に入りの監督であるルイス・ブニュエルによる晩年の傑作。
初めはこんな映画もありなのかと思ったが、彼の皮肉的で自由な作風の虜になっている。この作品もいい意味で無茶苦茶だった。
不思議な世界>>続きを読む