モナリザのクールさ、彼女を取り巻く環境、劇中歌、どれをとっても不安定なカッコ良さがあり、非日常を味わう映画として最高でした。
正直なところ、あまり予算がかけられていないと感じましたが、それすらも魅力>>続きを読む
FBIからの取り調べを受ける一人の女性についての話。
彼女の緊張と恐怖、その他多くの感情の起伏が一人称視点で表現されるシーンは、観客の不安も煽ってくる。
組織の中で、大成したいと思っても、そうはいか>>続きを読む
どこか夏の終わりを受け入れられない若者たちが、夏の最後の夜が明けるのを何もないまま待っていることができず、もがく姿が描かれる。
それぞれのキャラ立ちがしっかりしていて、
若者たちの群像劇がだんだんと>>続きを読む
卒業を迎えるアイドルが卒業したメンバーとともに、卒業ライブを作っていくという作品で、たった85分という時間なのに、最後のライブでは、ずっと応援していたアイドルの最後を見届けているような気持ちになりまし>>続きを読む
考えさせられる作品でした。
多様性を謳っていくつもの映画が制作されている近頃、マイノリティに当てはまる人を扱った作品を見て、分かった気になっていた自分がいました。
マイノリティの人を理解してあげる>>続きを読む
「テキトーに」
やりたいこと、なりたい自分はあるけれど、今の自分を大事にしなくちゃやっていけない。
命がある限り、どんな失敗もへっちゃらという気持ちで構えていた方が、きっと人生は楽になる。
理想ば>>続きを読む
圧倒的な画の力があり、ゴジラとの距離感が近く、あれだけの存在と対峙した時の恐怖を感じました。
ゴジラのビジュアル、行動、鳴き声、熱線放射などゴジラ単体の魅力は溢れていましたが、人間側には魅力を感じら>>続きを読む
AIと人間はどこが違うのか、AIと人間はどう付き合っていくのがいいのかを考えさせられました。
AIの発達した未来で、アジアの原風景が良い味わいを出していたし、監督の日本のカルチャーに対するリスペクト>>続きを読む
どちらも周りからは変わり者とされているが、出会ってしまったら離れられなくなってしまう。
お互いに向けた贈り物が、心温まるもので、あの二人にとって、大切で心のこもったものなんだとわかりました。
自分>>続きを読む
超大作でした。
ただ尺が長すぎた感は否めない。
素晴らしい布陣で作られ、助演女優の演技も光っていたことをみると、評価するべきだと思います。
少し期待しすぎてしまったのか、監督の他の作品と比べると、>>続きを読む
三遍にわたって、スリルとバラエティが緩急をつけて現れて、笑ってしまうシーンがいくつもありました。
唐田さんが近頃になって幾つかの映画に出演されていることが単純に嬉しい。今後の作品も楽しみ。
無邪気すぎて、素直すぎて、うるさすぎる男の子とは裏腹に、大人たちの静かさ、居心地の悪さが共存しており、そのギャップが妙におもしろかった。
ロードムービーとしても、家族の物語としても良い作品でした。
個人的に3時間という長尺を感じず、ひたすら浸っていられる時間でした。
岩井監督の作品は鑑賞中も鑑賞後も、"浸る"という表現が合っているなと思いました。
吸い込まれそうなアイナジエンドさんの歌、繊細>>続きを読む
目を背けてはいけない。
綺麗事では済まされない。
生きている意味は何なのか。
心があることの証明方法は存在しない。
世間が足を踏み入れようとしない話題に真摯に向き合う素晴らしい作品で、深く考えさせ>>続きを読む
原作は未読で、舞台挨拶付きで鑑賞。
舞台挨拶では、井浦さんの”今泉監督がこれまで撮ってきた若者たちのキラキラとは違った作品”という言葉に納得がいったし、真木さんの主人公かなえへの愛が伝わったし、瑛太さ>>続きを読む
テキトーで空っぽな主人公が、一人の女の子に恋をし、想い続ける物語。
恋愛に不誠実で、何人もの相手を悲しませてきた主人公は、最愛のまなみちゃんには真剣な想いを寄せるが、何をしても軽く受け流され、本気で>>続きを読む
村の人々が起こしてしまった、残酷で無慈悲で悲しき事件。
混乱に乗じて、噂話が人から人へ伝わり、人々の抱える不安、恐怖が引き起こしてしまった惨劇。
身分、生まれ、性別、職業、あらゆる違いはあるけれど、>>続きを読む
強い憤りを感じた。
人種差別という問題を無視してはいけない。
程度の違いはあれど、世界のそこら中で人種差別が起きているのは事実で、時には事件として取り上げられ、それに触発され大きなムーブメントが巻>>続きを読む
ヒッチコック監督の作品に散りばめられたトリック、考え抜かれた見せ方、監督自身の遊び心を知ることができた。
作品の中に込められた、いくつもの革新的な表現、その作品たちが今の映像作品に与えている影響は計>>続きを読む
歴史の中で、正当な評価を受けることができなかった人の物語。
性別や容姿、年齢等ほんの小さなことで、存在を軽く扱われ、認めてもらえないことが、この世の中にはあるのだと分かった。
多くの人に認めてもらう>>続きを読む
ティーンエイジャーのタートルズは、ミュータントとして人間たちに認めてもらえないことをどうにか克服しようとする。
そんな彼らの姿は、誰かに認めてもらおうと頑張る人間そのもので、見た目の違いなど関係なく、>>続きを読む
アイドルだった一人の女性が、俳優へとキャリアを転向し、その変化の中で自分をだんだんと見失っていく姿が描かれる。
不穏な空気が始めから流れながら、それがどんどん深くなっていき、時を経るごとに何が現実か>>続きを読む
思春期の感情の不安定さ。
恋すること、愛すること、それに伴う痛み。
繊細で壊れやすい人間の感情。
アニメーションの美しさと、声優さんの演技に感銘を受けたが、特に久野美咲さんの演技が印象的だった。>>続きを読む
1回観て、感想を書く前に2回目を観ました。
それくらい自分には、刺さる作品でした。
フィルムの質感で映し出される夏の風景の美しさに圧倒されながら、思春期全開の 13歳の少年と16歳の少女の危なっかし>>続きを読む
鳥山明さん原作ということで、キャラのビジュアル、マシンデザイン、戦闘シーンまで、鳥山さんの世界が広がっている。
特に、老人と悪魔のコンビが良い味を出していて、お互いに良さを引き立たせる素晴らしいコン>>続きを読む
四つのエレメントが暮らす街で、火と水という相容れないエレメント同士が恋に落ちる話困難を乗り越えようする二人に、文字通り、化学反応が起きる。
エレメントの物理的な特徴を活かした暮らしや台詞、小道具が緻>>続きを読む
魅力溢れるロボット達が迫力満点の戦闘を繰り広げる作品で、胸が熱くなった。
ミラージュはキャラが立っていて面白い戦闘が見れたし、なんといってもバンブルビーの戦闘シーンがカッコ良すぎた。
安定感があり>>続きを読む
抑圧され、こうあるべきだという凝り固まった見方をされてきた女性に、もっと自由に生きていいんだ、自分のままに生きていいんだというメッセージを届けてくれる。
女性は、理想の体型が固定観念化していたり、そ>>続きを読む
自身のセクシャリティによって、世間からも家族からも見放されてきた主人公は、海兵となり、自分の存在を認めてもらおうと奮闘する。
海兵隊の訓練は想像を絶するほど過酷で、同じ訓練兵の仲間にも、うまく馴染め>>続きを読む
7作目となる今作は、敵対する相手が、これまでとは一風変わっており、その得体の知れなさが観ていてハラハラした。
お馴染みのキャラも、新しいキャラも魅力に溢れ、Part.2では、どんな結末を迎えるのかが>>続きを読む
部内で少人数のグループを組み、各々で決めた曲を演奏するアンサンブルコンテストの校内選考が描かれる、1時間というコンパクトな特別編になっている。
グループを組む段階での少しのいざこざ、グループ練習での>>続きを読む
一度観賞しただけでは、深く読み取ることはできなかったけれど、"自分だけの世界を大切にしろ"、"好きに生きていいんだ"という風に、前向きな気持ちにしてもらえた。
哲学、答えが一つに決まらない学問。
皆の意見が尊重しようという姿勢が素晴らしいなと思った。
幼少期だからこそ、豊かな心、他人を思いやる気持ち、広い視野を育むことはとても重要なんだなと思った。
子供>>続きを読む
とっても繊細で壊れやすい、脆くて柔らかい
そんな不安定すぎる、少年たちの、感情、愛情の物語。
行き場のない感情を上手く表現する術も持たず、暴力的な表現になってしまうところは、「裸足で鳴らしてみせろ」>>続きを読む
京都という風土を存分に生かしつつ、原作の台湾版とは性別を逆転させた点が面白いなと思った。