なださんの映画レビュー・感想・評価

なだ

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異人たち(2023年製作の映画)

3.8

前情報無しで観られたのはラッキーだったかもしれない。

山田太一原作と映画「異人たちとの夏」も含めてあらすじは読まなかったので余計なイメージに邪魔されなかった。
パズルのピースが欠けている部分を推理す
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

5.0

「タイガー伝説のスパイ」のカビール・カーン監督(続編タイガーは違う監督)SS ラージャマウリパパから持込まれた話をきっかけに映画化(パンフより)

なだとインド映画のファーストコンタクトであり不動のオ
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

引き続きミア・ゴスちゃん見たさに鑑賞。

前作「X」の60年前の前日譚なので、最高齢シリアル・キラー爆誕エピソードを期待していたが、ただゝパールの欲求と現状不満を見せられるので、前作よりもホラー要素が
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

真面目に考えれば人の弱さをついたホラーかと思うが、実はツッコミどころ満載の面白い作品なのかもしれない。

主演のアレクサンダー・スカルスガルドは、ターザンやヴァイキングなど力強い男の役が多い印象ですが
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慌てず騒がず(2023年製作の映画)

3.6

高齢者問題はインドでも同じ
独居老人の家に仕立屋が泥棒に入る。低所得な仕立屋も金に困り仕方なく泥棒に…負の連鎖だな。

ジャッキー・シュロフのお家に泥棒に入るなんて命知らずw

タイガー・シュロフの父
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Fighter(原題)(2024年製作の映画)

-

リティク・ローシャン見たさにヒンディー語→英語字幕の映画を鑑賞。もう拾えた単語でストーリーを推察💦
なのでスコアは保留中‥

コロナ禍の2022年に制作され2024.1.25に公開したばかり。

予告
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

5.0

レビューにネタバレが含まれています。未見の方はご注意下さいね🙇


フリッツ・フォン・エリック
「鉄の爪」を必殺技として巨大な手と強靭な握力で、こめかみ(顔)を掴んでギブアップをとるのはこの人とその息
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WHO AM I?(1999年製作の映画)

3.8

ジャッキー・チェンハピバ🎂🎉

久しぶりにXXXXXさん主催、香港映画見ようね会参加です!

謎の隕石を回収する特殊部隊隊員ジャッキーが事故で記憶喪失に。
兵器利用の思惑とそれを知る部隊が消されてしま
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

「世界は核の脅威に晒されている」
クリストファー・ノーランが訴えたいのはこの事なのだなと思えました。

日本の原爆投下シーン有る無し論争とかしなくてもよい事で、
ノーラン監督の表現は実際の原爆投下の映
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

4.2

あれ!?4DXはあるけど何処もIMAX上映しないとな…

確かに前作「アフター・ライフ」の熱量はないものの全体を観れば悪くない作品だと思います。

ただ中だるみ感があるので、もっと絞ってスピーディーし
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

IMAX前から4列目中央

没入感半端ないこの席で鑑賞。
シャラメ君の巨大な寝顔に添い寝している気分になれたのは嬉しかったのですが…

ここは砂の惑星
砂かぶり席でした…
見終わると砂だらけの気分に。
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.8

Followingハンスウさんのお薦めモノクロを鑑賞。

人の縁とはなんて奇なるものなのだろう。
天涯孤独な9才の少女アディ(テイタム・オニール)を葬式の席で押し付けられた詐欺師モーゼ(ライアン・オニ
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俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー(2024年製作の映画)

3.9

ジョン・シナの振り切った仮装が見どころ🤣
「グリーンブック」のピーター・ファレリー監督が、ふざけ過ぎてないかと思ったが見終ると芯の通った良作でした。

悪ガキ3人がイタズラの犯人として作り出した空想の
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ブリンダーヴァナム 恋の輪舞(2010年製作の映画)

3.8

20代のNTR.jr(RRRのビーム)
親しみを込めてタラクさんと呼びます。

大富豪の息子でありながらとても庶民的な衣装。駆落ちカップルを助けたり兄貴と慕われるクリシュ(NTR.jr)
彼女の親友の
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.0

ケイレブ・ランドリー・ジョーンズの独壇場。
彼が観たいから劇場は逃せず😆
ストーリー的には単純な構成なですが、ケイレブ君の演技力に釘付けです。

劇中シェイクスピアの話題もあったり心に響く良いセリフが
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.8

バリー・キオガン好きなら間違いなく彼のねちっとした演技を堪能出来る。

奨学生オリヴァー・クイック(キオガン)の迷いや計画性を臭わす演技が素晴しかった。

ストーリーはスクールカーストモノ。人気者フェ
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

5.0

最・高!👏✨✨
今年イチ好き
(⚠頭足りないレビューです)

キングスマン・ファースト・エージェントで少しテンションが降下した「キングスマン」好きさんは観て欲しい😂

モチロンネタバレ厳禁で。

列車
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

3.8

ベルギーのバス・ドゥオス監督お初鑑賞。
静かで少し違和感と疑問を感じるストーリーは私好みです。

冒頭タル・ベーラを思い出させる部屋の長回し。
まるでその部屋に囚われているような表現に心を掴まれる。
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

少年は父親の背中を見て学ぶ。

それが視力を失った少年なら余計に父の事を感じるアンテナが敏感なのかもしれない。

長期の裁判は人々の邪推を呼び、1つの夫婦の諍いが赤裸々に裁判で公開される。

何よりも
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ザ・フェイス/誰だ!(2014年製作の映画)

4.3

2つの顔の人生の重みを知る

顔半分に火傷を負った訳ありの男は、皮膚移植されて助かると別人の男の顔に…。

ジョン・ウーの『フェイス/オフ』に近いのかと思ったら全然別物の物語。
ダブル主演に従兄弟同士
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“ロミオ”・ラージクマール(2013年製作の映画)

3.7

恋かケンカか、ケンカか恋か♫

ちんぴらロミオ・ラージクマール(シャーヒド・カプール)は昔助けた女の子チャンダとの再会で一目惚れ。

親分に頼まれた任侠仕事も愛しのチャンダの前では失念。チャンダをロリ
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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

エゴイスト=利己主義者

タイトル通り斉藤浩輔(鈴木亮平)の自己中心的思考で物語は進んでいく。

最初の鈴木亮平の後ろ姿から一発でゲイとわかる所作の演技力に惹き込まれました。
この役者ホントに凄い。
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二百三高地(1980年製作の映画)

3.7

映画『ゴールデンカムイ』熱が冷めやらず。「不死身の杉元」爆誕の歴史を紐解きたく鑑賞。

「宇宙戦艦ヤマト」の舛田利雄監督の代表作。
舛田監督が脚本を気に入り、約15億円の予算で制作。
戦場のシーンは爆
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

主人公「不死身の杉元」
その名の由来である日露戦争での激戦地「203高地」のシーンがかなり丁寧に描かれていて、オープニングは心掴まれました。

アイヌの埋蔵金を横取りした男は網走刑務所に収監。
80億
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弟は僕のヒーロー(2019年製作の映画)

4.2

家族で迎えた待望の弟の誕生

ダウン症という障がいを持って産まれたジョー。5歳上の兄ジャックにとってそれは特殊能力。スーパーダウンと言うほど自慢にしていた弟ジョー。

やがて兄弟は成長。兄ジャックは思
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

誰が一番哀れ?
原題Poor things 「可哀想に…」は憐憫と他人事の意味に取れる。

登場人物の価値観が交錯する中、胎児の無垢な脳で世の中をみるとこうなるのか…と面白かった。独特の絵本のような世
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上海バンスキング(1984年製作の映画)

3.8

2.26事件後軍国化する日本。
逃げ出すように上海でジャズ演奏家を夢見るシロー(風間杜夫)
は、まどか(松坂慶子)を日本から騙して連れ出す。

バンスキングとは前借王

戦争のきな臭さが背景にあるが、
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ゲットバック(2016年製作の映画)

3.3

『ネバーエンディングストーリー』のウォルフガング・ペーターゼン監督。2022年に他界されているので最後の作品なのかな?

『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』から例の2人ティル・シュヴァイガーとヤン・ヨ
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

5.0

IMAX、4Kリマスターなど画質が進化する昨今に何故あえてモノクロに挑戦!?
しかし評判を聞いて観に行きましたら…

コチラのほうが断然良かった!!


カラーでは涙は出なかったシーンに泣いた😭

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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.9

映画好きが集う呑み屋で教えてもらった今作。

沢田研二(ジュリー)扮する中学校物理教師が、原子力発電所からプルトニウムを盗んでお手製の原子爆弾を作り政府を脅迫するストーリー。

原爆って個人で作れんの
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さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 4Kリマスター(1978年製作の映画)

5.0

思入れが前回の100倍クドいので興味のない方はスルー希望で!!🙏

小6から50回以上は鑑賞している「さらヤマ」(勿論DVD有)
未知の敵「白色彗星帝国」のテーマが重厚なパイプオルガンで始まる感動を再
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ポトフというと西洋おでん
シンプルだか複雑に素材が味を出し合う美味しい料理だ

優しい料理の数々
料理には作り手の優しい気持ちが無いと美味しく感じない。

美食家ドダンの考案したレシピをイメージ通りに
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

願いは叶えてもらうものではなく、自ら叶うように努力するものなんですね。

クリス・パイン、アリアナ・デボーズの歌は聴き応えあって素敵でしたが、ストーリーはハマれず。
王様が願いを隠す理由が理解出来なか
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ヴィクラムとヴェーダ ヒンディー語版(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

タミル版もあるが、コチラはヒンディー版

犯罪者撲滅の為に偽装襲撃をして犯人を撃ち殺す警視のヴィクラム(サイフ・アリー・カーン)
弟を偽装襲撃で殺されたヴェーダ(リティク・ローシャン)

相対する立場
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ただ空高く舞え(2020年製作の映画)

4.3

空にも貧富の差があったなんて…

貧しい者は飛行機も利用出来ない差別。既存の航空会社は高級なサービスで運賃を高価にする。

お金が足りなくて飛行機に乗れず父の死に目に会えなかった男が立ち上げたインド初
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特捜部Q 知りすぎたマルコ(2021年製作の映画)

3.5

キャスト一新の評判が芳しく無いので観ていなかったが、キングダムで北欧熱再燃。

列車でデンマークに不法入国しようとしたロマ人の少年。
保護されるが一言も話さない。だが持っていたパスポートは公費横領の疑
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