なださんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

偽りなき者(2012年製作の映画)

4.2

人との信頼が、ひとつのウソで壊れていく。本当に恐ろしいのは人間だと言うことをつくづく感じる作品。

幼い少女の思い通りにならない怒りから口をついて出てしまった嘘が、大好きなルーカス先生(マッツ・ミケル
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.9

IMAXでダニエル・クレイグさん最後のボンドを堪能してきました。

予告を見過ぎてアクションシーンに新鮮味を欠いてしまったけど、まだまだ魅力は沢山あります。パロマ(アナ・デ・アルマス)のギリ胸とお御足
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ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

4.0

ダニエル・クレイグさんが新ジェームズ・ボンドに決定した頃から新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』迄のドキュメンタリー。

金髪のボンドってクレイグさんがお初だったのかぁ…と改めてびっくりした。
髪色にも国
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

全てはスペクターに集結する。
ってタコ足に色々集結してるけど良いのか?ル・シッルフ小物じゃないのか?

ダニエル・クレイグ版007再鑑賞の日々『スペクター極上爆音上映』を観てからの『ノー・タイム・トゥ
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.3

ダニエル・クレイグ版007第3作目、再鑑賞。

監督が変わるとお洒落感も変わる。良い構図が沢山ありました。ストーリーの完成度も高く、1番好きな作品。

今回は古いものを排除する流れに抵抗する事を意識さ
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ダニエル・クレイグ版007第2作目、再鑑賞。

1作目からすると、少しトーンダウンするけどカーアクションや追跡シーンは手に汗握る。

ヴェスパーを亡くした傷心ボンドの「ぼかぁヴェスパーの事なんて吹っ切
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ダニエル・クレイグ版007第1作目、再鑑賞。

ダブルオー昇格には2人の殺人の経験が必要なんで知らなかった。
冒頭のモノクロ仕様がダニエル・クレイグ版の幕開けになる粋な演出。オープニングもカッコいい😂
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.6

原作は未読だが画面から村上春樹感漂う映画。でも濱口竜介監督の世界観はしっかりと伝わる。
1人の女性を愛し続ける西島秀俊さんのブレない芝居が良い。

妻の死後、広島の演劇祭で自ら演出する多言語劇(日本語
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ヴェルサイユの宮廷庭師(2014年製作の映画)

3.6

アラン・リックマン監督作品。

ヴェルサイユ宮殿の庭園を女性庭師が大抜擢されて造る話。
映画で苦労して造ったのは舞踏の間。

ヴェルサイユ宮殿が舞台なので泥々しい人間関係の話かと思えば、その辺は蓋をさ
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

4.0

フォロワー様の隠れた名作とのレビューをみて鑑賞。

巨大な太陽フレアでニューヨークにオーロラ発生。磁気異常が無線を通じて30年前に死んだはずの父と無線で話せるようになる。

ツールが無線ってのが何とも
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恐竜が教えてくれたこと(2019年製作の映画)

3.0

11才のサムは末っ子で自分が家族の中で1番最後に死ぬことを不安に思っている。

私も小6の頃同じ様に思っていたので親近感で鑑賞。家族が全員年老いて死んだら自分はどうやって暮らすのか?って

サムは家族
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ワイルド・スピード1〜8まで1ヶ月かけて初見イッキ見

登場人物の人間関係はバッチリでしたが、朝8作目を観て劇場に9作目を観に行くと、乳幼児だったドムの息子リトル・ブライアンが5才位に育っていたのに驚
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ちょき(2016年製作の映画)

3.0

ムロツヨシの『マイ・ダディ』を見る前に監督の予習。
盲目の女子高校生と妻を亡くした理容師の恋の話。

その女子高校生は亡き妻の教え子で、母親の虐待で失明すると言う凄まじい設定なのだが、増田璃子さん演じ
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マイ・ダディ(2021年製作の映画)

3.8

良い映画の試写会に当たって感謝。

このムロツヨシさんはは観ておいたほうが良い。
いつもみている愉快なムロツヨシさんはいない。
彼の実力が存分に発揮されている作品だと思います。

『勇者ヨシヒコ』辺か
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

5.0

ハウル再鑑賞。

『ハウルの動く城』はジブリで1番好きな作品。
魔法と人間界が同居している世界観。不思議な城の造形、音楽、街並み、広野、全て魅力的

ヒロインのソフィーが荒地の魔女にかけられた呪いは、
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オールド(2021年製作の映画)

3.7

M・ナイト・シャマラン監督最新作。『アンブレイカブル』見た時も凄い!って思ったけど今回も面白かった!

ホテルのプライベートビーチに誘われた4人家族。
数時間後には何故か6歳の息子の身体が成長していた
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.0

マーベル新キャラクターだし予告は良かったけど過度に期待せず観る。そして期待以上に面白かったです。

トニー・レオンを大画面で観るのは『レッドクリフ』以来。
やっぱり年齢を重ねた色気や華があるなぁ。
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インビジブル・スパイ(2019年製作の映画)

3.8

「未体験ゾーンの映画たち2021」で上映され、映画好きの友人から教えて頂いた作品。好き嫌いはあるかもしれないけれど、私はこれは文句なしに面白いと思う。

香港映画の潜入捜査物で、子どもの頃に主人公の身
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デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

4.0

創作活動の姿を追いつつご本人のナレーションを独白形式での生い立ちが綴られていくドキュメンタリー。

不思議な手法で制作される絵画、画材不明物質をこねたり手で塗ってみたり。でもアートなんです。銀髪のおじ
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.3

仕事や家庭に行き詰まる4人のおじさん達が、お酒の力を借りて現状打破を試みる。おじさん好きな私には正に好物。

確かにほろ酔いだといつもと違う自分を出せたりするから「アルコール血中濃度0.05%keep
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.2

もしかして名作ではないのか?
初めて見た時は抑揚のないストーリーに飽きていい加減に観てしまった。地上波放送にて再鑑賞。

精魂込めて作った飛行機を戦争に使われてしまって沢山の人を死地に送ってしまった。
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約束の宇宙(そら)(2019年製作の映画)

3.8

これは働く全てのお母さんの為の映画だ。

主人公サラは自分の夢である宇宙飛行士として宇宙に行くチャンス掴む。娘のステラを元夫に預ける選択をする。母と娘は互いに会いたい気持ちを抑えて、出発の日に向けての
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デッドマン(1995年製作の映画)

4.0

ジム・ジャームッシュ監督の白黒作品の中では1番好きかも。西部劇らしくない西部劇。

会計士として就職先に行ったウィリアム・ブレイク(ジョニー・デップ)は、まさかの就職取消。その夜泊まった女子の家で痴話
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トランセンデンス(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

凶弾に倒れた科学者ウィル。余命わずかな間に妻と協力して人工知能PINNに自分の意識をアップロードする話。機械の中にウィルの自我が保存される。

タイトルの「トランセンデンス」とは超越という意味。人間の
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.3

観たかった曲者映画『サイコゴアマン』(以下PG)鑑賞。
地中から発掘された"残虐宇宙人"がPGと名付けられ、彼に命令出来る宝石を手にした8歳の少女ミミの言いなりになるハートフルな話。(もうこの文章から
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

5.0

レビュー100本目
ティム・バートン監督の描く大好きな作品。

透明感のある物悲しい音楽と城内の不思議な造形、ジョニー・デップの演技力に惹かれて何度も鑑賞する。

不気味な丘の上の城に住む発明家が作っ
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.2

自分的に好みなSF作品。
伏線回収で涙腺崩壊です。

世界12ヶ所に出現した地球外生命体とのコミュニケーションをはかる話。

『マーズ・アタック』や『インディペンデンス・デイ』に代表される「宇宙人から
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スリザー(2006年製作の映画)

4.0

ジェームズ・ガン脚本、初監督作品のホラー/コメディ
ジェームズ・ガン監督✕マイケル・ルーカーなら観ない訳にはいかないので鑑賞。
宇宙からの未知の生物が人間に寄生する話。

結構な肉祭りなのでグロいのが
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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

何と美しい作品であろうか。耽美的とも言える。
16mmフィルムで撮影というのは85年に雰囲気を戻してしまうのね。

男性同士の恋愛話と思いきや「人の死を乗り越える」アレックスの成長の物語でした。

1
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ニューオリンズ(1947年製作の映画)

3.7

場所はニューオリンズ、ベイスン通り
ストーリーヴィルのカジノ娼館のオーナーニック・デュケインとオペラの歌姫メラリー・スミスの恋愛物語。

ルイジアナ州ニューオリンズはジャズ発祥の地、アメリカ中にジャズ
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.5

ロマン・ポランスキー監督の映画初鑑賞。

若き日のジャック・ニコルソンがカッコよくて、うっかり惚れそうになる。(推定37才)お洒落なスーツの着こなしとか良いですね。

画面構図が「お!良いなぁ」と思う
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宇宙からのメッセージ MESSAGE from SPACE(1978年製作の映画)

3.0

千葉真一さんの訃報を聞いて、追悼の気持ちで鑑賞。千葉真一さんのアクションはやはり良いなぁと思う。まだ82才とは残念でなりません。

『スターウォーズ』の日本公開前に日本でもスペースオペラを公開しようと
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

アマプラ会員特典に来たので再鑑賞。ジム・ジャームッシュ監督作品を観るのは2回目。

初見の感想は「狐につままれた」感じで、まぁ面白いかな?程に思っていましたが、2回目は断然に面白い!ラストシーンも知っ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公ガイの変わり映えしない日常生活。観ているうちに違和感を覚えると、そこがオンラインゲームの中だと気づいて驚く😲この脚本面白い!

ガイ(ライアン・レイノルズ)のツルッとした顔立ちがモブキャラに合っ
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

5.0

ジェームズ・ガン監督が、のびのび楽しんで作っている感じが伝わってきて観客も楽しくなります♡
音楽もストーリーも映像も全部ぜ〜んぶカッコいいのですよ。

R15+指定なので出血多量ですが、ちゃんと配慮し
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

食べて出す。生物の生まれて死ぬまでの生態に異物(栄養とは関係ないもの)が入り込む。

なぜガラス玉や画鋲等の異物を飲み込んてしまう事に満足感を得るのか、自傷行為も含まれている。胎児でさえ妊娠初期の女性
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