なださんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞してからすぐにレビュー出来なかったのは単純に今作は黒澤明の「生きる」とは別物のような気がしたから。

リメイクと公言したストーリーは、流れや人物像は確かに同じようだが、その国その場所の地盤によって
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.7

無双ニコラス・ケイジの悪霊退治

本当に一言もセリフがないのに、ニコケイの存在感がカッコいい♡ピンボールゲームに興じるニコケイのダンスが1番面白くて夢に出るよ〜🤣

とある田舎のテーマパーク
何年も前
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

4.0

暗殺者の末路

ターゲットの身近な人間の脳に機械装置でシンクロしてその人になりきり暗殺を実行する。

しかしある案件で、宿主の意識から"脱出"が困難になった暗殺者タシャと宿主のコリンとのせめぎ合いが面
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1640日の家族(2021年製作の映画)

3.6

里親として乳幼児期から育てた子ども(シモン)が父親の元に戻る日が近づく。

離れがたい情に福祉業の人としてプロ意識を見失ってしまったアンナはシモンに執着する。

シモンの実父エディも里親に預けた事情は
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Go Back to China(原題)(2019年製作の映画)

3.3

追悼リチャード・ウン(享年83)

彼の晩年の作品(79才)ですが、かなり出番が多くて、相変わらずこの年でも茶目っ気のある表情は変わらないなぁと思いました。お腹はぽっちゃり

娘と父の再構築ストーリー
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五福星(1984年製作の映画)

4.0

追悼リチャード・ウン(4月9日に他界された氏を偲んで再鑑賞)長文ゴメンナサイ🙇

『プロジェクトA』が公開され香港映画が公開される度に観に行った頃、ジャッキー・チェンが主演でなくても面白い映画があるん
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ノートルダム 炎の大聖堂(2022年製作の映画)

3.8

ノートルダム大聖堂の火災は記憶に新しい。2019年4月15~16日と4年も経っていたのか。

『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のジャン=ジャック・アノー監督。IMAXカメラで撮影との事だが、近所で
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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.1

女のコの体に男のコの心が入ってしまった。そんな感じの子どもの世界をセリーヌ・シアマ監督は巧みに表現。
子ども達の心の動きが手に取るように解る。

学期休みに10才のロールは転校。新しい土地、新しい家族
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.7

人はその言葉で
その文章で
その人の魂を救えるのか?

肥満で生活に支障が出るほど動けなくなった体は、陸に打ちあげられたクジラを見ているような悲壮感でした。

自らの心の空虚を埋めるように、あるいは自
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ベスト・キッド(2010年製作の映画)

3.7

ウィル・スミスの息子のジェイデン・スミスの出演で話題に。

昔に鑑賞した時は、ジャッキースマイルが少なくて魅力を感じなかったけれど、今回再鑑賞してジャッキーのいつもとは違う演技の幅を感じました。

N
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リービング・ラスベガス(1995年製作の映画)

3.7

『マッシブ・タレント』からのニコラス・ケイジ行脚①(気長に観ます😅)

アルコール中毒の脚本家ベン(ニコラス・ケイジ)と娼婦セラ(エリザベス・シュー)のラスベガスを舞台にした物語。

出会った瞬間から
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

4.8

メインキャラの殆どがニコラス・ケイジ好きの設定
多分1番ケイジが好きなのはトム・ゴーミカン監督に違いない。

かくいう私もニコケイ作品では
①『フェイス/オフ』
②『コン・エアー』
③『マッシブ・タレ
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.6

肥満、薄毛、ミリタリー好きで40過ぎで母と同居しているフーシ(ジャケ写の男性)
その冴えない容姿から世間に誤解されている。

お節介な母の恋人から誕生日にダンススクールのチケットを貰う。
自分の世界か
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

4.2

アインシュタインの「人間は潜在能力の10%しか引き出せていない」という言葉の引用から「人間の脳は🧠は10%しか使われていない」という誤解が生まれたそうで…今作は多分10%どころではない🧠使用率

実話
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

3歳の私の初恋の人は一文字隼人(佐々木剛)🤭

好き過ぎて自分のパンツに油性ペンでライダー2号の絵をしたため、今流行りのキャラクターアパレルを自力で創り出しました。

そんな思い出の一文字隼人を並々な
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.6

イエーイ!キングダム大将軍になって天下を取るぞー!

キングダムは漫画もアニメ見たことなくて旦那に付き合っての初鑑賞。壊れているのでキングダムガチファンの方スルーして下さい🙇

まず時代が解らない!w
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.3

リー・ルイジン監督

体に排尿障害などいくつかの障碍を持つクイイン
働き者だが親族から疎まれるヨウティエ

婚期を過ぎた二人は親族から厄介払いされるように見合結婚する。

貧しい、本当に働いても働いて
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

スティーブン・スピルバーグが監督への道を踏み出すまでと、彼を育んだ家族の物語。

フェイブルマンズ

調べたらフェイブル=寓話の意味もありスピルバーグ家は母=芸術、父=工学の分野に分かれているが、物を
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.8

TOHOシネマズさん試写会有難うございます🙇

剣と魔法が織りなすファンタジーな世界「ダンジョンズ&ドラゴンズ」友達と想像力で楽しむTRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)は『ストレン
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花様年華(2000年製作の映画)

4.0

2023/3/13
キー・ホイ・クァン、アカデミー助演男優賞受賞おめでとうございます🙌👏
難民からアメリカに渡り、苦労された母、家族に感謝を伝えて、夢を諦めずその結果オスカーの舞台に立てたことに何度も
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.3

アイルランドの孤島イニシェリン島は風光明媚な美しく何も娯楽が無い島。
牛を飼い午後はパブヘ通うパードリック(コリン・ファレル)は退屈な男です。
セリフ回しも素敵な言葉で綴られ私好みの考察型作品で楽しめ
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ペーパーシティ 東京大空襲の記憶(2021年製作の映画)

5.0

もうすぐ東京大空襲から78年
年々意識しなくなるこの日を思い出させる映画を観ました。

昭和20年3月10日
アキバヤスコ17才
小さな弟を背中におぶい
後に東京大空襲と呼ばれる米軍による空襲の中逃げ
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ラヴソング(1996年製作の映画)

3.7

大陸の人は香港に憧れ、香港人は海外に憧れる。

中国天津から来たレオン・ライと広州から来たマギー・チャン
香港での偶然の出会いは打算的な思いから本物の恋慕に…90年代の香港の雰囲気たっぷりでした。
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

キー・ホイ・クァン⑧作目

2023/03/04 面白かった!
キー・ホイ・クァンのウェイモンドと云う気弱な優しい夫の役は、キー・ホイ・クァン以外誰にも演れない。それ位に彼に合っていました。
キー君
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

3.7

エブエブいよいよ今日公開ですが、仕事の都合で土曜日にIMAXで贅沢鑑賞します。
A24ってミニシアター規模で観るものだと思ってましたが破格の扱いですね。

ミシェル・ヨーのハードなアクション映画を観て
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月の寵児たち(1985年製作の映画)

3.3

オタール・イオセリアーニ監督初鑑賞。
マチュー・アマルリックのデビュー作と聞いて鑑賞。
マチューさん若い!貴重なモノみました😆

複数の登場人物の人生をつまみ食いして観ている感じがしました。
過去の絵
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ポリス・ストーリー3(1992年製作の映画)

3.8

ジャッキー・チェン×ミシェル・ヨー

インターポールから危険なミッションを依頼された香港警察のジャッキー・チェン
ミシェル・ヨー扮する中国公安部ヤン部長と共に潜入捜査
涼やかないで立ちでタカラジェンヌ
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オハナ(2021年製作の映画)

3.5

キー・ホイ・クァン⑦作目

⑥作目はレビュー済みの『原始のマン』から30年ぶりの出演

キー君50才。急にオジサン姿で再会した時は嬉しいやら哀しいやら…でも声の高さは相変わらず、これでも声変りしてるの
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スタントウーマン/夢の破片(かけら)(1996年製作の映画)

3.3

ミシェル・ヨー1996年の作品

チーフ(サモ・ハン)に起用されスタントウーマンとして映画界に居場所を見つけたカン(ミシェル・ヨー)
プロのスタントマンとして身を削るような撮影に疲弊し、知り合った男性
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

5.0

タイタニック凄かった!
何度目かの再鑑賞なので今更3Dなんて…とあまり魅力を感じていませんでしたが、スミマセン💦3Dは正解です。
船の舳先から海面までの距離感がリアルで臨場感半端なかっです😨
沈没した
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バンバン!(2014年製作の映画)

5.0

数々のスパイアクションと引けを取らない興奮と迫力
火薬と筋肉まみれのあっという間の156分に大満足🤣

英国に持ち去られた🇮🇳の大切な宝石💎を盗んだラージヴィール(リティク・ローシャン)
たまたま居合
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WAR ウォー!!(2019年製作の映画)

3.9

公開中『バンバン!』リティク・ローシャンを予習!バンバンの方が2014年で『ウォー!』は2019年だったのですね。監督は両作共にシッダールタ・アーナンドさん

裏切り者は裏切り者の息子が真相を探り裏切
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フライング・ジャット(2016年製作の映画)

3.7

インド発タイガー・シュロフのヒーローアクション。

悪徳企業の土地買収から御神木を守るためアマン(タイガー・シュロフ)は御神木からスーパーパワーを授かり「フライング・ジャット」に身をやつして闘う。
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炎のマーシャルアーツ(1990年製作の映画)

3.7

キー・ホイ・クァン⑤作目

1987年『パッセンジャー過ぎ去りし日々』から3年。
キー・ホイ・クァン主演の青春格闘&金塊強盗クライムムービー

字幕なしの英語鑑賞なので話の流れは分りますが、細かい説明
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奇人たちの晩餐会 USA(2010年製作の映画)

3.7

1998年フランスの『奇人たちの晩餐会』米国版リメイク。仏国版は面白そうですが未見。

アントマン新作公開直前ポール・ラッド主演ですが、目的は完全にジェマイン・クレメントです🥰
『シェアハウス・ウィズ
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

無声映画からトーキー映画に移りゆく時代に映画に関わった人間のハチャメチャな人生をみせられる。

Filmarksには年間何百本も映画を観ている猛者が集っている場所であると思う。だから鑑賞後のこの思いは
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