Fsukeさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.5

イーストウッドはすごいね。
爺さんになってもこんな堅実な映画を、しかも早撮りで作れちゃうんだから。

ジョエルも唯の冤罪を被った善人ではなく、欠点のある人間として描かれてる。
他の人達も、一面的に見せ
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

4.5

市民ケーンを見てないとあかん映画。

この映画にはバラのつぼみはない。
マンクは我が道を行くが、周りの人を気にかけて、権力にも立ち向かい、なんだかんだ大勢の人に愛されてる。
そして栄光も手にする。
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

フィンチャーはCGのカメラがグワーッて動く見せ方、全然しなくなったね。
今の方がもちろん洗練されてるけど、こういう派手なカメラワークも好きだ。

内省的な自己破壊がいずれ外側に向かう。
タイラーの存在
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.5

マンクの予習。
初めて吹替で見たけど、英語が分からない立場では、吹替の方がテンポの速さが良くわかる。
主人公の喋りの速さ、編集の勢いがすごい。
常人以上の頭の回転速度を演出してる。

結局、最後に求め
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.5

色んな映画の面影がある。
バルプフィクション、ウルフオブウォールストリート、ソーシャルネットワーク、その他にもいろいろ。
カッコいいカットも沢山ある。

“たった一言で人の人生は語れない”と締めつつ、
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ネットワーク(1976年製作の映画)

4.0

この映画が公開された時は、大抵の人間は扇動されて「私は怒っている。もう耐えられない!」と言っていた立場だろうけど、SNS等で誰もが情報発信する立場になれる今では、TV側の人間の事も他人事ではないのでは>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

素晴らしい脚本。
ワンシチュエーションで、個性ある登場人物達の会話劇。

実際の所、全て推測でしかない。
もしかしたら本当に有罪かもしれない。

ただ、与えられた情報を鵜呑みにして、有罪と断じていいの
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

2.5

このシリーズ、噂には聞いてたけど初めて見た。
そういう方向ね。
嫌いじゃない。
最初から見ます。

ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.5

人間ってめんどくさいね。
寛容不寛容の話だと思った。
どこまでなら受け入れられる?
たまにはほどほどに適当に受け流してあげよう。
そんなマジになんなよ。

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

あんな女の子を強く見せるアクションシーンのセンス。
三つ巴とかミスリードとか脚本も工夫があって良い。

ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

4.5

なにもかもハイテンポで消費される時代によくこんな映画作るな。

でもダラダラと尺取ってる訳じゃなくて、必要だと思ってるんでしょう。
テンポよく編集したら90分以内に収まりそうだけど、この尺だからこその
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

総集編を見てネットフリックスで補完しただけのニワカな上、たいして興味もなかったのですが、酒の勢いで観に行って感動しました。

炭治郎の覚悟と、煉獄さんの生き様に。

殺人ホテル(2020年製作の映画)

1.5

スプラッターホラーかと思ったら全然違った。

これいろいろ噛み合ってなくないか。
リアリティのない世紀末、殺人ホテル、娘の失踪、女優。
ラストで見せたいことはわかるけど、そのテーマすら乖離してる気がす
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最後の一息(2019年製作の映画)

3.0

深海怖すぎる。
プロはすごい。
俺だったら同じ場所行きたくないよ。

カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

3.5

クトゥルフ神話の映画として普通に面白かった。

ただどうしてもマンディが頭をよぎる。
アシッドな色使いと、ケイジさんのせいで。
それが映画の雰囲気を飲み込む瞬間がある。
最後は飲み込まれたけど。

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ブレア・ウィッチ(2016年製作の映画)

3.0

なんかFlash時代のホラーゲームを思い出した。
前作みたいな売り出し方はできないなりに、雰囲気崩さないように頑張ってると思う。
普通はもっと見せたくなっちゃうでしょ。

ブラック・ボックス(2020年製作の映画)

2.5

ゲットアウトを若干彷彿とさせるけど、結構地味。
収まる所に収まった感。
続くのか?

バタリアン(1985年製作の映画)

4.0

この映画で描かれてる事は真実らしい。
やばいね。

マネーボール(2011年製作の映画)

4.5

野球は全く興味なかったけど、面白かった。

野球の話なのに、結果と回想ばかりで、試合をほとんど見せない。
アーロン・ソーキンだからかな。
ソーシャル・ネットワークでもFacebookは全然映らなかった
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.0

キングスマンじゃん。

俳優陣が渋すぎる。
ゲイリー・オールドマンはなんでもできるね。
コリン・ファースは見てる人に気付かせるような演技が上手いなと思う。シングルマンとか。

基本的に静かな演出の政治
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ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

2.0

ジグソウって変態だよな。
わざわざ人の罪を見つけてきて、拷問すんだもん。

グロくして、最後にハッタリかませば面白いのか?
カタルシスがない。
この先も続けるなら、一作目みたいにシンプルなシチュエーシ
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脳内ニューヨーク(2008年製作の映画)

5.0

チャーリー・カウフマンはマジ素晴らしいですね。
こんな映画ばっかりだけど、大勢の熱心に映画を見てる訳じゃない人達からしたら、意味わかんねーで終わりじゃん。

でもその反面わりとシンプルに帰結する。
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

2.5

出てくるポケモンけっこう少なくないか?
もっとポケモンたちにどんちゃん騒ぎしてほしかった。
バリヤードのところが面白い。
エンドロールが一番感動する。

殺し屋たちの挽歌(1984年製作の映画)

3.0

けっこうシュール。

北野武の映画は、これに似てる。
ヤクザ者をちょっとニヒルに見せてるとことか。
真上からのアングルとか。
どこまでいっても虚しさが漂ってる。

劇伴は良い。渇いたギターの音がカッコ
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(1960年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

男5人がひたすら掘る、叩く、擦る。
こう書くと卑猥やな。
「穴」を掘るだけでも、人物を掘り下げれば立派な映画になる。
ストイックすぎる。
ジョーが一番渋くていい。

ガスパールも結局のところ、人が良い
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.5

最初の方のカメラの浮遊感がいい感じ。
適当なことばっか言ってるビル・マーレイもいい。
今更だけど学校の怪談の幽霊は、同じ手法で撮ってんのかな。特撮と合成?

アンダーウォーター(2020年製作の映画)

4.0

シンプルで無駄がない。
坊主のクリステン・スチュアート。
潜水服ゴツゴツしててかっこいい。
展開が早いのはよかった。
後ろから迫ってくるシーン怖い。
コンセプトアートがゾクゾクするから点数割り増し。
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