Bamさんの映画レビュー・感想・評価

Bam

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.9

色んな良縁があって、それはそれだけで素晴らしいけど、これ以上近づけないってお互いに理解しているというのはそれはそれで辛い。
画、演出が洒落てて映像として面白かったし、ストーリーもそれなりに深くて、全体
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

3.0

映像はきれいだが、行動が怪しいというか怖いお母様に全く興味が湧かなかった。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

imaxレーザーで。
めちゃくちゃ良かった。3時間あっという間。込み入った話をうまく端折ってまとめてる感じ。
演出がしびれる。

バービー(2023年製作の映画)

3.7

エンタメとして完成してるし、思ってたより広い視野で作られてる。
面白い。

Here(2023年製作の映画)

4.5

生きている中で不足しがちな視覚的栄養素を補ってくれる。
流れる画一つ一つに惹き込まれる、美しい。
甘酸っぱくて清澄なストーリー。
何か足りない毎日でも、歩いていれば、自然と満ちるのかもしれないと思った
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

これといって心に刺さる場面はなかった。
裁判が、人が人に対して行うものであるかぎり結局真実よりも感情が表立ってしまうものなのは少し苛立つなと感じた。
裁判に負けたら負けだが、勝っても勝った気ががしない
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

人生何周目だよ、
みたいな話をめちゃくちゃ煮詰めて、美味しくした感じ
哲学的な話題をいくら出してこようとも、気になるのはベラの動向のみ。
ラグジュアリーでパンクな服がめちゃくちゃ可愛かった。

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.8

・人生は夢の中の夢

・病気は街を周っていて無作為に誰かに触れ、その誰かが病気になるから誰のせいでもない

・悲観は残された者がそれを乗り越えるためのプロセスであり、心の中で故人は永遠に生きる

「死
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

愛は偉大で愛は気まぐれ

愛ってこういうことか
羨ましいというか、得心がいった感じ

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

紫の光を発する部屋からあそこまで美しい人間が出てくるとは思わなかった。
一つの時間軸でここまで厚みのある物語を描くのは流石だな。
最後の長尺の表情がとんでもなくよかった。
幸とか憂いとかが木漏れ日みた
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王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

-

駄作かと問われば、そうではないと断言はできるし、挑戦的で斬新な作品であるとは思う。
美術館の小スペースでやっていれば別に何もネガティブなことはない。
濱口さんっぽさは感じた。
ただ彼の作品とは雪と墨く
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私がやりました(2023年製作の映画)

3.9

全方向に皮肉ってて良かった。
イザベルユペールは何でもできるんだなあ。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

田中麗奈さんのなんと品のいい事か。
でも静子さんまで標的にされないか、どうか大人しくしていてくれと少しでも思ってしまった。これが自分も大衆の一人である証拠かと。

測り知りない大衆心理の醜悪さ。
自分
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.9

えー非常に苦しかった

あのヒッチコックみたいな医者ほんとに嫌

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

中盤までは主人公が屑にしか見えず、全く感情移入できなかった。
ただ徴兵のあたりから良くない路線に変わってしまったのかな。
こんなに終盤で転落のポイントを見せられるのはある意味新鮮だった。
人生が美しか
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サントメール ある被告(2022年製作の映画)

3.0

あらすじほど密なストーリーは感じられなかったな〜。
共感とか同情とかの感情もそんな湧かなかったし、これは性別的な問題なのかもしれないけど、最後泣いてるのとかも、置いていかれてるなと。
ただ、本当の法廷
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ある男(2022年製作の映画)

3.3

原作読んでないからなんとも言えないが、
雰囲気と演技だけな感じかなぁ、、

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.5

とんでもない作品。
京劇が時勢にもみクシャにされる、
それに逆らえない小さな人間たちの愛憎。
蝶衣は現実と舞台の区別があって、だかたこそ悩み、抑え、苦しんだのかな、それが運命だと。
わからないけど、境
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.5

「自分で良かった」って言えることの凄さ。
ただリアルではないなと思った。こんなにクリティカルヒットが連発することってあるのかなってかんじ。

空白(2021年製作の映画)

3.8

マスコミ、誹謗中傷、無関係の人間たちがわざわざ追加で重しを置いてはいけない。
真実から目を背けたくなったり、より複雑になってしまうのは彼らのせいなのでは。
空白と向き合う純粋な時間が必要

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

中盤くらいまでは、惹き込まれた。凪沙の「なんで私が、」ってところとかも草彅くん上手いなって思ったし、
母になることで、女になるっていう逆説的な感じが、歪で自己中で人間だった。

ただ、凪沙の死の意味が
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

観る観る詐欺からようやく脱却して視聴。
なぜとっとと観なかったのか俺は。
“映画とは斯くあるべき“の手本のような一本。
エンタメとアートの中道をしっかり捉えてるような気がする。
考える事へのきっかけ作
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.5

美術館で流れてる映像の長編版って感じがした。映画内でリアルに起こってる事ではなく、これは過去なんだなって思いながらずっと観ていくのが不思議な感覚だった。
時折出てくる成長した娘のおかげか、
過去の録画
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怪物(2023年製作の映画)

3.9

3.98

とても複雑なテーマを色んな、主に保護者側、教師側、子供側でそれぞれみせて、それでいてとてもうまくまとまってた。
色んなテーマがあるけど、最終的にそれらがどう、(幸せである)ことに繋がってい
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籠釣瓶花街酔醒(2012年製作の映画)

4.0

玉様のあの花魁道中でちらっと微笑む姿が最高。
初めてシネマ歌舞伎をみたけれど、舞台と違って表情とか諸々が見やすくなってて、これはこれで良いなと思った

ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

4.1

“博愛”なのか、、
不自然に笑顔で受け入れるのではく、みんながラースという人物を知り、未知の感覚に戸惑い半ばそれに拒絶を感じていても、ただ彼のためを思い協力する。
良くも悪くも、最初は慣れないものでも
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.6

ヴィラドレイクと似てる感じがした。
特別なメッセージがあるとかではなく
抑揚のない江戸時代の、ある人間模様をただ覗き見してるような、良い意味で考えなくていい、ノンストレスな映画だった。
でも所々で監督
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

2.7

演技もよくて、登場人物もキャラがしっかりたってた。
中盤くらいまでは、面白いなって思いながら見てたけど、なんとなく終盤から感情移入ができなくなった。
たぶん、各キャラクターの思いが、ほとんど重なってな
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.4

トレーラーを観てから楽しみにしてたのに、なぜか全然ハマらなかった。なぜ、、、
冬の旅を観たときと同じような感覚。つまらないとは違う感情。
自分には深すぎるのか、、、、

そばかす(2022年製作の映画)

4.1

セクシャリティを抜きにすれば幸せな時間が流れてて、だからこそそれで何がいけないのか、という見せ方がとても好きだし、上手いと思う。

カメラワークもストーリーに合わせて、人とか状況を自然に映してた。バラ
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