イデオロギーのあるシネフィルは貶すと思うけどおれにイデオロギーはない(し、シネフィルではない)ので超面白かった
転がってくるボールを止める→新聞から視線を上げる男→少年→ボールを蹴り返す→ハイヒール→画面外の女に語りかける男→プロペラの回転→オーバーラップ気味に二人が並んで歩くカット(ここで初めて女の姿が表れる>>続きを読む
襖を効果的に配置することで空間が前景・中景・後景に分断され、それにより狭い日本家屋に空間的な広がりが生まれるのがまず凄いし、それぞれが相互に作用しながら運動しているせいでめちゃくちゃ目まぐるしく感じる>>続きを読む
最後の表情の推移〜河川敷からの街並みがめっちゃいい 夜の川、街並み、生活音(ただし人の気配はしない)
一貫してカタルシスがなくて信用できる
フィックスで撮ってるシーンが多かったな
光石研の北九州弁(と、北九州の人間の振る舞い。マジで八幡の人っぽい)が完璧だったのでひとまずは満足としておく
ゴダールの映画以外でベルモンドを観るの初めてやな
初めの発砲までの全ての画がキマッてた。冒頭の長回しで陰の合間から浮かんでは消える顔、遠景から捉えたベルモンドと汽車、分裂した鏡
ゴリゴリの国策映画だったけど、あまりにも面白すぎるから乾いた笑いが出た
エンドロールにガンジー不在、ムスリムの白い民族衣装は仮の姿……
首相撲の度に打ち震える筋肉の躍動感!
最後、不在だった父親が微笑みかけてきて、主人公も満更でもない感じで終わるのはどうなのよと思った
『愛の地獄』といい、画面の明るさが良い。光り輝いてはいるが、かと言って眩しくない程度の陽光
屋外の場面で、周囲の事物が妙にくっきり映ってるのはフィルムの問題なのか?
街の通りを撮るのが上手い
クローズアップされるカミソリ
上書きされる妻の蠱惑的なイメージ
このレビューはネタバレを含みます
最後まで観ると、神経質なぐらい綿密に(完全に理解を放棄させることもなく、かつ適度に曖昧でミスリードを誘うように)構成が組まれた作品であることがわかる
単純に意外な真実が明らかにされて、ストーリーテリ>>続きを読む
海と砂浜の白さと開け具合
娘の情事から目を逸らすこと離れゆく船に背を向けること
最後の長回しで持って行かれた、鼻水、まばたき、「明日には忘れる」、「裸足で歩くな」…… 表情の推移
もちろんそこまでの>>続きを読む
ゲーテの詩集を持つ寅さんを追う主人公から目を逸らす母親の表情 路地のところすごい 結局家族にはなるんか〜い
階段といえば落ちるもの 最後に一人で喋ってるところを映してしまうことの是非は意見割れそう
序盤、異国を日本みたいに撮るなと思ったけど『晩春』の引用だからか?
香川照之って凄いんだなあ。 不気味さが持続しないのは終盤の割と早い段階で答えが提示されちゃうからなんだろうな。なので演出やカット割よりも香川照之って凄いんだなぁという印象になる。スリラーというよりはサ>>続きを読む
終盤1/3あたりの序盤から中盤にかけて、ある小説家の朗読とそこから派生した小説全体に関する問答が繰り広げられていくが、その内容は概ね賛同できなくはないにせよ、肝心の小説自体が下手くそすぎて全てが台無し>>続きを読む