川の中(あっちとこっちの接合点、境界の真上)と死者の主題 この頃から人って落下してるんだ
紙上に印刷された文字の羅列に過ぎなかったテクストが、手を替え品を替え繰り返される撮影の中で徐々に身体化されていく(と同時に演者の身体性もまた変化していく)過程を描いた作品の冒頭に、かつて自らの身体から>>続きを読む
いくらなんでも顔面アップに頼りすぎて食傷気味だった。手癖で撮ったような映画だな
すごかった、面白かった、なんだこれ‥‥‥ 前に何かの本で下手くそがカサヴェデスを真似しようとすると単にクサくてベタなだけの凡作が出来上がるって書いてあるのを読んだことがあるけど、確かに絶妙なバランス>>続きを読む
この手の禁欲的と称されるような、極めて簡素な画面構成の作品に対してしばしば指摘されがちな「完璧なショット」という概念(または「構図orショットとして完成されている」という言説)を体感的に理解することが>>続きを読む
面白かった。劇中劇のねちっこい窃視の連続が最後の真正面から家政婦を睨みつける眼差しの直截さを際立ててよかった。フレーム内フレームとして画面を縁取る円形イメージの反復
一度観ただけでこの映画のラディカルさらしきものを十分に実感することは困難だが、かといって二回目に挑戦する根気もない
舞台美術の奇抜さと歌と勢いでなんとかしようとしてる感じで、映画としてあんまり上手くないんじゃないか?中盤の銃撃戦の視線の誘導の仕方は良かったけど
完成から50数年が経過した今でもなお新鮮で、人間の認識を視覚的に変容させうるだけの力を持ち続けている映像作品ではあったと思うけど、それ以前に造形的な問題としてタコの赤ちゃんが虫の大軍みたいで気持ち悪す>>続きを読む
「もうこれを観る前には戻れない」といった類の紋切り型を口にすることすら憚られるような、とにかく今しがた自分は何かを観た、観てしまったと言うことしか出来ない
やりたいことだけやったって感じだった、こういうのは映画館で観ないと最後まで集中できない……
要するに小津をやりたかったんだろうけど(特に『晩秋』を想起させるカットがちょくちょくあった、)正直そんなことはどうでもよくただただよかった……
最後の引きは完全に馬鹿にしてるだろ
やっぱ緊密な関係性における不和とか力関係を描くのが上手いんだな
空虚な個人がでかい共同体の中に部品として取り込まれるっていう落とし所は同じなのね
このレビューはネタバレを含みます
ヘリダリティーはどっちかいうと序盤みたいな作りだったんだろうか
他人同士が意思疎通を通して関係し合うことの不可能性というよりは、既に構築された関係性がなんらかの機能不全を起こしている様を提示するのが>>続きを読む