フワッティーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

フワッティー

フワッティー

映画(1052)
ドラマ(0)
アニメ(0)

中国女(1967年製作の映画)

-

主演は『バルタザールどこへ行く』でデビューしたアンヌ・ヴィアゼムスキー。思想の話ではなく、この映画の取る手法が危険に思えてしかたない。

鬼火(1963年製作の映画)

-

『ママと娼婦』でジャック・リゴーを知り、彼の遺稿集を読み、彼の最期を元にした小説をルイ・マルが映画化していたのを知った。

ジャック・リゴーぽさはそこまで。独立した作品として観れば面白い。

トラッシュ・ハンパーズ(2009年製作の映画)

-

映画は奇行を繰り返すが、タイトルに『トラッシュ・ハンパーズ』とつけるくらいだから、マジに作っていると睨んだ。終盤でこの映画が何を示したかが明かされていくんだけど、直感的な理解は映画全体には及ばない。ハ>>続きを読む

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

-

1981年に発見されたオリジナルに極めて近い82分版で。ブレッソンが嫌ったのも少しわかる。シネマトグラフぽさはあったけど。

血抜きのシーンは代役を据えたが、本物らしい。

ディス・イズ・イングランド(2006年製作の映画)

-

スキンヘッド、ベンシャーマンシャツ、サスペンダー、スキニージーンズ、マーチンブーツ。80年代イギリスの若者にフォーカスした映画だけど、『さらば青春の光』のようには観れない。

近松物語(1954年製作の映画)

-

溝口映画。この閉塞感は日本の芸能からしか得られない。舟のシーン、互いの愛に気づいた二人を突き放し孤立させるようなショット。

紅葉狩(1899年製作の映画)

-

現存する日本最古の映画。能の(記録)映画化。

ヴィニール(1965年製作の映画)

-

上映時間は64分。全編2カットの演劇。実験映画を超えた狂気。無字幕で。

『スリープ』や『エンパイア』のイメージで敬遠してたアンディ・ウォーホルだけど、この映画は全然見れる。後述の予備知識があったから
>>続きを読む

モーゼとアロン(1975年製作の映画)

-

シェーンベルクの未完の歌劇の映画化。ストローブ=ユイレ監督作。オペラをロケーション撮影し、同時録音で歌とともに自然の音も取り入れる。しかし、壮大な映画とは程遠く、むしろ禁欲的に撮られている。

第1幕
>>続きを読む

平穏(1976年製作の映画)

-

3年弱程前に買った『デカローグ』Blu-rayBOX特典の初期作品集より鑑賞。

ドキュメンタリー作家から『デカローグ』の監督への過渡期を象徴するかのような社会派フィクション。回想シーンが挟まるのが物
>>続きを読む

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

-

クストリッツァが9年ぶりにメガホンをとった映画。ここへ来て監督がセルフ主演。

「3つの実話に基づいたファンタジー」と冒頭で断る。『アンダーグラウンド』が「史実と異なる」と的外れな批判を受けたのを、相
>>続きを読む

カフカの「城」(1997年製作の映画)

-

Kは人にも機会にも恵まれず、深みにはまってく。カフカ原作でこんなにも面白い。

アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

-

B級もC級もZ級も普段は見ないんだけど、、カルト的人気の映画でも観るか、ということで。かの有名な異常に狭い会議室が観れた。

プ〜〜作戦
クソみたいなダジャレ(fruit,plant,bedとbadと
>>続きを読む

ファニーゲーム(1997年製作の映画)

-

観客を意識してるが、納得はさせない。
すべてのシーンは決まっているから。

早春(1970年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

生身の女性は身に余るが、パネル、そして死体なら愛でることができる。

枯れ葉(2023年製作の映画)

-

アキ・カウリスマキの復活作&引退撤回作。

度々アクセントになる、ウクライナ侵攻を伝えるラジオ放送。監督がどんどん国際的知名度を得たからグローバルなニュースを選んだんだろうか。アンサが座った、病室のベ
>>続きを読む

M★A★S★H マッシュ(1970年製作の映画)

-

最後の晩餐からの生前葬。ずっとくだらないことしてる、というブラックユーモア。終わり方おしゃれ。

麦秋(1951年製作の映画)

-

戦後の流行語、「エチケット」

キャストも画角もだけど、物語が急に動く感じ、オズヤス

家庭(1970年製作の映画)

-

レオー演じるアントワーヌ・ドワネルの連作は『大人は判ってくれない』しか観てない状態で鑑賞。

ラストシークエンスの「浮気相手と密会中に妻に電話する」はまんまトリュフォーの経験らしい。

ユスターシュに
>>続きを読む

ホームシック(2020年製作の映画)

-

『バリエラ』との併映。ポーランド映画祭2023にて。

バリエラ(1966年製作の映画)

-

スコリモフスキの3作目。自身が主演から外れたからなのか、自由度が『身分証明書』、『不戦勝』とは(この2作もかなり活き活きとしてるが)比べ物にならない。

あと緩急。お気に入りは、新聞売りが倒れ、演奏が
>>続きを読む

遊星よりの物体X(1951年製作の映画)

-

有名なジョン・カーペンター版の元映画。舞台は南極ではなくアラスカ。何もかも違った。

さらば青春の光(1979年製作の映画)

-

モッズ文化と青春。オープニング素晴らしい。最近ザ・フーを聞くから観た。

不戦勝(1965年製作の映画)

-

スコリモフスキの監督2作目。『身分証明書』の続編(形だけ)。デビュー作より荒い。

身分証明書(1964年製作の映画)

-

スコリモフスキの処女作。学生時代に三年使って断続的に撮ったもの。かなり荒い。

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

-

「戦病死」の関係者がいよいよ消極的な態度を強めたら、奥崎謙三は暴力行使に出る。「知らぬ存ぜぬは許しません」と。

天命と責任に生きた、暴力が唯一の取り柄の男のドキュメンタリー。企画は今村昌平。

出発(1967年製作の映画)

-

イエジー・スコリモフスキ✕ジャン=ピエール・レオ

鏡のモンタージュ、真っ二つのポルシェ、フィルムがやけるストップモーション。ヌーヴェル・ヴァーグは映画を撮る喜びに溢れていたんだなと再確認。

『EO
>>続きを読む

アラビアのロレンス/完全版(1988年製作の映画)

-

2021年1月に買ったDVDをやっと鑑賞。内容も撮影の過酷さも、今じゃ撮れない。