GENSHIJINさんの映画レビュー・感想・評価

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Winny(2023年製作の映画)

4.0

淡々と事件が進んでいくタイプで、邦画のよくないところといわれる演出がなく見やすかった。この事件当時、職場でわけもわからずこのソフトの使用について禁止令が出ていたが、金子さんがどういうことになっていたの>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.7

少し敷居の高い戦時中映画ではなく、現代劇の雰囲気ではあったけどとても見やすかった。主人公と柄本さんのコンビがよい。史実に沿っているので結末はなんともいえないが、戦場以外にも沢山の人が関わって歴史が動い>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.2

ブラックさとテンポのよさが絶妙で、見る人を選ぶが個人的には大変好き。フランス映画というのを後に確認して、あちらではこういった思想に対してこういう考えがあるのか等お国柄も伺える。主役の夫婦はほぼサイコだ>>続きを読む

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.9

一作目に続き重たい話とか妙に暗い画面は別の邦画にまかせて、とりあえず全力でくだらない事をやるという姿勢が伝わってきてよかった。阿久津さんがいなかったのが残念だけど海女たちが出てきてうれしかったです。映>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.8

ゲゲゲの鬼太郎は軽くしか知らないが映画単独でも面白く見れた。どちらかというと大人向けで、今の世の中に通じる皮肉も効いている。目玉の親父が妖怪側バトル、水木が人間側の視点ということで見やすく各キャラクタ>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

偶然出会って別れるまで、そのあたりに転がっているカップルの人生の一部を切り取ったような話(ただしふたりのように美男美女だろう)。脚本が坂元さん色というか、ありえそうでありえないような生っぽい会話劇が楽>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

2.9

アクションは凝っていてふたりの気だるいやりとりは面白かった。ただ殺し屋というには血などの演出が抑え気味で現実味がないのと、設定がアニメ的なので実写にするには好みが割れそうな話だと思う。ところどころ邦画>>続きを読む

おそ松さん 魂のたこ焼きパーティーと伝説のお泊り会(2023年製作の映画)

4.2

シリーズはすべて見ていますが、テーマは1期で好きになった人がずっと待っていたような内容。変わらないむつご達と赤塚のメンバーのわいわいだらだら。ただ初期のようなギャグのキレや激しさはないので、むつごの日>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

かっこいい女性がクズな男たちをバサバサ斬っていく…のかと思いきや、ダークヒーロー風ながら妙に現実的なところが切ない映画でした。今の世界に女性が挑んだ時、誰(何)が敵なのかがリアルです。
主人公とニーナ
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

際どいシーンが多い、というか後半かなりでてくるので家族で見たりするのは厳しいです。本当にふたりしかでてきません。厳密には近親相姦ではないのですが、身内間の恋愛ってこうなのかなというような雰囲気です。最>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.8

じっくりと風景をみせる映画で、羊や猫などとにかく動物がでてくるので個人的にはそれだけで癒されます。ストーリーはホラーみたいな紹介をされていましたが、世にも奇妙な物語な物語的~余白は見た人に任せますみた>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2

相変わらずの映像美で、九州に始まる日本各地の様子も楽しめます。君の名~天気の子と少年少女+SFの路線は同じですがジブリ的王道な楽しさです。新海監督は実写とアニメ表現の使い分け、俳優さんを声にもってくる>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

4.0

原作の初期は読んでいて、ワンピースの映画自体をかなり久しぶりに観たがその状態でも見やすかったので1本で映画として成立していると思った。歌手によるライブシーンを多用したバトルや、自分が見ていた頃より格段>>続きを読む

総理の夫(2021年製作の映画)

2.0

「もし女性が総理大臣になったら」の設定は面白かったのですが人間のダメなところがある意味リアル過ぎるのか盛り上がりがいまいちわからなかった印象。ラストも、今の日本の政界だと実際問題こうなるしかないのかな>>続きを読む

おそ松さん ヒピポ族と輝く果実(2022年製作の映画)

3.4

劇場で観るとDVDが買える実質OVAの上映みたいなもの、つまりファン向けなので初見の人は注意した方がよいと思う(★はファン評価です)。
テレビシリーズのおそ松さんを見ていた人には楽しめると思うが、その
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

前作は昔テレビで見た程度の知識だったが、久々に映画館で見てよかったと思えた。1作目への強い愛情と、キャストの多くが続投してくれた事でマーベリック達が本当にこの年数生きていたかのように感じる。
セリフの
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

邦題もよく、とにかく情景が美しかった。全体としては純愛ものかと思いきやメインのふたりともうん…?というところもあり一途な恋愛ものを期待すると肩透かしを食らう。男女だとよくあるひと夏の青春モノ、といわれ>>続きを読む

楽園 流されて(2005年製作の映画)

3.2

なんとなく配信で見たが、無人島にたったふたり流されればなにかしらの絆が生まれる…と思いきやの作品。監督は「現代のむき出しの日本の男女」とか綺麗事が一切ない世界を撮りたかったのだろうか。イヤミスでもない>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

3.6

アジア映画ぽい邦画でありながらも、邦画独特のいいゆるさが出ていると思った。みんなキャラが立っておりキャストもハマっていた。内容は青春映画なので野暮な事はいわないが、主人公やその家族・まわりの人の考え方>>続きを読む

恋空(2007年製作の映画)

1.8

ゼロ年代、ケータイ小説や少女漫画でこういう過激さや不幸さを前面に出した話が流行っていたので懐かしさもあり視聴。主演のふたりの初々しさを見れるのはよかったが、出来事が陰惨なわりにふわっとポエムみたいにサ>>続きを読む

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.5

グロ映画で有名だったので見てみましたが、スプラッタ的というよりは原住民たちは独自の言語を話し字幕もでないので「理解し合えない怖さ」の方が強かったです。相手に完全に食料として見られている怖さ、仲間内や過>>続きを読む

ぐらんぶる(2019年製作の映画)

3.8

アニメは見た事があり、色々実写は厳しいのではと思ったが個人的には悪くないと思う。原作もギャグだしアホな大学生活なので感動とか深い意味とかはそういうのではないけど、ウォーターボーイズみたいに夏になると流>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

3.8

ほぼ演説のような松たか子さんの最後の授業から、崩壊していくクラスの様子を追っていきます。松さんの静かな演技から必ず任務を全うする兵士のような雰囲気が滲んでおり、淡々としたトーンが逆に怖いです。犯人はも>>続きを読む

渇き。(2013年製作の映画)

3.2

容赦ないバイオレンス描写と、イメージのように場面が切り替わる初期のクドカンの様な演出があるので好き嫌いが分かれそうだと思った。軌跡を辿られる小松さん演じるカナコは悪女的な魅力があり、それを追う父親も周>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

4.2

子供を守る為に父親を殺した母親と出所後に再会した子供達の話。なんやかんやお母さんを迎え入れるまで。兄妹それぞれリアルな感じで全体的に芝居がよかった。嫌がらせを受けたりとか、兄弟やまわりの人達が基本的に>>続きを読む

夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.8

美人局ではなく、阿部サダヲさんの方が(ある意味)色を売り夫婦で再起を目指す話。それぞれ普通に生きようとしたり、寂しさを埋めようとした人々のダメなところが徐々にドミノ倒しを発生させるようなコメディ味も感>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.3

ゲームのモブが意志を持ったら、という楽しいアクションコメディ。ゲーム中の登場人物たちも皆いい味を出しており、現実の制作会社でゴチャゴチャやってるのと連動していくけど後味もよい。家族でみても大丈夫なやつ>>続きを読む

ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.7

某アニメや絵本の人魚とは一線を画す人魚姫の話。演出がミュージカル的なのもあって独特な雰囲気で、日本の深夜ドラマとかで同じ話をやったら凄まじく安っぽくなったと思うので雰囲気勝ちではないでしょうか。
人魚
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モテキ(2011年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ版が面白かったので視聴したが、制作が同じ方々なのか考えてしまうくらい別物だった。冒頭の主人公の勤務先のアカウント特定とかセクハラ発言が受け付けず、今だったら多分苦情が行くだろうし当時のギャグとし>>続きを読む

犬猿(2017年製作の映画)

3.8

兄弟・姉妹の交錯するラブコメ的な展開と思いきや結構エゲツない人間模様だった。グチャグチャの三角関係とかではなく、それぞれの人生の事情が混じり合う感じでリアルだった。犯罪とかではないんだけど、近しい人間>>続きを読む

丑三つの村(1983年製作の映画)

3.8

津山事件の記録に結構忠実に作られていて、閉鎖的な村で主人公が事件を起こすまでが丁寧に描かれている。夜に出歩いて男達から話を聞くまで、おばあさんに守られてある意味子供のまま幸せだったのかもしれない。
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

近年見た映画で、絶妙な胸糞により印象に残っていた本作含む数本の映画が同監督作品である事に気づいた。なんというか、極悪ではないんだけど絶妙に人間の嫌な面を描くのが上手い方だと思う。
原作が20年以上前の
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サイコメトリー〜残留思念〜(2013年製作の映画)

3.0

主人公がサイコメトラーの方じゃなく刑事だったのは意外だった。
ちょっと粗暴だけど人のいい刑事と、人間不信になっているやたら美形のサイコメトラー。全体の印象としては良くも悪くも少年漫画の読切とか、2時間
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.0

多重人格モノが好きなので視聴、中村倫也さんはドラマで見て雰囲気のある方だなあと思ったけどさすがだった。ストーリーはサスペンス味はそこまでなく、邦画の自分探し的な印象。皆様エンディングが可愛いと仰ってい>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

5.0

韓国らしいコメディとアクション、世代によってはジャッキー・チェン映画を彷彿させるような明快な映画。冴えない立場からの逆転劇、途中挟まれる謎のコント、韓国の俳優さんは詳しくないが役柄ありきでキャストして>>続きを読む

好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.2

寒い国の片隅でも、どこかの近所でも起きていそうなある中年男性の人生。
日本でも近年書籍などで取り上げられるようになったいわゆる実家住みの中年童貞の再起のお話…と思いきや、主人公のフーシはひたすら優しい
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