信仰がマイナスに働くとこうなるっていうお話。(え、ちがう?)
科学的な思考って結構大事。(え、これもちがう?)
子ども達の演技力が凄すぎ。(これは本当)
短編のエッジの鋭さが鮮明に残っているので、どうしてもヌルさが否めない。
ブライオンはジュリーと出逢い覚醒するのだが、要となる二人の感情が伝わってこない。娘たちを交えた家族の情景もそつなく描いているが>>続きを読む
身も凍る衝撃にしばらく呆然。
まったく過不足のない完璧な21分。
「毒ヘビは色で見分ける」…
テーマは明快で、ボールドウィンの著書を映す冒頭から全部の描写が驚くほどストレート。
タイムループの使い方は盲点だった。この設定を思いついた時点で勝ちだ。脱帽。
「俺がどんな話をしてもムダだと分かった>>続きを読む
円卓がどどんと出てアーサー王誕生で終わったから、内容的には『アーサー王・ビギンズ』みたいだった。続編の構想があったはず。ジュード・ロウの悪役、似合ってたのに。もし続編があったらグィネヴィアとランスロッ>>続きを読む
続編ではイギリスを飛びだしヨーロッパへ。推理要素もあるが、アクション多め、てか全編アクションといってもいい。WW1を阻止したホームズとワトソン。もう原作はどこへやら。笑
毎回実験台にされるワンちゃん>>続きを読む
武闘派ぶりに驚くホームズ&ワトソンのキレのいいアクション。ガイ・リッチー監督らしい緩急自在な展開で、エンターテインメントに振り切ったシャーロック・ホームズだった。
クライマックスの橋の大物セットから>>続きを読む
消化不良だった『リボルバー』から3年、ガイ・リッチーが帰ってきた。(涙)
このガチャガチャ感、個人的に大好きなやつ。これだけの人数をスピーディーに転がし、全部が繋がってるとか尋常じゃない。毛皮売り青年>>続きを読む
何がしたかったんだガイ・リッチー。こんだけ拡げて回収せず、レイ・リオッタのキレ顔アップで終了。テキストなしの真っ黒エンドロール。未完成版が世に出たのか?って思ったよ。
「彼が仕掛けた最大のペテンは、>>続きを読む
『ジェントルメン』公開に向けてガイ・リッチー作品を年代順におさらい。
違う女優さんが演じてたらもう少し共感できたかな? どう見てもマドンナだし、上腕筋に目が行っちゃうし…入り込めなかった。
ガイ・>>続きを読む
『人生はシネマティック!』を思わせる良作。派手さはないものの、イギリス映画らしい、腕の確かな仕事人たちの真面目な仕事という印象を受ける。
観客のこうなって欲しいという希望が叶えられるのは、後味としては>>続きを読む
子ども向け?なんてスルーしないで観て良かった。大人でも楽しい。
動物たちが個性豊か。性格付けがチョイ悪だったり臆病だったり愛らしいし、有名俳優が当ててる声もピッタリ。実写とCGがまったく違和感ないって>>続きを読む
相変わらずダニー・ボイルは音楽の使い方がクールで、20年経っても相変わらず彼らはサイテーで、自分は相変わらずスパッドが好きっていう結論。エディンバラの街って夜歩くとぜったい魔法使いと遭遇しそう。
TVシリーズの劇場版なので登場人物がとにかく多い。貴族も使用人も同列にカメラが追う。政治からLGBTQまで硬軟取り混ぜた盛りだくさんなエピソードを、無理なくサバきキレイに着地させる。これぞ群像劇という>>続きを読む
“ホロコースト”の言葉と意味を知ったのは中学生の頃。なぜ何百万人ものユダヤ人が虐殺されたのか、そもそもユダヤ人とは。今のようなネット環境もなく、身近で入手しやすいのは本しかなかった。「ザ・モサド」とい>>続きを読む
苦虫を噛み潰す。そんな表現がピッタリの法廷でのアドルフ・アイヒマン。極めて能弁に、自分はただ忠実に命令を実行しただけだと主張する。
“ユダヤ人問題の最終的解決”を“命令を受けて実行”できる人間は、そも>>続きを読む
去年の春はコロナの影響で洋画はほとんど延期か中止。6月半ば、久しぶりに映画館で鑑賞したのがこの作品。
ドイツ法廷が舞台のリーガル・サスペンス。被告のイタリア人コリーニは殺人の動機を頑として話さない。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
邦題とジャケ写に良い意味で騙された。軽めのヒューマンコメディを装いながら、一生癒えない傷口を見せられた。
ピオトレックと再会し抱き合うシーンは万感胸に迫る。セリフの要らない尊いシーンだった。
末娘ク>>続きを読む
これは刺さった。印象深いシーンがたくさんあった。心の揺れを繊細に写しとるカメラワーク。ほんの少し白が混じったような色味が優しい。
メイソンは◯で、グレイスは△。そんな図形が頭に浮かんだ。
実の親じゃ>>続きを読む
初鑑賞時、配信が始まっても観たいのに避けていた記憶がある。概要を知っていただけに覚悟が必要で。
そんなに辛い描写がなかったことと、ジャックの可愛さに救われた。“世界”と出会った興奮や不安をジャックの目>>続きを読む
オギー世代、ヴィア世代、親世代。どの年代でも共感と気づきがある。現実はもっと複雑だけど、ハートフル演出だから鑑賞後がハッピー。人間の良心をとても感じる作品。
ジェイコブ君の成長が気になって観てみた。アメリカの小6男子たちの今が知れて面白かった。ルーカスの困り顔がツボ。
マックスが好きな女の子ブリクスリー、あれ?どっかで、と思ったら『ワンダー 君は太陽』のサ>>続きを読む
ジャーナリズムの絶滅と闘った記者たちを描く。
ブッシュ、チェイニー、ラムズフェルド。約20年前、ニュースでよく目にした名前であり、結果ありきで戦争を画策、実行させた方々。侵攻によるイラク人死傷者100>>続きを読む
2014年、ISがイラク北西部のクルド人ヤズディ教徒を襲撃した。男性は虐殺、約7,000人の女性と子どもを拉致。女性は売られて性奴隷にされ、子どもは戦士の訓練を受けさせられた。脱出できた女性達がISと>>続きを読む
シリアで死亡した戦場ジャーナリスト、メリー・コルヴィンの伝記映画。(後にアサド政権による暗殺と判明)
ラスト、カメラが徐々に引いていくと、戦争下にある町の全景が見えてくる。累々と続く破壊された建物群。>>続きを読む
映画館で観なかったことを激しく後悔。それほど最高な映画だった。音響の良いとこでエンジン音、聴きたかった。監督が実写にこだわったのでCGは極力使わず。メイキング見たらフェラーリがホントに吹っ飛んでた。>>続きを読む
そっか、ジェームズ・ハントとニキ・ラウダは1970年代、ライバルだったんだ。陽気で直感的なハント、冷静で理論派のラウダ。性格もドライビングも正反対。レースシーンも多く、きっちり二人の走りを見せてくれる>>続きを読む
ロビンとマリアンが若々しくて、画面がとっても新鮮だし軽快。衣装やアクションも現代的アレンジでスタイリッシュ。
CG臭がちょい目立つけどアクションは力入ってた。弓矢連射がカッコイイ。これって実際の戦闘術>>続きを読む
ケヴィン・コスナー版『ロビン・フッド』が陽キャラヒーロー娯楽作品だとしたら、ラッセル・ロビンはもっと陰影のある複雑な人物設定。英仏戦争を経て圧政と戦う為にシャーウッドの森を拠点にするまでが描かれる。(>>続きを読む
王道の良さを再認識。ヒーロー要素全部のっけ盛りで、最初から最後まで楽しい。
ヒーロー物に欠かせない悪役を演じるのはアラン・リックマン。ケヴィン・コスナー、モーガン・フリーマンが霞んでしまう怪演。最後に>>続きを読む
ストップモーション・アニメ繋がりで以前観たこれも。
ウェス・アンダーソン作品でいっちばんのお気に入り。日本製パペットのカワイイ系と違って、野生味があって凶暴だったり狡かったりするのがいい。
なんといっ>>続きを読む
劇場版の記憶が鮮明なうちに短編バージョンも観てみた。
2013年にここまで完成度の高い短編ができあがっていたとは!(驚驚愕)JUNK HEADのエッセンスが全部詰まった濃厚でな30分。
パートンの人>>続きを読む
ほぼ一人(と少数のチーム)で製作期間7年!のストップモーション・アニメ『JUNK HEAD』観てきた。
動画のクオリティが素晴らしい!セットの作り込みが精密すぎてエグイ。どっかの廃工場の実写みたいだ。>>続きを読む
アメリカに亡命したフリッツ・ラング監督がハイドリヒ暗殺を題材にした作品。
危険を承知で暗殺者をかくまうプラハ市民にチェコ人の愛国心が見えた。報復シーンはさらっと出てくる程度なので悲惨さはない。プロパガ>>続きを読む
ハイドリヒ暗殺を交点として、撃たれる側と撃つ側、二つのストーリーラインが進んでいく。ナチスNo.3に上りつめたハイドリヒと、暗殺を決行したチェコのレジスタンス。何度か挿入される暗殺シーンで視点を切り替>>続きを読む
第二次世界大戦時、チェコ亡命政府とイギリスにより計画されたハイドリヒ暗殺計画(エンスラポイド作戦)を、チェコ兵士側から描いている。
史実を丁寧になぞり、抑制の効いたトーンでストーリーは進んでいく。教>>続きを読む