丸福さんの映画レビュー・感想・評価

丸福

丸福

来る(2018年製作の映画)

3.5

二郎系ラーメンみたいな映画。
盛れる物は全部載っけてみました的内容だった。

霊媒の乗っけ盛りは韓国映画「哭声コクソン」を彷彿とさせる。

…鑑賞後、多少胸焼け笑。

ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.6

中々に渋い作品でした。

良い作品ではあったのですが
ちょっと疲れた笑。

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.6

再鑑賞。

はじめて観た時はこの作品の面白さが分からず、つまらないと感じた。
あれから何十年…。
改めてもう一度観る。

最初の頃に観た時より遥かに面白いではないか!

カメラに収まる景色の美しさと寒
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ブラッドシンプル ザ・スリラー(1999年製作の映画)

3.6

一筋縄ではいかない展開がコーエン兄弟らしい。
「ファーゴ」の原形的な作品になっているように思える。

光と影の付け方も印象的。
先が読めない面白さは流石だ。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

底辺の暮らしぶりでもみんな逞しい。ボロは着てても心は錦ってやつか笑。

そんな庶民の強かな暮らしぶりをどこか滑稽に、時にユーモラスに描くのがポン・ジュノ監督の上手さ。

底辺層と富裕層ふたつの家族の対
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トンマッコルへようこそ(2005年製作の映画)

3.8

ファンタジーかと思いきや中々重かった。

トンマッコルの住人の様に皆が暮らしていける世の中だったら楽なのに……。

コミカルなタッチもありつつやはり容赦ない。
戦争の悲惨さ滑稽さを圧倒的な演出でみせて
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.5

南とか北のお国事情はよく分からないけど、作品を通して感じた事はとてもデリケートな問題で国交事情も複雑なんだということ。

この映画は実話を元にしているらしい。

国の繁栄の象徴、オリンピック開催のマス
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.5

ワッフルメーカー欲しさに群がる群衆心理が怖い。
その事件が要因で殺戮の感謝祭に繋がるわけなんだけど、犯人の目星が大体想像出来た。もう一捻りの意外性が欲しい展開だったかも。

イーライ・ロス作品にしては
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新選組(1958年製作の映画)

3.4

池田屋騒動の長回しは迫力があった。

歴代の銀幕スター片岡千恵蔵に関する知識はほとんど無いけど、台詞回しのタメが凄い。歌舞伎とかの伝統芸を観ている感じ。

この映画の新撰組は割と年齢層高めでお達者倶楽
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サベージ・キラー(2013年製作の映画)

2.0

荒唐無稽。
すいません……それ以外記憶に残ってません。

映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(2023年製作の映画)

3.4

子供の視点からでも大人の視点からでも楽しめる良作。

すみっコぐらしのカラーを壊さずに深いテーマを投げかけてくる。
オススメされてなんとなく観たけど、良かった。

人魚伝説(1984年製作の映画)

4.0

疾走しまくり!

人魚姫的ファンタジー要素は全くありません笑。

今のようなサブスク配信が無かった時代、この作品は大層な高値が付いておりました。
それを大勢の人が観る事が出来るのは凄い幸運な事だと思い
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さらば愛しき女よ(1975年製作の映画)

3.3

若干テンポが悪い。
夜の街並みが美しかった。

これがハードボイルドってやつか。

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.7

クラリスとレクターの2人の会話の緊張感。
ジョディ・フォスターの演技も然る事乍ら、アンソニーホプキンスの存在感の凄いこと!

事件の真相に迫るスリリングさもダレることなく維持してた。

やっぱり面白い
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.4

大阪、ヤクザ、近未来風な日本、そして真田広之笑。
並べると大体どんな展開になっていくのか想像出来る。

そして壊滅したコンチネンタルホテル。
今回のシリーズはコンチネンタルホテルを中心に展開してないか
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.7

映像がひじょうに美しい。
雨粒の輝き、街灯の反射、遊園地、街並み。どれも印象に残る美しさだった。

演出も心憎い。
ゴンドラのシーンは熱い思いが込み上げてきた。

家族である事、血の繋がり。
生きる事
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さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

3.5

とても寒そうな映画だった。
海兵という身でありながら、怠慢な主人公。
列車だろうが、宿屋だろうが、行く先々で俺流を繰り広げる迷惑な人。でも義理人情には熱い。
この当時のジャック・ニコルソンにゴールデン
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

2.6

薄らぼんやりとした印象の作品だった。

キャラクターデザインもクセが無く可愛らしいんだけど、作画も綺麗だったけど、可もなく不可もなく。

オオカミ様が魅力的だったな。

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.1

魂が震えた。

人種も性別も国家も思想も権力もそんなものクソだ。
感じて何が悪い。

考えること感じることが上の人間にとって脅威なんだ。
統率がとれなくなるから。

心が身体がスイングしたがってる。
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ジャッキー・チェン/ドラゴン特攻隊(1982年製作の映画)

3.4

観るなら日本劇場版の方をオススメ。
日本独自の編集でスパークが更に倍の倍。

妙にくせになるこの映画、往年の角川作品の様な爆発と変な設定。
アメリカンニューシネマの様な風合いを放って独特のテイスト。
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レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.4

噛みつき魔の設定がレクターと比べると弱い。
人物に魅力を感じられない分、事件の真相に迫る緊張感が薄らいでいる印象に思えた。

空気人形(2009年製作の映画)

3.2

ペ・ドゥナは可愛い。
でもストーリーはイマイチのりきれなかった。

人形であるが故の虚無感とせつなさが伝わって来なかった。映像は綺麗。

セッション(2014年製作の映画)

3.6

凡人にはおよそ理解し難い天才こそが行ける領域があると思う。
そこに到達出来るのは本当に選ばれた人だけ。
セッションはそんな映画だった。

息の詰まるような展開。
クライマックスの演出も素晴らしい。
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フェーム(1980年製作の映画)

3.8

芸術学校に通う若者達のエネルギーのぶつかり合いが素晴らしかった。
さすがアラン・パーカー。
切り取り方が一味違う。

誰か1人を主役に据えてのスタイルではなく、芸術学校に通う生徒それぞれが主役ってのが
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

2.8

10年間思い続けるのは良いけど、あそこまでいくと少し迷惑な人達。

三人三様の個性はあったけど映画としてはそこまでの求心力は感じられなかった。

告白(2020年製作の映画)

3.3

パク・ハソンの演技が良かった。
ストーリー自体は何となくオチが読めてた分、驚く様な展開では無かった。

22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

3.1

話の形式的には前作と違いなし。
結局は2人のイチャクラに周りが付き合わされるパターン。

ギャグと思しき場面もお国柄の違いなのかあまり笑えなかった。

市子(2023年製作の映画)

3.5

杉咲花が良かった。
日本の若い役者にもまだまだ良い俳優は居るんだ。

事務所やら配給会社やらの利権と甘やかしで、演技とは凡そ言えないような骨のない若い俳優が多い中、彼女は輝いてた。
複雑な境遇で生まれ
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.4

往年の名曲が目白押し。
あの曲やらこの曲やらこの映画の曲だったのねって感じ。

曲も踊りも素晴らしかった。
素晴らしかったが、何やらこじんまりとした印象を受けた。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

2.0

原作は未見。
冒頭の雪が舞う描写は綺麗。
演奏シーンも丁寧。
なのに登場人物がいい人過ぎて違和感。
全体的雰囲気から漂う、ジャズに対する定義づけが押し付けがましくて多少嫌悪感。

自分にはあわない作風
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101回目のプロポーズ 〜SAY YES〜(2012年製作の映画)

3.4

主演の2人に好感。
ドラマ版の良さを壊すこと無くリメイクしてたと思う。
婚約者の置かれてた立場も納得出来る展開だった。

武田鉄矢ご本人もドラマ版の設定のまま登場。
愛をスカーフに例えながらの語りは流
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嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.6

皆さんのレビューを読んで、ピエタという言葉の意味を理解。
キム・ギドク監督らしい作品だった。

21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.3

ガチャガチャうるさい演出とノリで多少疲労感。
アメリカンジョークそのままの作品だった。

最後に意外な方が出演。
すぐ居なくなるけど笑。

探偵物語(1983年製作の映画)

3.5

当時の時代を感じる。

角川映画がノリにノッテたのが懐かしい。
この頃の薬師丸ひろ子もまた可愛い。

野蛮人のように(1985年製作の映画)

2.3

花火のシーンが印象的だった。
流石この時代の角川映画。
爆薬爆発の大サービス。

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

3.8

奇跡の様な作品。
その時代を引っ張った薬師丸ひろ子の魅力がスクリーン全体に溢れていた。

コンクリート漬けは洒落になってない笑。

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