丸福さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.4

ほとんどマッドマックス。
前作の面影全くなし。
カーチェイスが派手だった。
大量のゾンビが降ってくる光景は怖い。

前作のスリリングさは激減。

デモンズ(1985年製作の映画)

3.4

監督がダリオ・アルジェントだと思ったら、脚本だけでした。

くど過ぎるまでの赤のコントラスト。
80年代のMTVを観てるかのような鳴りっぱなしのBGM。
全体的に漂う安っぽさ感。

王道つったら王道。
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空白(2021年製作の映画)

3.8

ひとつの事件で浮き彫りにされていく人間の業、善悪の是非。
知らない内に自分の行動、言動が誰かを傷つけているかもしれない。
息が詰まるような作品だった。

寺島しのぶがキツかった。
親切の押し売り、自分
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.5

最後辺りは蛇足に感じた。
なんかホラーみたいだし……。
犯罪にあたる行為が果たしてスケールのでかさと比例するのか❓❓

ピラミッドのエピソードもいらないような……。

役者の力で助けられた作品に感じた
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ザ・コール(2020年製作の映画)

3.7

あんな展開になっていくとは思いも寄らず。
正直期待してなかった分、いい意味で予想を裏切られた作品。

捻りの効いた内容と映像演出。
何より適役の女優さんが魅力的だった。

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.4

仰々しい演出と音楽だった。

時々レオ様の表情がジャック・ニコルソンやジャック・ブラックに見えたのがある意味狂気笑。

大袈裟な割に先の展開が読める内容。

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.5

散漫な印象。

ヴィレッジというタイトルで村独自の文化、風習、閉塞性を中心に話が動くと思いきや、ゴミ処理施設やら過去の父親の因縁やらあっちこっちにブレてる感じ。

主人公も何を考えているのか伝わりにく
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水曜日のエミリア(2009年製作の映画)

2.3

若干テンポが悪い。

子どもを失った悲しみは理解できるけど終始辛気臭い主人公。
少し中だるみした。

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

3.5

学園の生徒ほとんどがクソガキ。
スッキリしない展開。
でもそれなりに勢いもあって面白かった。

ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界(2014年製作の映画)

3.3

静かな作品でありながら、人との関わり合い方を考えさせられる映画だった。

親や友人恋人との距離感の相違をジェイソン・ライトマン監督らしく描いてたと思う。

音楽がこの監督はいつも秀逸。

クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

2.8

ゴシックホラー調サスペンス?

この監督ならではのダークな世界観が薄かったような……。
後半からの展開はスリリング。

衣装が豪華だった。

ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

3.5

タイトルの割にあまりバイオレンスしてない感。

よくある設定で枠をはみ出すことなく、割とこんじまりまとまった感じがした。

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.5

ソン・ガンホは色んな顔を持ついい役者だ。
このタクシー運転手は当たり役だと思う。

役者陣の生き生きとした演技、ドラマティックな展開
韓国映画の良い部分がたっぶり堪能出来る。

未見の方は是非観て欲し
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.7

レオ様出演映画にハズレ無し‼️

皮肉たっぶり。
ブラックユーモアたっぶり。
こんなSF観たことない。

現代社会の風刺が凄い。
時間が長いのがちょっと疲れたが、面白かったからまぁ許せる範囲。

最期
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さがす(2022年製作の映画)

3.8

西成の雑多な街並み。
その街を行き交う様々な人。
それぞれに何かを抱えて生きている。
そんなリアルな街の息遣いを感じた作品だった。

映像から湧き出す匂いが何か生々しさを感じるなと思ったら「岬の兄妹」
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2ガンズ(2013年製作の映画)

3.2

正統的なバディ物。

可もなく不可もなくエンタメとして優等生な作品だった。

音楽もセンス良いし、映像も綺麗だし、デンゼル・ワシントンは相変わらずかっこいいし、テンポも良かった。

ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)

3.7

コリン・ファレルがいい味をだしていた。
そしてブリンダン・グリーソンの厚みのある演技。

ほつれて絡み合う群像劇。
どこか可笑しみもあり、苦さもある作品だった。

ヒットマンとしてある程度の品格は大切
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.9

言葉は厄介だ。
興味のない会話に付き合うのが嫌ならスルーすればいい。
苦手な相手が居るなら会わなきゃいい。
島という狭い環境下では、コミユニケーションを回避するのも容易ではない。
娯楽も少ない。
みん
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ヴィジット(2015年製作の映画)

3.5

おなじきょうだい物でも「ファウンド」の兄弟感とこっちの姉弟感には雲泥の差が。

じわりじわりと迫りくる恐怖。
奇妙な老人夫婦の異様さと所々にあるユーモア。
面白い。

姉弟がそれぞれ心に持っている父親
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ファウンド(2012年製作の映画)

2.0

胸糞映画でした。

ストーリーに共感できないのはもちろん、妙にフェティッシュな撮り方に騙された感。
お兄ちゃんほっといたらあかん人。

リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

3.8

丁寧で優しい風合いの映画。
かもめ食堂のテイストが好きな人にはよろしいかと。

田舎に帰って自分を見つめ直すスローライフな生活。
忙しい時間を少し忘れて、主人公と一緒にお茶でも飲みつつ鑑賞するのが最適
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.9

予備知識無しで鑑賞する事をオススメ。

所々に散りばめられてる伏線もなるほどって感じ。

装飾の配色もアングルも綺麗だった。
ストーリーは何処ぞで見たような感。エンタメ作品と割り切ればそれも気にならな
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依頼人(2011年製作の映画)

3.3

意外性もなく地味。
法廷劇シーンもドラマティックな展開は抑え、淡々と進んだ感じ。
時間が長い分若干だれるが最後まで鑑賞出来た。

犬王(2021年製作の映画)

3.9

湯浅マジックを存分に堪能出来た。
平家物語は知識ないんですが、映像が凄いね。音楽も凄いね。

湯浅政明と松本大洋。このタッグはまさに犬王と友漁。
音の洪水と映像でため息もんだった。

殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

3.8

放題タイトルそのまんまのストーリーだけど、序盤からダレさせず疾走感を維持。

とにかくよく走る走る!
聾唖者の見てる世界と健常者の見てる世界。その違いを巧みに利用した設定は上手いと思った。
ヒロインの
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.6

未確認生物が人を捕食するという荒唐無稽さ。
さもすれば撮り方次第で安物感丸出しの設定を、この監督の独特のセンスで、ヘンテコで不思議なエッセンスの作品に仕上がった。

撮り方も綺麗だし、所々のビビットカ
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MAMA(2013年製作の映画)

3.2

所々に日本ホラーのテイストを感じた。

ストーリーはよくある設定。
ダークファンタジー風な演出はパンズラビリンスの監督が制作総指揮って事で、なるほど感。

妹が助からなかったのは残念。そして善良な人達
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カンチ 度胸のある奴ら(2015年製作の映画)

2.8

登場人物がごちゃごちゃしててわかりにくい。
作品のテイストと低予算な作りが荒っぽく、逆にそれが不思議な魅力に感じる作品。

負の連鎖と権力と暴力。
全体的に陰鬱で重い。
も少しストーリーにひねりがあっ
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ジャングルランド(2019年製作の映画)

3.4

冒頭の2人のイチャつきぶりが兄弟の枠を超えてゲイカップルにしかみえない。共依存に近い関係にある二人。

この兄弟はとりあえず距離を置いて暮らした方が幸せ。そんた意味でラストは前向きな終わり方だったと思
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EMMA/エマ 人工警察官(2016年製作の映画)

3.1

ドラマシリーズを繋ぎ合わせたような編集。
ラストも尻切れトンボ。

イルジン3 不良たち(2019年製作の映画)

3.4

雑な終わり方だった。
ある程度予想はしてたけど、これほど雑な編集とは…。
いきなり10年後ってね。
ちょっとくらい余韻が欲しいじゃないですかァ。

妹さん、まったく登場しなかったのが妙に気になった。
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イルジン2 不良たち(2018年製作の映画)

3.5

相変わらずのハンディカム。
ストーリーも前回と大して変わらず。
殴り合いのシーンは前回同様リアル。
そして何となく雑な編集。
ボクシングの練習風景は尺稼ぎ??

イルジン 不良たち(2018年製作の映画)

3.5

インディーズ映画の様な風合い。
終始ハンディカメラのみで撮った様な揺れる映像。怒鳴り声でハウリングを起こす音声。ざらついてる質感。
低予算でそうなったのか、制作の意図でわざとそうしてるのか、どちらか判
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.2

とても普通。
話の展開も想像通り。ラストも特にひねりもなく。

北と南のお国事情のややこやしい関係性も、ストーリーの設定上あるだけで特に活かされていない感じ。

韓国映画が持っている匂いたつような映像
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鬼平犯科帳(1995年製作の映画)

3.3

歴代鬼平の中では中村吉右衛門さんが1番‼️
冒頭シーンは痺れた。
劇場版ならではの臨場感。
映画らしく役者も豪華。
鬼平ならではの世界を満喫。

ちなみに本田博太郎はほとんど野人みたいでなんか変な人だ
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あの日、欲望の大地で(2008年製作の映画)

2.6

時系列が分かりにくい。
3世代にまたがって繋がる負の連鎖。重たい内容だった。