丸福さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

3.9

少年の君が素晴らしかったので、こちらも鑑賞。
やはり映像が美しい。
友情がテーマではあるけれど、魂の部分が共鳴しあう様は1歩ズレたら共依存に近い関係に思える。

岩井俊二の「花とアリス」をふと思い出し
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マクベイン(1991年製作の映画)

1.6

クリストファー・ウォーケンが出演って割に、どこかゆるーい感じのする映画だった。

お金はかかってそうなのに緊迫感はないし、解放軍のリーダーもどこか無能そうな女性。資金調達に出向く際の謎のPV風な演出は
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おばあちゃんの家(2002年製作の映画)

3.5

ほろ苦い気持ちになった。
田舎暮らしで聾唖の婆ちゃんと都会育ちの孫とのやり取りが、可笑しくもあり切なくもあり、自分の子供時代と重なる部分もあった。

いつの時代も子供はたくましい……ノスタルジックな気
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消された女(2016年製作の映画)

3.0

この映画で法律が変わったそう。やはりそういう点で韓国の民衆は熱いね。

サスペンス要素を上手く取り入れて、後半にかけてのネタばらしもまぁ頑張ったと思う。
収容施設の設定と人物像が少し子どもっぽく思えた
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シークレット・ミッション(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

キム・スヒョンの演技が素晴らしい‼️
知能の足りない演技から、スパイとしての立場へとシフトする際の変化が見事な事。
ジャージ姿もまたよく似合う。

欲をいえば、バッドエンドで終わって欲しくなかった。
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.1

奇妙だ。
そして子どもの造形にグロテスクさを感じた。怖い💦

終始セリフの少ない青く寒い映像がただただ続く閉塞感。

耳にこびりつく羊の声。
暗闇に光る羊の目。
嗚呼……怖い。

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

時間遡行をご都合主義的な使い方にしてない辺りに好感が持てた。
評価が高いのも納得。

心がほっこり出来る良作。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.1

予備知識なく観て驚き。監督がスピルバーグだったとは‼️
なんか撮り方も演出も、気が利いてんなぁ〜とか思ってたら、まさかの名監督。
やっぱりスピルバーグって凄いんだなぁと改めて思った。

虐待の証明/ミス・ペク(2018年製作の映画)

3.2

タイトルから推し量れる通り、虐待をテーマに扱った作品。
ある程度覚悟をして観た。
毒親はクズ過ぎる。周りの人間は無頓着。逃げ場のない現状。
主人公も幼少期、アルコール依存の母親に殺されかけるという悲し
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権力に告ぐ(2019年製作の映画)

3.6

胸が痛い。
事実をありのまま伝えようとすると圧力がかかる。
下手をしたら待つのは「死」
それでも真実を貫き通すのか。
それとは逆に、権力という名の力を使って自分を守るのか。
どちらでも置かれている状況
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.9

予想の遙か斜め上をいく展開。
鶏屋さんの映画かと思いきや、どこか抜けているこのメンバーが、実は凄腕の集まりだったとは‼️

妙なところで凝りまくる演出。
微妙にズレてるユーモアのセンス。
どこか昔の香
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ボディガード(1992年製作の映画)

3.0

色々と、もにょる部分も多いけどそれなりに観れた。

護らなきゃいけない対象と簡単に肉体関係に発展する展開は如何なものかと…。
そして賢者タイムに突入する情けなさたるや。も少しハードボイルドな男と思って
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

2.0

LIVEの演出は竜とそばかすの姫みたいだな。

ゴリ押し気味の歌歌歌。
そしてメインキャラの存在感の薄いこと。
ワンピースでやる必要があったのか❓と些か疑問。

プリズナーズ・オブ・ゴーストランド(2021年製作の映画)

1.8

ニコラス・ケイジの作品は割と寛容な気持ちで観ることが出来るのにこの作品に関しては、トホホな気分。

監督が園子温❓❓
どうした園子温。
何があった園子温。

海外を意識し過ぎたのか、気をてらいすぎて逆
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チャンス商会 初恋を探して(2015年製作の映画)

3.5

老いらくの恋を描いてる作品と思いきや、予想通りにはいかないのはさすが韓国映画。

なぜこの爺さんはこんなに偏屈なのか、周りの人達はなぜこんな偏屈爺さんに温かいのか、そして知らない間に炊けているご飯の謎
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ザ・キング(2017年製作の映画)

3.5

権力を棄てるか、プライドを棄てるか、私利私欲渦巻く世界観に多少ゲップ。
時間が長かったので、も少し短ければ良かった。

新しき世界(2013年製作の映画)

3.8

韓国版「仁義なき戦い」って感じ。
一癖も二癖もある役者揃い。

ファン・ジョンミンは悪徳でワルな色気があるなぁ〜。

エターナル(2016年製作の映画)

1.9

イ・ビョンホンがまるで死神博士のように、ふらりと現れては終始母子の様子を伺ってばかりいた映画。

音楽も単調。
ストーリーもこれといった意外性もなく終了。

新聞記者(2019年製作の映画)

4.3

政治的背景に切り込む作品は本質に触れないまま、逃げ腰な展開で終わりがちだが、この作品は頑張ったと思う。

事件の裏を追う新聞記者をシム・ウンギョンが好演。
他の俳優陣も見事に脇を固めてた。
エンタメ要
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ありふれた悪事(2017年製作の映画)

3.5

皮肉なタイトル。

韓国が描く国家権力物は徹底して容赦ない。そのため、観ているこちら側もある程度心の準備が必要だ。

金と権力。
上からの圧力と信念との闘い。
兄弟が置かれている状況が硬質に描かれてい
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The Wave(原題)(2019年製作の映画)

2.5

ウェイブの演出が面白かった。それしか記憶に残ってない。

僕の中のあいつ(2018年製作の映画)

3.2

予想外に面白かった。
入れ替わり設定はよくあるけど、キャラの性格付けと演技力、そして演出。この辺の良さで印象がアップ。
みんな可愛らしかったな。

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.0

ここの家族はみんなおかしいと通報されるレベル。幽霊だと分かっても誰も動揺しないし、すんなりと現実として受け入れてる。
この映画、一歩間違えたら絶対ホラー。

ベースボールが自分の心に根ざしていたら、も
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運命の扉(2022年製作の映画)

3.0

普段は観ないラブロマンス物。中々どうして良作だった。

出てくる人達皆さん善人。
こんな世界有り得ないにも関わらず、登場人物一人一人を魅力的に描いているから、鼻じらむ事なく鑑賞。

特に主役の性格の良
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雪暴 白頭山の死闘(2018年製作の映画)

2.9

話しの概要がさっぱり頭に入ってこず。
ただただ寒そうな景色に、撮影クルーや役者さんは大変だなと思いつつ鑑賞。
吹雪のシーンは見応えがあった。

少年の君(2019年製作の映画)

4.3

イジメをテーマに描かれているが、根底に流れていたのは純愛。

イジメという問題を提起しながら、それでいてお説教ロードに流れず、作品として昇華されていたその力量は素晴らしい。

バイクで疾走する2人の距
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リピーテッド(2014年製作の映画)

2.8

この登場人物で一番罪だと思うのは主人公だと思う。

記憶がないのに母性は残ってましたっていっても、あなた不倫してたでしょ?友達に子供を預けて密会してたでしょ?
4年間子供を引き取って暮らしてた旦那の気
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荒野のストレンジャー(1972年製作の映画)

3.7

クリント・イーストウッド監督作品は個人的な好みで言うとあまり好みではないのだが、この作品は良かった。

西部劇という様式を取り入れながら、独自なスタイルを作りあげていた。
劇中で流れる音楽も摩訶不思議
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家門の危機(2005年製作の映画)

3.1

全体に漂うゆるゆる感。妙に癖になってしまう味わい深い作品。

邦画でもこんなテイストの作品は多いが、ついつい辛口になってしまいがち。なのに韓国映画なら許せてしまうのは何故だろう??不思議だ。

拳師 〜The Next Dragon〜(2008年製作の映画)

2.5

どこに話を持っていきたいのか分からず。
武術学校の生徒達がみんな優等生過ぎて違和感。

サモ・ハン・キンポーのアクションシーンは見応えあったが、肝心の主要人物達は大会の演武以外に活躍無し。
話もテンポ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.9

ビートルズを知らない人も、勿論知っている人でも楽しめる作品。

無駄に胸元強調なハリウッド女優も居なければ、派手なドンパチも無く、ひたすら憎めない奴らが出て来る心地好い内容だった。

空気の読めないお
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フローズン(2010年製作の映画)

2.3

終始、緊迫感が感じられず。

リアリティを完璧に追い求めなくても良いけど、氷点下なら息を吐く時もっと白くならんか?
凍傷になるほどの気温なら、麻痺して手足の自由も利かないだろうし、ましてや足をブラブラ
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アス(2019年製作の映画)

3.5

この監督なんか好きだなぁ〜
独特の間と演出。役者の演技。どれもが渾然一体となっていい味出してる。

ストーリーは割と取って付けなんだけど、それさえも深く考えさせず、ぐいぐい引き込まれて観てしまうのは、
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ブラック・クリスマス(2019年製作の映画)

2.9

雑なストーリーだった。
緊張感のある撮り方は良かったが、ここまで女は強いアピールをすると肝心の話がシラケてしまう。
犯人の動機づけもなんとなく弱かった。

デンジャラス・ビューティー(2001年製作の映画)

2.6

主人公に好感がもてずじまいだった。
FBIなら、も少し教養があっても良いのに。粗暴の捉え方が薄っぺらすぎる。