丸福さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.2

堤真一って何を演じても堤真一なんだよなぁ。
演技の広がりが無いっていうか、上手いのか下手なのか分からない役者だと思う。
取り敢えず、無難に役を演じる事は出来るけど、そこから先の味付けが薄い。
良くも悪
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.5

さすが岡田准一。
アクションのソリッドさが他の役者とは桁が違う。まさに日本のジョンウィック。

ストーリーは最近よくある手合いではあるが、キャラクター1人1人の性格付けがきちんとされているので、原作を
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EMMA/エマ デッド・オア・キル(2017年製作の映画)

2.8

ポスターの雰囲気と本編が若干違う気が……。
まぁそれは置いておくにして、設定は割と取ってつけ。

キル・ビル風なカット割りと音楽。
ストーリーもよくある感じ。

変な父親。
そして気合いの入った悲鳴を
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

2.9

何を伝えたいのかよく分からない散漫な感じの映画だった。
青春ものなのか、ホラーなのか、サスペンスなのか、要点を絞りきれないままに現在と過去を行ったり来たりと、観てるこっちも頭ん中が行ったり来たりで忙し
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

2.2

気を衒いすぎた感のある作品。監督の個性をゴリ押しされ過ぎて、観ていて疲労感。

沢尻さんのおっぱい目当ての映画と云われてもしょうがない作品だと思う。

テンポも悪かった。

ブレイブ ストーリー(2006年製作の映画)

3.1

冒険ファンタジー。
始まり方が良かったので何気なく鑑賞。
も少しひねりが欲しかった展開。
AquaTimezの曲が劇中で流れる辺りから夢と希望に満ち溢れ過ぎてて、ちょっとしんどかった。

松たか子の声
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.4

リュック・ベッソンの映画観てるみたいだなぁ〜と思って観てたら、まさかのベッソンだった。

良くも悪くもリュック・ベッソン。
ただ今回はベッソン映画には珍しくザッピング。そして伏線回収とワンピースばり。
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監視者たち(2013年製作の映画)

3.6

昨今の刑事ドラマをソリッドにした様な作品。
昔放送されてたドラマ「ケイゾク」を思い出した。

記憶力と洞察力の攻防戦。のはずなんだけど、影の存在感に驚異さを感じられないのが残念だった。

ユンジュは中
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ガール・コップス(2019年製作の映画)

3.4

かったるい展開だなぁ〜と思ったが、話が進むにつれ妙な味わい深さに魅了されていった。

何でもない場面で凝ったカメラワーク。
おとぼけシーンの演出。
そして何より主演のおばちゃんの怪演!
タイトルにガー
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円卓 こっこ、ひと夏のイマジン(2014年製作の映画)

3.2

なんで?どうして?
色んな事が疑問だらけの、子供らしい感性が瑞々しい。

自分はかっこいいと思うのに、どうしてその人を傷つけてしまう事になるのか、分からない事だらけで葛藤するこっこ。
苦悶する芦田愛菜
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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

3.8

リリーフランキーが何より良かった。
飄々とした雰囲気だからこそ味わい深い。

生きる事は大変だ。
夫婦だからといって、全て分かり合える訳でもないし、価値観も違う。それでも寄り添って生きていく。

劇中
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エール!(2014年製作の映画)

3.6

お説教臭くなく、お涙頂戴な展開にならず、尚且つフランス映画にある様な気取り感も感じさせない良い作品だった。

これぐらい登場人物みんなの気持ちの切り替えが早いと、ある意味観てて気持ちいい。

許された子どもたち(2019年製作の映画)

3.8

加害者役の少年の危うさが鮮烈だった。憤りに溢れた瞳。行動言動。突き刺さる様な作品。

犯した罪の重さにもがき苦しんでいても、謝罪や後悔などの感情が欠落している主人公。被害者の母親が加害者の少年に言い放
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日本の熱い日々 謀殺・下山事件(1981年製作の映画)

3.3


今も昔もやってる事は一緒だ。上からの圧力の非情さ。
真実を追い求めると蓋をされてしまう。

下山事件の時代背景は、揺らいでいる日本の社会情勢を写し出している。未だに未解決なのも闇深い。

仲代達矢が
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本気のしるし 劇場版(2020年製作の映画)

3.2

長かった。

終始浮世のオドオドした仕草にイライラ。
それでもついつい観てしまったんだから、それなりに面白い作品だった。

ドラマを劇場版にした為か、画面が全体的にこじんまりとしてる様に感じた。
会話
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.0

幾度となく観たラピュタ。
少年の夢と少女の願い。
冒険と浪漫。
悪役だけど根がいい海賊。
もう王道中の王道。
何度鑑賞しても面白い。

バイオハザード(2002年製作の映画)

3.2

言わずと知れたシリーズ1作目
機会があったのでまた再鑑賞。

意外にスリリングで硬派な印象。シリーズが進む事にアリスの超人的な身体能力ばかりが強調されてて、MARVELばりに派手になってきてるけど、本
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バイオハザード II アポカリプス(2004年製作の映画)

2.8

アリスもう人の領域超えすぎ。もう人じゃないんだけどね。
そんなアリスの人知を超えたアクションを堪能する映画。

ストーリーは若干テンポが悪い気が…。

レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード(2003年製作の映画)

2.7

キャラが入り組んでて相関図が分かりづらかった。けれどストーリーにはさして影響無く鑑賞。

まんまデスペラード!
どこを切ってもデスペラード!!
続編なのだから当たり前なんだけど、1作目を観た時の感動に
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新少林寺/SHAOLIN(2011年製作の映画)

3.0

僧侶としての思想、信念に重きを置いた作品だった。

実際の少林寺がどんなものなのか詳しく知らないけれど、救いを求める者に対しては拒まない、その姿勢は尊いと思う。
でも結構矛盾を感じる点が無きにしも非ず
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Pure Japanese(2022年製作の映画)

3.0

斜めぶっ飛びな作品。
ディーンさん、かなり変な人。「pureJapanese」ってタイトルも皮肉なのか、本気なのか。

主人公もかなり変。
侍道イコール日本人というスタイルを地で行く辺り、かなり変。そ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.2

美女と野獣のオマージュっていうかそのまんま。
仮想世界のベルに魅力を感じられず。
突然現れた竜に対するベルの気持ちの変化も、観てるこっちが置いてけぼりの感。

竜の登場であらかたストーリーの展開は読め
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.4

背景の描写は見事だった。
心象風景を現す繊細な背景も綺麗だったし。

ただこの新海誠監督のリリカルなナレーション展開、これが延々に続くとちょっとゲンナリ。
この監督の持ち味と言われたらそうなんだけど、
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チャッピー(2015年製作の映画)

3.4

ロボットが人にどこまで近づけるか?そんなテーマを扱った作品は沢山あるけど、このチャッピーは割と緩めな設定。

世の中を知らないAI知能を持ったロボットが、徐々に自分の世界を広げていく様はユーモラスでも
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.2

EVAの造形が綺麗だった。メカメカしい部分と人らしい部分、上手い具合に融合されてる。
ストーリーは若干オチが読めたけど、それでも映像が綺麗だったので最後まで鑑賞。

哀しき獣(2010年製作の映画)

3.8

とことんハードボイルドでした。
人間関係が複雑でもさして問題無く鑑賞。
痛い描写目白押しなんだけど、不思議と嫌悪感にはならず、この監督の力量を感じた。
どんな物でも凶器にする。例えそれが牛骨であっても
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.6

おお!そこに居るのは國村さんじゃないですか。

はなから歪んだ認識で物事を捉えてたら、ろくな事にならんなつぅ作品でした。

日韓の祈祷合戦は迫力あった。演技も迫力超全開。そしてみんなギャアギャアとにか
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大誘拐 〜クォン・スンブン女史拉致事件〜(2007年製作の映画)

3.0

婆ちゃん元気良過ぎ!

本家の方を軽く凌駕する様な勢いのある作品でした。
所々漫画チックな描写があるけど、そこはキャラクターの設定が濃すぎる故ということでご愛嬌。

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

3.7

自分が生きてきた道は幸福だったのか不幸だったのか。
時代のうねりに翻弄されつつ生きた軌跡。選んだ選択。
後戻りする事も叶わない。
後悔も自責の念も通じない。とても苦い内容だった。

兵役時代の経験が彼
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わたしたち(2016年製作の映画)

4.1

小学生時代を追体験してる様な気持ちになった。
大人の目線から見れば些細な事でも、子供にとっては学校が生活の大半。
日常の全てが学校と友達。
そんな子供たちの世界を丁寧に撮っていた。

些細な事で喧嘩を
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聖女/Mad Sister(2018年製作の映画)

3.0

韓国流グラインドハウスムービーか。

フィルムで撮影された様なざらついた質感と全体に流れるテイストがATG映画を思い起こさせた。

妹が不憫過ぎて不憫過ぎて·····。
個人的には爽快にハッピーエンド
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.0

嗚呼、度し難い·····。
えげつない世界観。

深層アビスの深淵なる闇。
そこに導かれる人間。
業と憧れ、挑む者達への呪いと祝福。

TVシリーズを観てない人に優しくない展開。
鑑賞済みの人でも劇場
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

2.5

よくある設定。
検屍官のじいちゃん殺さなくても良かったのに·····。

特に驚きも恐怖もなく予定調和で終わった感じ。
ジェーンドウは綺麗だったね。

EXIT(2019年製作の映画)

3.8

この清々しいまでのB級感‼️
エンタメはこうでなくっちゃね。

テンポも良かったし、独特なギャグセンスも自分は嫌いじゃなかった。
久々好印象な映画。

オールド(2021年製作の映画)

1.6

LOSTを早回しした様な映画。
状況を飲み込めないまま展開だけが早くて、ひじょうに疲れる映画だった。

製薬会社絡みときたら先の展開はもうネタバレ。だからといってどんでん返しも無く、「あ〜そうですかぁ
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