MIDNIGHTさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

MIDNIGHT

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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

ノスタルジックの塊。
自分は所詮、十年と少ししか生きてない子供だが、それでもこのノスタルジーは分かる。
多分、映画の半分位は泣きっぱだった。モリコーネの音楽のせいでもある。正直、音楽だけでも余裕で泣け
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レオン(1994年製作の映画)

4.5

二人の関係は恋愛感情というより、何かにすがりたい気持ちの表れなのかな。
子供のまま大人になってしまったレオンと、自分を強く見せようとするマチルダ。
レオンの心の支えは「鉢植え」で、マチルダの心の支えは
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.5

過去に起きたことは取り返しがつかない…。

登場人物それぞれの感情の動きがよく分かる。イーストウッド監督の手腕に脱帽。
サスペンスとしての出来も素晴らしい。よくできたミスリード。
見終わった後は、思わ
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

4.6

サイコ野郎のスプラッター映画だと思ってたけど、アメリカのヤッピー達を痛烈に風刺した作品だった。
行き過ぎた虚栄心と自尊心に溢れ、現実と虚構の間を彷徨うチャンべー。だけどヤッピーなんて皆同じ。他人に無関
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.3

デ・ニーロってやっぱり凄い。難しい役を見事に演じきった。彼の演技があって、レナードという一人の人間に重みがでてくる。
個人的には邦題が結構好き。原題は「awakenings」。直訳すると「目覚め(複数
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

5.0

新文芸坐で観てきたので再レビュー

とってもおしゃれで最高にクールなオープニング。何度見ても鳥肌が立つ。
「パルプ・フィクション」が後にガッツリとオマージュ。似すぎてて笑った。

選曲センスが神がかっ
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.5

最高にクールな映画の一つ。無駄が無い。
序盤はカッコいいブラピに見とれて、怒涛のラストに戦慄。
物語が進むに連れて、まるで自分もファイトクラブの一員になったかのようなカタルシスを感じた。

マッドマックス(1979年製作の映画)

4.8

最高。こういうのでいいんだよ。
自分がモータースポーツファンなのもあるかもしれないけど、アドレナリンが凄い。
猛スピードで走るスポーツカーを見上げる形で撮るとこ、超好き。ブルブル震える画面で迫る車両を
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ブレードランナー(1982年製作の映画)

5.0

サイバーパンクハードボイルド作品。
人間より人間らしいアンドロイド。対照的に描かれるどこか冷淡な主人公、デッカード。追う追われるの紆余曲折を経て、アンドロイド達の生き様を見届けた彼は、より人間的な生き
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.1

あり得ない位噴き出す血しぶき、チープな効果音、大げさな演技、片言日本語、非現実的なアクション描写。
B級映画に造詣が深い彼だからこそ撮れた作品。B級の香りをプンプンさせながらも、それをタランティーノの
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スペース カウボーイ(2000年製作の映画)

3.8

老人4人が宇宙飛行を目指して頑張る物語。
それぞれに背景があって良かった。
テンポが良くてコミカル。だけど宇宙でのシーンはしっかり緊迫感があった。
終わり方もコミカル。フランク・シナトラの曲を使うのは
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タイトロープ(1984年製作の映画)

2.8

セクシー要素強め。内容はかなり薄い。
まぁエッチだったのでいいです。

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.1

脱出する過程だけにフォーカスした作品。うだうだした無駄な描写が無いのが高評価。
「バレるんじゃないか」という緊張感が全編通して漂う。
脱出できた時には思わずガッツポーズ。のめり込んでた。
イーストウッ
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アウトロー(1976年製作の映画)

4.0

南北戦争で家も家族も失った男が、紆余曲折を経て新たな家族を手に入れる物語。
壮絶な復習物語というより、復習のエッセンスを加えた優しめのロードムービーという感じ。
西部劇はインディアンが差別的に描かれる
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

4.0

ダーティハリーといばマグナム44、マグナム44と言えばダーティハリー!!
汚れ仕事を請け負う一匹狼が、車を一発で止められる(ません笑)マグナムをぶっ放す!ぶっ放す!両手でしっかと構える姿は流石絵になる
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荒野の用心棒(1964年製作の映画)

3.8

もはや黒澤明「用心棒」の海外リメイク版。
西部劇と黒澤明は相性が良いんですよね〜。
イーストウッドがカッコいい!これに尽きる。ハラハラドキドキもあってしっかり西部劇。テンポも良いし気楽に見れた。

狼たちの午後(1975年製作の映画)

3.8

場所的には狭い範囲の物語だけど、当時の社会問題が皮肉を込めて上手く落とし込まれている。
銀行強盗を起こすシーンの初心者感が凄い。銃を取り出すのに手間取るとことか。
セリフは少ないけど、ジョン・カザール
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.4

パチーノの魅せ方が上手い。ダメダメな主人公なのに、一種のカタルシスを感じた。
トニーみたいな人にはなりたくないけど、こういう生き様には憧れる。成り上がりを夢見るヒップホッパー達のバイブルなのも納得。

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.5

戦争がもたらす人々の埋まらない傷を描いた作品だが、故郷に帰ってから鹿が撃てなくなるシーンは蛇足かなと思った。このせいで陳腐感が増してしまっている気がする。
戦場でのロシアンルーレットや違法賭博は事実無
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

視覚的恐怖感というか、心理的恐怖感が凄い。全編通して不気味というか、嫌悪感を覚えるような怖さ。
「midnight the stars and you」が流れるラストシーンは鳥肌もの。トイ・ストーリー
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.6

下らない話から入り、皆がビシッとスーツをキメて歩く姿を、オシャンティーな音楽とともにかっこよく写す。
低予算でも素晴らしい出来でした。カッコいい、オシャレ。タランティーノはしょうもない会話を面白く魅せ
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.2

皆バカだなぁ〜と思いました。滑稽というか。雪を写したショットは見事でした。
偽装誘拐の犯人、どこかで見たなぁと思ったら「レザボア・ドッグス」のピンクだ!出で立ち全然変わってないし、役柄も似てた😂

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

美しい西部の風景、自然光でよくあそこまで撮れたなぁと思いました。こだわりを感じます。
シガー(バルデム)のキャラが強烈。小難しい話抜きで、これだけでも見る価値あります。
「老人達のための国は無い」 考
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サイコ(1960年製作の映画)

2.8

めっちゃ解説してくれます。別に仄めかす感じで良かったのに…ってなりました。
オチもすぐに予想できるレベルのもので少し拍子抜けでした。
犯人の人物像も、今までの映画史の強烈なキャラ達に埋もれてしまってい
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

5.0

人により評価がまちまちな作品ですが、兎にも角にもデ・ニーロの演技が秀逸だなぁと思います。「目」で語ってくるんですよね。外の世界を見る「目」とか、ミラー越しに人を見る「目」とか。
有名な「talkin
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カジノ(1995年製作の映画)

4.2

内容、キャスティング共にほとんど「グッドフェローズ」を見た感じ。テンポが良くてスイスイ見れます。
スコセッシはクライムシーンの魅せ方が上手いですね。音楽も上手く使って、軽いんだけどもしっかりバイオレン
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.4

なんと言ってもヘリの部隊が地上を襲うシーンがたまらなく良い。
「ワルキューレの騎行」を流しながら敵を殲滅してゆく様は鳥肌もの。
これぞ映画っ。随分とお金掛かってるなぁ〜と思いました笑。
後半は小難しい
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プラトーン(1986年製作の映画)

4.2

オリヴァー・ストーン監督作品。同氏は「スカーフェイス」の脚本もつとめています。

戦場という極限状態で、善と悪を見定めることは難しいということを痛感させられる作品です。チャーリー・シーンの最後の独白が
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.5

キューブリック監督の作品。
どうしても前半に注目が集まって、後半が凡作と評されることが多いですが、この作品は後半にこそ主題があると思います。

ラストのミッキーマウスマーチのシーンがそれでしょう。「B
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

5.0

キューブリック監督の作品です。
印象的で考え抜かれたショットが印象的な作品です。
一番「すごいなぁ」と思ったのは敵対グループが廃劇場でレイプするシーン。観客席から撮影し、劇上の彼らにスポットライトを当
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.5

スタンリー・キューブリック監督のSF作品です。
初見時にガツンと衝撃を受けました。オープニングの「青く美しきドナウ」。
キューブリックは音楽の使い方が秀逸ですよね。
哲学的志向が強くて敬遠されがちです
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.2

テンポがよく、スッキリと見れる作品です。
雄々とした音楽をバックに、パカラパカラと馬で突撃して行くシーンは何度見てもワクワクします。
バットでポカポカ殴るくだり、デ・ニーロの笑いの中に凶暴性を隠す演技
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

3.9

墓場のシーンいいですねぇ〜。
アップで顔を見せるのはレオーネ特有の魅せ方。交互に見せることで、ピリリとした緊迫感がよく伝わる演出だと思いました。
イーストウッドが瀕死の兵士にタバコを吸わせてあげるシー
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984年製作の映画)

5.0

…昔話はいつだって美しい…

僕の中で「Once upon a time in America」を超える作品は知らない。今も昔も未来も、きっとこれを上回る作品には出会わないだろう。

ヒート(1995年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

銃撃戦が有名ですが、ラストシーンも最高です。



微動だにしない2人を真ん中に、バックはちらつく外灯をとっぷり写し、暗転、からのじわぁ〜と
「MICHAEL MANN」
美しい音楽。泣かない訳無いで
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