ゲルトさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.8

エンドクレジットまで凝った作りで良かった。
ある人についての像と像にどうしても関連を見出そうとしてしまうけど、それぞれが独立していることを早々に認めた方がいい。

街の上で(2019年製作の映画)

2.7

見知らぬ人にいきなり話しかける方法でしか会話シーンを展開させられない様が、知人に誘われて観る小劇場のつまらない演劇と完全に重なる。
「え」「あ」「いや」「うん」「その」「なんか」「っふふ」みたいなセリ
>>続きを読む

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.7

これ名実ともにアッくんがヒロインでしょ。
名言ノルマ課せられてる感はむず痒いけど漫画原作でビッグタイトルな割に、セリフや演出に独自性があって良かった。タケミチとヒナの出会いの改変も個人的には好き。ただ
>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

3.5

わからないと感じたものについて、自分で何も考えずに誰かの考察を観て納得した気になるズルをしてしまった。自分は鑑賞能力が低いのだと落ち込む。
https://togetter.com/li/168466
>>続きを読む

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.3

退屈。
監督の作家性なんだろうけど全部が全部耽美的で興醒めする。監督の個人的な夢小説とか女性向けゲームを見させられてる感じ。

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.0

つらい

私はロランス:美しい過去の回想
mommy:希望とも呼べない夢想

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.6

ボクたちは何度、森山未來の半生を覗き観ることになるのだろう。

犬王(2021年製作の映画)

3.8

クリエイティブが過ぎるぜ。
アヴちゃんの声は魔性。
森山未來は、日本で最も華やげなる人物のひとりだと思う。身体が丸ごと時代に求められているように見える。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

あんな戦闘機を造って命に逆行した曲芸をするハメになっている人類は愚かだなと思った。
ちょくちょくある笑いどころが固くて良かった。
ラストの「父の代わりです」はさすがに感動した。
トレインスポッティング
>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

2.0

全く肌に合わなかった。
イキって落ち込んでイキって終わり。
何回同じ曲かけるんだ……
サングラスかけるのか外すのかどっちかにしろ!

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.7

もにょったり違和感覚えるところは所々あるんだけど、それを差し引いて良いなって思えたから、見ないよりは見てみてほしいって人に紹介したくなる映画だった。
主人公を含めて欠点の目立つ人たちばかりが出てくるの
>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

最後には人間・オタクが「創作」にかけてきた情熱の歴史に想いを馳せていた。

37セカンズ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

自分が家出して死のうとした時のことを思い返した。タイに向かった時、ちょっと泣きそうになった。トシくんは描かれてないところで仕事先に連絡して休みをもらったんだなとか、どんな思いでユマの冒険に加わったんだ>>続きを読む

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

3.5

リメイク版の後に視聴。55年前の映画ということが気にならなかった。そもそもの事件が面白いから展開に見入る。
玉音盤はあの勢いの捜索でよく見つからなかったものだと思う。
国民神風隊と厚木航空隊の描写がリ
>>続きを読む

日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

3.8

画面の色味や風合いが洗練されていて好みの質感だった。
初めて観た時はセリフのスピードと内容の専門性、映画の長さに集中できず、「よくわからないしなんだか退屈だなあ」と大した面白みを見いだせなかった。何年
>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.4

PS5のCMを2時間見せられたような気分。多分ハガレンの実写版よりハガレンの実写版してた。
引っかかるところが多過ぎて、早く終わらないかなって考えてた。
ワンダビジョンとワットイフどっちも見てるのに楽
>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.8

前作のせいでハーレイクインのアンチになってたけど、これのおかげで胸がすいた。
今までのDCEUと違って、「色んな人がいるよね〜☺️」くらいの緩さでDC世界の広がりを見せてくれる本当の意味でのDCEUに
>>続きを読む

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.8

ネタバレすると、踊る。
自分も運命を確信する瞬間を与えられたい。
序盤は食事しながら見ない方がいい。食べてたのが卵かけご飯でまだ良かった。
ハリウッド風にリメイクされそうだと思ったけど、そんな予定は無
>>続きを読む

おこげ(1992年製作の映画)

4.0

「人並みが一番だぞ」
「あの子をかたわに産んだ覚えはない」

『炎立つ』のブロマンス描写の源流を求めて視聴。結果、当初の目的を別としてもかなり楽しめた。村田雄浩はほんと良い役者。今から30年前の日本の
>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ライアン・レイノルズの前歯がキュート。
かなりトゥルーマン・ショーだった。
自分がゲームをやらないからかこの映画自体はあんまり趣味じゃなかったけど、盾と音楽と本人の畳み掛けは声出して笑ってしまった。
>>続きを読む

美しい星(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

公開当時に映画だけを観て訳が分からず、つい最近になって原作を読了したので再視聴。映画は原作の難解な皮を剥ぎ取ったのかもしれないけど、その下の肉の大部分をも取り除いてしまっている。カルトっぽい何かどまり>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

面白い〜まず設定が好き。最後まで新鮮な気持ちでハラハラできた。身を乗り出してしまう映画はそれだけで優勝。
多重言語ルーレットのシーンめちゃくちゃカッコいい。
言っちゃなんだけど『ピエロがお前をあざ笑う
>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.8

やっぱり追いかけっこあった。
囚人画家の話が一番好きだった。
学生運動の話はよく分からなかった……

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.5

神話物が苦手なのもあって、スマホをいじらずに観終えることができなかった。
エターナルズの立場や心情、セレスティアルズの設定は興味深かった。でも鑑賞体験としては心が全く盛り上がらず退屈だった。
それぞれ
>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.7

観てると死にたくなる。一瞬で殺してほしい。二次災害で苦しみながら死ぬのが一番怖い。
オチが良かった。俳優陣が豪華すぎる。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ガーフィールドピーターがMJ助けたシーンで嗚咽をこらえてた。
トムホピーターとヴィランズの会話がアトラス作品の悪魔との契約みたいに思えた。
過去作のピーターだけでなくヴィランの人生にも続きを用意して全
>>続きを読む

スパイダーマン2(2004年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

MJは恋愛依存体質で色んな男を行ったり来たりしてることより、舞台の本番中に客席ばかり気にしてることの方が不快だった。「ヒロインがブス」って悪評はこういうキャラクター性からきてそう。
あとピーターの遅刻
>>続きを読む

スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.8

自分のキスがお礼になるなんて考えがとっさに出てくるMJは劇中以外でも相当経験があるぞ……。ウィレム・デフォーのノーマンの方がチャーミングでヒロインっぽい。子供の頃はグリーンゴブリンが怖くて観られなかっ>>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ノリに清潔感があって好みだし面白いけど、大した見所がない気がする。でもアイデアは満載だった。
3回も踏み込むのと木内さんのおじさんのリアルな嘔吐の吹き替えに笑った。
ウー捜査官好き。スコットのパートナ
>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「だいだいだいだいだ〜いすきっ!!!」のシーンに『金閣寺』(三島由紀夫)で言うところの「瞬間と化した永遠」を感じた。涙が滲んだ。里香ちゃんも花澤さんもとても良かった。
作画でのキャラクターの演技が美し
>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

トンデモ歴史解釈は面白かった。映画としてはそんなに好みじゃない。でもあの後の世界史とキングスマンの関わりは続きが気になる。

吹き替えで2回目観たら字幕版より面白かった。小澤征悦さん上手〜。

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.9

ティ・チャラはすごく魅力的だけど、ウンジャダカ(エリック=キルモンガー)を思うと、その完璧な歯並びにパンチを入れたくなる。
劇場公開時、ウンジャダカに肩入れしきってしまって、結末もこの映画自体も受け入
>>続きを読む

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.2

今まで民間人の犠牲者が気になってヒーローたちの華々しい活躍に白けてしまう時があったから、今作の展開とジモの設定はとても好みだった。それぞれの見せ場の組み方も巧みだと思う。全てを目の当たりにした陛下の決>>続きを読む

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ウルトロン×ヴィジョンのBLありそうだなと思ってピクシブで探したら結構見つかった。なんだか劇場公開時より面白く感じた。クリントのキャラ掘り下げと活躍めちゃめちゃかっこいい。ドラマ版の前に観直しといてよ>>続きを読む