ゴーストさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ゴースト

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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.2

モノトーンで描かれる映像は幻想的でキレのある世界観なのだが、物語は抽象的な表現で分かりづらい。

灯台自体は、天国にも地獄にも行けない人間の行く『煉獄』を表現しているのだと思われる。贖罪の苦しみに耐え
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.2

伝説的な映画の4作目だが、焦点を絞りきれていない印象を受けた。1作目の哲学的かつ、ギリギリまで計算されたストーリーは消え失せ、続編というには少し厳しく、物足りない内容でもあった。ネオやトリニティーの復>>続きを読む

アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.6

良く出来ていると思う。ストーリー、ドラマ、ガンアクションや格闘シーンなどがバランス良く配置され、視聴者を飽きさせない作りだった。カメラワークやCGの使い方も上手かった。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.2

ハイテクノロジーや現代文明から脱却して、古代の死生観や生き方を体現すると、こんな感じになるのだろうかと感じた。だが、それは人間が昔ながらのシンプルな原始時代に戻ったような生き方かもしれないし、新しい進>>続きを読む

ケイト(2021年製作の映画)

2.7

脚本、展開とも弱く、内容的にはインパクトを感じなかった。もう少し重く暗くヤクザ世界を描いてもよかったかな。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

上質なサスペンスといった印象。ストーリーはシンプルだが、見せ方は上手く、どこか懐かしくクラシックな作り。だが、古さは感じず、伏線回収やカメラワークなどよく出来ていると感じた。

キャビン(2011年製作の映画)

3.1

設定は面白いが、本編でそれを生かしきれてなかったように思う。尺がもっと長ければ説明不足感は少なかったか。シガニー・ウィーバーは良かった。

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

2.9

ストーリーが分かりづらい。中盤からギクシャクした展開で、物語の焦点がぶれているように感じた。後半の展開は別に無くても良かったのでは。映画を面白くさせようという気概は感じるのだが。

明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.0

良い作品だと思った。爽やか系の恋はデジャ・ブ。前半はやや雑な展開と感じたが、後半のある登場人物の台詞は心に響く。ループ世界における四次元的な理論は、もっと突っ込んだ細かい説明でも良かったか。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

知的で優れたピアニストだが、世間知らずで上流階級育ちの黒人シャーリーと、学は無いが、口八丁手八丁で世間を渡り歩く、イタリア系アメリカ人の運転手トニーとのアメリカ南部ツアーの物語を実話に基づいて描く。>>続きを読む

ブリス ~たどり着く世界~(2021年製作の映画)

3.5

まあまあかな。粗削りな作りだが、野心的でアイデアは気に入った。もう少し脚本を煮詰めてもらいたかったところではあるが。困難な状況の世界は良くも悪くも魅力的といえるのかもしれない

ハンティング・ナンバー1(2017年製作の映画)

3.8

面白かったです。アル中の男性が人間狩りに巻き込まれてしまう話だけど、スティーヴン・キングの小説を読んでいるような感覚。粗は目立つが、1時間30分、視聴者を釘付けにする狂気を感じた。ラストシーンもユニー>>続きを読む

ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.6

前半のテンポの悪さには不安を覚えたが、中盤以降は前作のリズムを取り戻した印象を受けた。CGの多用は迫力があるが、現実感も失うので、そこは減点か。新しい登場人物達の人間関係はスパイスを与えていて、良いと>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.2

過去の映画の成功に囚われて自分の人生を見失っている主人公。裸一貫(ある意味でも)の本気の演技で自分自身を取り戻すストーリー。酒店の前にいたモブの男性含めて全員の演技が上手い。ラストシーンの比喩的な表現>>続きを読む

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.6

プレデターズ+インディ・ジョーンズ+青春コメディという感じだったが、撮影と編集が優秀で、全体のテンポが良く、2時間があっという間の映画だった。良作。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.0

結局のところ、監督が何を言いたいのか分からない映画だった。しかしまあ、つまらないとも断言出来ない内容。タランティーノの頭の中を覗かせてもらった様なごちゃ混ぜ感があった。ディカプリオとブラッド・ピットの>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

2.5

“ジェーン・ドウ”に対する解剖によって色々な事実が明らかになっていく展開は良かったが、後半は減速していく感じが否めない。意外性が無かったように感じた。

マーウェン(2018年製作の映画)

3.3

酒場でのトラブルで暴行され、心の傷を負った主人公。事件から立ち直れず、自宅にミニチュアのガレージキットを作って現実逃避を繰り返す毎日。だが、向かいの家に女性が引っ越しして来る事によって、彼自身の人生が>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.7

田舎町に住む夫婦。突然、夫が交通事故で亡くなるが、病院で幽霊になって自宅へ戻ってくる事に。

哲学的な内容である。台詞は少なく、主人公が死んでから淡々とその後のストーリーが展開していく。ハイセンスな映
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.8

韓国系マフィアに捕まり、体内に埋め込まれた麻薬を運ぶ事になった主人公ルーシー。だが怪我により、CPH4という薬物が体の中に入ってしまう。CPH4は人間の脳の能力を開放する薬だった。薬物によって人間の脳>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.4

第二次世界大戦最中のドイツ。何をやってもドジばかりの主人公の少年ジョジョ。ある日、自宅でユダヤ人の少女を匿っていた事が明らかになる。自分が信じるナチスドイツと、好きになってしまったユダヤ人少女との狭間>>続きを読む