オムライスさんの映画レビュー・感想・評価

オムライス

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

SFの世界観の中で現代的な思想や女性の価値観が入っていてとても良かった。エマ・ストーンの演技が素晴らし過ぎた。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

トイレの清掃員の何気ない毎日を淡々と映し出しながらも、日常の小さな気づきや幸せ、木々の美しさ、人間の知らなかった部分を教えてくれるような映画。そして、役所広司の演技がとにかく良い、前半はあまりセリフも>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

いつものウェス・アンダーソンの世界が全開。グスタヴ・Hの人生禄をたどり色使いやカメラワークがすばらしく、シリアスとコメディの絶妙なバランスをとった映画であったように思う。もし現実に存在したならば一度は>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.2

ある殺人事件の犯人とされている、少年の有罪か無罪かの有無を陪審員が話合うというシンプルな構成の映画でありながら、脚本や演者の演技が素晴らしく見入ってしまった。また、大それた演出や音楽もなく、見ているこ>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

20年前の父と娘の夏休み、ビデオカメラを通じて親密な時間を過ごす。20年後、父と同い年になった娘のソフィーはビデオを通じてその時はわからなかった父の一面見出していく。大人になれない父と大人になりたい娘>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.9

サブカル気取ってたやつが全員「あー」ってなって自分を見つめ直す映画。

シチリア・サマー(2022年製作の映画)

4.4

1982年のイタリアを舞台に初夏の雄大な自然と花火をバックに同性愛カップルのジャンニとニーノが儚く美麗に描かれていたように思う。当時の同性愛はどこか異端とされており、矯正施設に行けば治る、キリスト教の>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

4.6

野党とかした武士から百姓を守る侍というシンプルなストリート構成ながらとても面白い。泥臭いアクションや百姓と武士という階級が違うことから生まれる価値観の違いをよく描いていたように思う。そして、風、水、火>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

黒人のピアニストとイタリア系のナイトクラブの元用心棒が差別が色濃く残る南部を回るツアーの話。当時の差別だけでなく、本人たちの思っている偏見についても描きつつ、それを旅の中でお互い見つめ直す部分がとても>>続きを読む

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

4.0

女優を夢みてパリにくるも娼婦に零落するナナの姿はどこか悲しげである。しかし、ジュークボックスで踊り出す無邪気な姿にどこか惹かれる。そして、ナナと老人との哲学的な話を語り合う場面はとてもアイコニックだと>>続きを読む

ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(2016年製作の映画)

3.8

彼なりの信念に基づきアクセサリーなどあまり多様せず、素材やデザインだけで服が作られていく過程はどこか魅力的、孤高の天才見えるがそこには彼がチームと共に生み出す服本来へのこだわり、美しい自宅の庭園やパー>>続きを読む

台風クラブ 4Kレストア版(1985年製作の映画)

3.7

青春ムービーではあるがその中でも革新的なことをしている印象があった。台風が直撃してる中、体育館で下着姿で踊る姿やりえが校門の前で何かを感じ取る場面はこの映画でも非常にアイコニックな部分の気がした。そし>>続きを読む

少年たちの時代革命(2021年製作の映画)

3.6

香港の逃走防止条例でのデモの中、抗議として自殺する人も少なからずいたそうだ、この映画はそういった身を挺した小さな抗議にスポットを当て描いており、香港社会の問題を
捉えた興味深い作品だと感じた。
映画の
>>続きを読む

ディオールと私(2014年製作の映画)

3.9

DIORという歴史があるブランドの新たなアーティスティックディレクターにラフシモンズが抜擢される。しかしそこにはブランドの重圧と責任がのしかかかり、ラフシモズは錯誤しながらクリスチャンディオールの家や>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

3.7

元々小説が原作らしいく未知の生物との意思疎通の過程を見事に映像化していた。時間軸の構成の仕方や音響がとても良かった。また、言語が話せない物体との会話は難しくいかに困難なことや人間が言語や文字持ったこと>>続きを読む

8 1/2(1963年製作の映画)

4.1

有名監督達がこれを好きな映画に挙げる理由がなんとなくわかった気がする。監督にしかわからない苦悩を見事に描き出しており、現実と夢想を幻想的に写し出し、随所の視覚的効果のうまさは見るものを飽きさせない。ラ>>続きを読む

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

4.0

第一次世界大戦の元イギリスの兵士のドキュメンタリー、歴史の教科書では過去の出来事とだけ紹介され、戦場のリアルは描かれない、この映画には、当時を戦い、生き抜き、普通の生活に戻る虚しさも写し出されている。>>続きを読む

若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

3.8

仕立て屋の片思い、儚くて寂しい、叶わぬ恋。時代の空気間やチャイナドレス、それを作る手と着る手が艶かしい 。カメラワークも優美で良かった。

理大囲城(2020年製作の映画)

4.2

事実は小説より気なり、香港理工大学包囲事件をありのままのリアルで写したドキュメンタリー、警察との向き合い方や駆け引き、投降するのかしないのか内部での分裂話し合い、彼らにも親や家族、友達がいて普通の生活>>続きを読む

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.8

別々のオムニバスかと思ったが、時間軸は同じでそれが間接的に全ての話に関わっている構成が面白かった。酔ってる奴に銃を渡していけない。

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.0

一見鬱映画のように思えるが、そこには中学生の青春という儚さに加え、恋愛や部活に打ち込む光の部分とイジメや援交、自殺、レイプ、といった社会的な闇の部分があり、それをリリイシュシュという音楽を通じてうまく>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

愛し合う2人の距離感や感情描写が秀逸、ラストシーンの意味を知った時、痺れてしまった。

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.7

京劇という伝統的で少し硬い内容になりそうなものを時代の変化や、男女間での愛や憎しみ哀愁みたいなものを圧倒的な映像美と2人の圧巻の演技で描いていた。レスリーの別姫は美麗で妖艶で完璧、素晴らしい以外に言葉>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.7

コミカルな感じもありつつ、アクションするとこはちゃんとしてて、2人の独特の空気感が最高。

エンパイア レコード(1995年製作の映画)

3.7

青春の中で誰しもが思う葛藤をコミカルに音楽を通して描いた作品、見た目は普通なやつもそうじゃないやつも結構ぶっ飛んででて最高の映画

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.0

物語のほとんどが倉庫内で完結しているが、それを飽きさせない脚本は非常にすらばらしいと思った。

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