おおつかさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

おおつか

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汚れた血(1986年製作の映画)

5.0

たぶん2013年とかに観た。撃ち抜かれた映画だった。
記録用。

情事(1960年製作の映画)

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存在しないサメ、消えたアンナ、はっきりしない噂話、信用できない友人や同僚、見えないところからの鐘の返事。
終始不完全や不在のモチーフやイベントが見られる。
ラストシーンいいね。

8 1/2(1963年製作の映画)

5.0

フェデリコ・フェリーニ監督『8 1/2』を観た。すごい映画だ。作品に自己言及的で内省的でとにかく作り手の自我が強いのに、華やかで面白い。超現実的な世界観で、物語がない映画だけど、映画自体が大きなテーマ>>続きを読む

(1961年製作の映画)

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『欲望』に続いてミケランジェロ・アントニオーニ。

美しく人物が配置された構図が多い。あと主に人物だけどフレームインとフレームアウトがやたら多い印象を受けた。
人と人が繋がっていないような不安感がよく
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欲望(1966年製作の映画)

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かっこいい!!

様々なリアルが覆る不穏さ、不安さ、おかしさが炸裂(blow up!)してる。

ジャズでも管楽器をガツンと吹くことをblowって言うけど、ハービー・ハンコックの音楽もかっこよかった。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ良かった。

トレイラー見て、なんか古くさいプロットだなぁとか思ってたけど、めちゃくちゃ良かった。

朝子の人物像の作り込まれ方がエグい。

三つ数えろ(1946年製作の映画)

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面白かった。渋いですなぁ。

脚本フォークナーってまじであのフォークナーかよって思ったけど1946年の映画だもんなぁ。

名もなき生涯(2019年製作の映画)

5.0

マタイ受難曲が流れて涙が流れてしまう。
そして主人公フランツがキリスト自身であることがわかった場面でもあった。
ってか何回か泣きました。

傑作だと思う。

ナッシュビル(1975年製作の映画)

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これはかなり好き。巧妙に仕組まれた群像劇なのに絶妙に断片的で、作り物ぽさがなくて、不思議なくらい映画を観てる感じがしない。70年代のナッシュビルでのカントリーのライブ映像も良い。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

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記録

ウィレム・デフォー。
主人公の最悪な状況や終わってる世の中に対して正しいことをしようとする脇役っていいよね。

万引き家族で唯一グッときたシーンは駄菓子屋の柄本明が妹に万引きさせたことを諫めた
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きっと ここが帰る場所(2011年製作の映画)

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パオロ・ソレンティーノ作品

グレートビューティーやグランドフィナーレは好きだけどこれはうーんって感じかな。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

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ノア作品の登場人物の特徴だと思うけど、みんなしっかりダメ人間。
人間のおかしみと愛おしさがある。
結婚だ離婚だはその典型。

ノア本人が、本作において伝えたかったことの一部としてwe still ca
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マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

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ノア・バームバックの新作を観たので過去に観た作品を思い出して記録

家でネットフリックスで観た。
アダム・サンドラー親子がピアノを弾くシーンが結構好き。

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

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ノア・バームバックの新作を観たので過去に観た作品を思い出して記録

2014年の夏に観たはずだからもう5年以上も前に観たのか。今はもうない渋谷シネマライズで見た気がする。アップリンクだったかもしれない
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万引き家族(2018年製作の映画)

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記録。
普通に観れるけど、パルムドール受賞するほど良い映画かなぁ。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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キレッキレの面白さ。半地下の住居や地下室が物理的にも表すように階級社会が描かれる。ラストシーンの願いが叶う可能性がないならば、階級は固定され、地下室の人々は、下流階級に鼻持ちならない"優しい"上流階級>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

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ハリウッドっぽい映画だなぁ。
独我論的世界はインセプションと似ているけど、こちらは上手に低予算でやってる感がある。

海がきこえる(1993年製作の映画)

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こんなかっこよくて大人びて甘酸っぱい高校生ではなく、稲中卓球部やアフロ田中に近い田舎の高校生をやっていたのでいまとてもびっくりしています。(しかも90年代と違って2008年とか良い時代感もない)
いま
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

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マクドナルドの乗っ取り話。商業自体は良くも悪くもないけれど、資本主義の精神はゴミということ。そしてそのゴミみたいな精神が美徳とされるから資本主義はゴミ。

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

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それぞれの登場人物の人物像や関係性がしっかり描かれてる。プロタゴニストであるドロシアとジェイミーの間には、母親と子供という関係性と1人の人間同士の関係性の二つがあって、それぞれの感情や状況とともに変化>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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だらっとドライブと音楽で1969年のロサンゼルスの空気感を伝えるシーンと、グッと惹きつける映画に関するシーンと、タランティーノ節を効かせたラスト。おもしろかったー。

あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.5

暑苦しさや起伏がなくて、さらっとしているけれど、濃密な情感が詰まっている。

必ずまた観たくなる映画。

アシュラ(2016年製作の映画)

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何か映画を観ようということで、なにを観るかあーだこーだ言っていた時に、1人の『暴力!!暴力が観たい!!!』という意見が採用されて観ることに。
冒頭の世界観の提示、ノワール的な男臭さ、サスペンスとコメデ
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イメージの本(2018年製作の映画)

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88歳ゴダールの新作。

理解できることがすべてではない。
けど、さすがにすごいな。笑

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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死別によって失われた対象であるゴーストにとっての喪失と回復の物語。

やがて子孫も地球も宇宙も無くなる世界でも、ゴーストは時間を行き来しながら、失った人を待ち、永遠に回帰し、彷徨い続ける。

テレンス
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マルタ(1974年製作の映画)

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テーマはわかるし、カメラワークとか道具の使い方はおおって思うけど、あんまおもしろくない。

暗殺の森(1970年製作の映画)

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流されやすいブルジョワファシスト崩れ。
哀れなブルジョワは、大衆的ファシストにもなれず、新しい民衆にも合流できず、ついでにダンスにも混ざれてない。

ファシズム批判だけじゃなくて、堕落したブルジョワ、
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不滅の女(1963年製作の映画)

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ロブ=グリエ作品

時間も空間も登場人物もあやふやな不思議な構造の世界の話。不思議な夢や想像の世界にいる違和感と、異邦人として言葉の通じない世界にいる違和感を重ねる。