めちゃくちゃ好き。「スターチャイルドが惑星酔いして見た黒いファンタジア」という趣き。何言ってるかわからないと思うが、観た人なら賛同してくれるはず。
やっぱ才能あるやつが手間暇かけて想いを込めて妥協な>>続きを読む
三島やディックや春樹等を想起させられこそしたけど、全てが脱色されたエンターテイメント映画で、原作小説はきっともっと上手いんだろうけど、やっぱ私はこういうのに一ミリも心動かないです。サンプリング能力はあ>>続きを読む
『グリーン・ナイト』を観た私:「『最後の誘惑』じゃん…」
原作が700年前にあると知った私:「無知で恥ずかしいです…」
原作との差異を知った私:「スコセッシ版『最後の誘惑』じゃん…」
4K版を観た。実写版「ジ・エンド・オブ・エヴァンゲリオン』逆再生バージョン、という感じでした。画面がずーっと卑猥に発情してた。酔った。
1974年ですか。本当にこの時期のアメリカの白人たちは、シラケ>>続きを読む
アラン・マッギーの映画なんて駄作に決まってるだろ、という確信があったのだが、マジで超つまらなくて大満足。最後のオアシス二連発で泣きそうになったのはここだけの話だぜ。いやーしかしつまんなかった。じゃあな>>続きを読む
最高!とにかく音楽がシリーズを通してずっと最高。ファレルがこのシリーズに遺したものは本当に大きい。
ミシェル・ヨーに関しては『Everything Everywhere All at Once』のほ>>続きを読む
いやー素晴らしい。とりわけキャスリン・ハンターが一人で演じる "The Witches" は『蜘蛛巣城』さえも超える超怪演。夢に出てくるわこんなもん。ただ、あのフランシス・マクドーマンドをもっても、『>>続きを読む
#キノフェス ゆえ安かったから隙間時間に気軽に観たのだが、オークワフィナ登場でテンションがぶち上がった。よくできたB級ブラック・コメディだが、このテーマでスマホもあるのにSNSが全く出てこないのは物>>続きを読む
前作も何と戦っているかわからなかったが、当時それはソ連でありレーガン期の新冷戦のナショナリズムだということは暗黙の了解だった。しかし、今作の何と戦ってるのかわからなさは異常。マジで誰。どこ。
敵も大>>続きを読む
「ミラマックス」で、「ワインスタイン」家で、犯人の動機が「ミレニアムに動機はない」からで、日本公開が「酒鬼薔薇事件」のせいで延期になったと。なるほど、もうまんま90年代じゃん。きもいわー。
しかしビ>>続きを読む
退屈な作品だった。『アス』からさらに映画として退化している。ジョーダン・ビールは後年『ゲットアウト』の一発屋として記憶されることになるだろう。
こんなんズルいわ。映画に泣くことなんざ求めちゃない。にもかかわらず、めちゃくちゃ泣かされたよ。アリシア・ヴィキャンデルはいつものように強く美しく素晴らしいが、これは間違いなく主演、監督、脚本をつめたジ>>続きを読む
まさかの『ダンス・ダンス・ダンス』オチかよ!中期春樹の良さと怖さを抽出したような映画だな、そりゃ春樹も『ドライブ・マイ・カー』より好きって言うわ… しかし怖い映画でしたね。美しさはもちろんあるけれど>>続きを読む
『L.A.コンフィデンシャル』デス・ロウ・レコーズ版といった趣き。近年N.W.Aや2Pacの映画等が立て続けに公開されてきているが、どれを観ても結論が「シュグ・ナイトはクソ」になるのが凄い。2018年>>続きを読む
同監督の『LETO』があまりに超弩級の傑作だったので超期待したが...
この映画の宛先は俺らじゃないんだよね。それは決して悪いことではないけれど。
最高。『ドライブ・マイ・カー』で、『ノルウェイの森』で、そしてなにより極上の『風の歌を聴け』だった。この映画の中では、ジェイとキヅキが、そしてあの鼠が生きている。彼らを見守る死んだDJがご機嫌に喋って>>続きを読む
『Kurt Vonnegut: Unstuck in Time』を観ました。本人そして子供たちや友人の貴重証言でヴォネガットの人生を振り返る、ヴォネガット読者には堪らないドキュメンタリーです。ドレスデ>>続きを読む
『ホーリー・グレイル』で成功を収めたテリー・ギリアム初の単独監督作品。といっても主演はマイケル・ペイリンでパイソンズ要素はめちゃくちゃ濃く、映画というより手の込んだTVコントのよう。ここからよく『未来>>続きを読む
いやー面白い。まさに「あなたの目は騙されている」系の作品の最高峰だ。ネタバレを知っててこんだけ面白いのだから、ネタバレ知らずに見たら激烈に感動したろうな
「キリストは天衣無縫だ」
「世界は徒歩で移動する者のみに真の姿を見せる」
岩波ホールで『ブルース・チャトウィン』を観た。二日後の閉館を前にし、本来であれば次回予告が流れる時間に、岩波ホールそれ自体が>>続きを読む
はちゃめちゃに面白い。猥雑で低俗で騒々しくて欲望剥き出しでご機嫌な愚か者大集合で最高!
『エヴリシング・エヴリウェア・オール・アト・ワンス(なんでもどこでもいっぺんに)』を観た。『シン・エヴァンゲリオン』に見せかけた『ジ・エンド・オブ・エヴァンゲリオン』。マルチヴァースを経由した最新型の>>続きを読む
『リコリス・ピザ』を観た。フィリップ・シーモア・ホフマンを失って以降どうにも精細を欠いていたポール・トーマス・アンダーソンを再び輝かさせるのがホフマンの息子だなんて!懐かしくて、フレッシュで。ずっと待>>続きを読む
"Shin Ultraman" is a Japanese Multiverse of Madness. Strongly recommend the guys who enjoyed reading>>続きを読む
めちゃくちゃ好き。主要キャラが全員皆魅力的で、音楽もバッチリ、プロットは多少弱いがそれでもよく練り上げられ、クリシェはあるものの無駄なシーンが全くない。むしろ、ベタな要素があるからこそ画面が際立つ。ラ>>続きを読む
2015年のF・F・Sでスパークスを初めて知ったにわかの私でもとても楽しめた。2015年のホステスクラブウィークエンダーでフランツを目当てにFFSを観に行き、そこでロンのあまりにミステリアスな佇まいに>>続きを読む
原作クレジットこそないが、『白夜』『やさしい女』でドストエフスキーに接近したロベール・ブレッソンによる『悪霊』という解釈で間違いないだろう。ポスト学生闘争のしらけた70年代では、キリーロフの真似はでき>>続きを読む
前作『2』での現実政治への接近 (デップのトランプ化、ファシズムと歴史修正修行への欲望) は背筋が凍るほどスリリングだったが、本作『3』のそれ(アメリカ大統領選、vsヒラリー2016、箱が盗まれたと騒>>続きを読む
信じられない超怪作。『鉄男』と『クラッシュ』で幕を開け、『エマ 愛の罠』になるが、そこから転調し『エイリアン』モードとなって、最後に超高速の『イレイザー・ヘッド』が爆発する。これぞ新世紀のカルトクラシ>>続きを読む
「アネット」パートの全てが素晴らしかったけど、どうにもアダム・ドライヴァーに乗れなかった。運命の子を育てるのにカイロ・レンじゃ役不足だ。ドニ・ラヴァンを主演にフランス映画として撮り直してほしい。アメリ>>続きを読む
面白かった!が、開始五分でオチというか映画の仕掛けがわかってしまった。多分誠実な監督なんだと思うけど、もっとふしだらに騙してくれてもよかったのに。しかしそれもまたこの映画の「ワンナイトスタンドは嫌なん>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
IMAX先行上映で観た。帰路にニルヴァーナ「サムシング・イン・ザ・ウェイ」を聴いた。そういう人はとても多いだろう。
面白かったけれど、個人的には特に熱くならない映画だった。全体的に暗く重い雰囲気は『>>続きを読む