Teriyaki88さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Teriyaki88

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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.3

序盤のひと時に少しダルさがあり、一瞬不安になったが、全体としてはスターウォーズの世界観を踏襲しつつ絶妙な演出の加減、迫力や躍動感はシリーズ最高品質で、決死の覚悟が伝わってきます。
ジェダイの安売りが一
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ネイビーシールズ:チーム6(2012年製作の映画)

3.8

ゼロダークサーティと比べて、CIAに兵士のパーソナリティ、現地スパイを加えた三本軸で展開。
ターゲットの情報を少しづつ集めていく中、兵士達それぞれを描き分けながら、着々と準備をしていき、徐々に高まって
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世界侵略:ロサンゼルス決戦(2011年製作の映画)

3.7

写実的な戦争と宇宙人侵略を融合。血生臭く泥臭く火薬臭く、色々な人もちゃんと死ぬし、戦場の緊迫感を上手く描いた。
そうなっていくと写実かSFの境が宇宙人のCGデザインにかかってくるが、上手く曖昧にしてい
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.3

アートディレクションとカメラが群を抜いて秀逸な上に、ディテールにこだわり、現代劇とSFのちょうど中間のような不思議な世界を創出。

あやふやでフワフワした緊迫感を少しづつ積み重ね、やがて静かで綺麗な映
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インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

3.2

CGの頑張りは目立っていた。

構成は米国映画の文脈ベタベタで、荒唐無稽な筋書きと、宇宙と地球の壮大なスケールの中、気軽に家族身内大集合の超段取り進行。

信長協奏曲(2015年製作の映画)

3.2

1シーンだけよかった。

「太陽がどこへ落ちるのか考えたこともなかった」の瞬間。

殯の森(2007年製作の映画)

3.2

こうしないといけないはない。という言葉はありふれたものだけど、入れ方がよかった。
息子を亡くした主人公と、最愛の妻を亡くした老人が、葬いの旅に森を彷徨ったということらしい。
叙事詩的な映像の描写は素晴
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ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

3.6

決して悪くはないんだけど、前作と張り合ってしまった感がもったいない。
前三部作は神がっていたので、細部の演出はあえて別口で作ってみてほしかったかも。

JBシリーズのヒロインがブスキレイであったことと
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コインロッカーの女(2015年製作の映画)

4.0

全くノーマークだったけど、かなり良い映画。女性活躍の潮流があるが、これは力強さとか弱さを見事に混在させて魅せた。雰囲気がとても良く、グイグイ引き込まれる。

涙と笑顔を織り交ぜて、母親の教えを奥行きに
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萌の朱雀(1997年製作の映画)

3.3

衣装の白が、どこか懐かしい日本の風景の中で一際際立っていたのが印象的。

ギリギリのバランスで成り立っていた、ちょっぴり複雑な家庭環境が、静かに終わる。何もない時間の儚さと尊さが美しい。

カメラマン
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.0

眠れない夜に感じる時間の重たさ、突然訪れた恋未満のソワソワ感、わずかな時間の中で記憶に残る出来事のワクワク感と、終わりを迎える寂しさ、最後に一歩踏み出せて抱擁しあえた充実感、お互い一線を越えずに抱きあ>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.2

当時の記事とそのあらましを描いた映画の価値は同等ではないが、事件を私は知るきっかけになったし、風化させない意味は大きい。枢機卿が今でもローマで神父をしているのが驚愕。

映画そのものは、1976年から
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エベレスト3D(2015年製作の映画)

3.8

想像を絶する過酷さが、よく伝わってきました。

ズートピア(2016年製作の映画)

4.3

一度は誰しも想像したであろう世界を、大切な道徳観念とともに、愛くるしいキャラクターの見事な映像で描いた3DCGアニメの傑作。

自分と違う人はもちろん、生き物にも優しい気持ちにしてくれるアイデアに満ち
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神様なんかくそくらえ(2014年製作の映画)

3.7

ニューヨークの社会に馴染めなかった若者たちの息吹が伝わってくる。

「何をされても愛している」ほどの代償のいらない愛情が他人同士の中に、あるのかもと思えた不思議な映画。

もし見つけられた人は、この世
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.0

ともかく感触のリアルさを追求した映画。
ちゃんと痛たそうで、凍えそうで、血肉は生々しくジューシー、風はひんやり、水は冷たく、視聴者の感触を呼び起こす、稀有な作品。

全カット17mmクラスのワイドレン
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

1.0

人類至上主義全開で、命の尊厳を舐め腐ったかつてないほどの醜く、1とは全く異質の映画。
「自分の命がこの世でもっと尊いと思うか?」「闘犬に価値があるか?」もしあると思うならヘラヘラと楽しめるんでは。
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メイジーの瞳(2012年製作の映画)

4.2

口だけの愛で、育児放棄する両親から冷たい仕打ちを受け続ける少女。思いもよらない相手から求めていた愛情を貰う大切な時間。揺れ動く二つの世界を経験していく。

親に不信感を抱く少女の夢物語をベースにしたと
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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

4.2

夫婦の相性という永遠の謎の答えのひとつを垣間見たような気分。保守派で理性的思考の比重が大きい夫と、開拓派で直感型の妻、微かに少しずつ広がっていく溝。
女性の表現も男性社会優位の映画界において異質の丁寧
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