肉鹿さんの映画レビュー・感想・評価

肉鹿

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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.5

0-31で大敗して世界中から嘲笑われた日から10年。FIFAランク最下位の米国領サモアに招かれたのは、気性の荒さでアメリカを追われた元名監督。勝つのは無理だからせめて初得点をと託された期間はたった4週>>続きを読む

ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦(2014年製作の映画)

3.3

0-31で大敗して世界中から嘲笑われた日から10年。FIFAランク最下位の米国領サモアに自ら希望してやってきたのはアメリカ人監督。国外から選手を呼び寄せ、練習方針を見直し、4週間後の予選に挑む姿を描く>>続きを読む

どですかでん(1970年製作の映画)

3.6

戦後のスラム街。貧しくもいきいきと暮らすクセの強い人たちを8つのエピソードで描く群像劇———黒澤明監督作品。

同じ原作を映像化した「季節のない街」と見比べてみたよ!

まず暗さが桁違い!
独立したお
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フレーミングホット!チートス物語(2023年製作の映画)

3.5

ドリトスやチートスなどの人気スナックを製造する会社は不況とライバル社の勢いに押されて業績急降下。そこに"チートス 激辛チーズ味"という起死回生のアイデアを持ち込んだのは工場勤めの用務員だったのだ———>>続きを読む

輪廻(2005年製作の映画)

4.2

35年前に起きた無差別殺人事件を題材に映画を作る監督の前に現れたのは新人女優。絶対に彼女を起用しなければいけない衝動に突き動かされるまま、クランクインを迎えてしまう———清水崇監督作品。

おもしろい
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女優霊(1995年製作の映画)

3.3

撮影済みのフィルムに別の映画が映り込んでいるのを発見した新人監督。その日から不可思議な現象が撮影現場を襲う。

平成初期の大作ではない撮影現場の裏側を覗き見れる雰囲気が楽しい!
柳憂怜さんに独特な弱々
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シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)

3.0

建築家でありながら心霊調査員として周りから気味悪がられていた男に舞い込んだ依頼。それは過去に調査した村シェラ・デ・コブレに繋がっていたのだ。

怖くない!!!!けど、気味は悪い!
時代的なものもあって
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

全国への夢が終わった合唱部部長の中3男子。失意のなか現れたのは足長ヤクザ。低音関西弁で告げたのは「歌がうまなるコツ教えてくれへん?」

こんなん卑怯やん!綾野剛さんの関西弁えろすぎるし、さんざん振り回
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.3

PMS(月経前症候群)とパニック障害という理解されにくい疾患を抱えるふたりは、小さな会社で出会う。その出会いは夜空の星のように朧げだけど、瞬くほど夜明けに近づいていく———三宅唱監督作品。

これはお
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.1

8人の男と女に巻き起こる"いつも通り"のありふれた出来事。そんないつも通りを超越する瞬間を目撃せよ。

これはお酒とおつまみがすすむやつ~🤤
根本宗子さんの舞台を自身の脚本で映画化したものだけど、舞台
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ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.3

子供のできない夫婦は森で男の子を拾う。すくすく成長したが、ある日を境に本当の力が目覚め周りを傷付けはじめる———ジェームズガンプロデュース。

これは「ザ・ボーイズ」の前日譚(大嘘)
うっすらしか知ら
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ハード・パニッシャー(2013年製作の映画)

2.8

強盗を邪魔された腹いせに老夫婦は生きたまま火をつけられ焼死。哀しみで復讐の鬼と化した息子が最強の特殊工作員だったことから、警察と軍を巻き込んだ復讐劇がはじまる。

さぞかし情け容赦ないハードな作品かと
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ファンタジー・アイランド(2020年製作の映画)

2.3

願いをなんでも1つだけ叶えられる島に招待されたゲストたち。夢の時間はだんだん悪夢に変わっていく。

狐につままれたようなお話🦊

豪遊、あの時こうしていれば的if、死者との対話、復讐、みたいないくつか
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

ツギハギ顔面の悪魔的外科医によって家に閉じ込められていた絶世の美女。無垢な魅力で男たちを翻弄して大陸横断の冒険に旅立つが、そこで知った世界の広さにとめどなく成熟していく———ヨルゴスランティモス監督作>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.1

18世紀初頭イングランド。女王と側近の公爵夫人の蜜月関係は没落貴族の女中によって徐々に変わりはじめ、ウサギが悲鳴をあげる事態となる———ヨルゴスランティモス監督作品。

撮影と美術がよくなりすぎてる!
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.9

独身者は存在だけで罪です。あなたたちは45日以内にパートナーを見つけなければ動物に変わります。自分で選んだ動物だから文句はないでしょう?———ヨルゴスランティモス監督作品。

ついつい気になる設定のセ
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.9

ギリシャ郊外。父親の教育方針が絶対の家庭で暮らす子供たち3人は成人になっても家から出たこともなく、偏った常識を植え付けられたまま初めて観た3本の映画の影響を色濃くうけた———ヨルゴスランティモス監督作>>続きを読む

志ず江(2011年製作の映画)

3.5

工場勤務の中年女性"志ず江"の日常に目がギンギンになる2分の短編模造紙アニメ。

手描きのぬくもりのおかげで志ず江の顔が哀愁漂いすぎてるし、色の絶妙なくすみ方も職人技w

それにやっぱり「ギンギンに目
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.7

大量殺戮兵器になってしまう新エネルギー装置を内部告発しようとした天才プログラマー。しかし、陰謀に巻き込まれたことで信頼できる仲間と自らの手で戦いに挑んだ———キャストを一新したシリーズ3作目。

圧勝
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

2.7

幼い頃の体験から宇宙人がいることを信じる女の子は、妄想癖を疑われてコールセンター勤務。だが諦めない行動力が夢を叶え、赴任したのはMIBロンドン支局———シリーズ4作目。

過去シリーズへの匂わせたくさ
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メン・イン・ブラック3(2012年製作の映画)

4.0

月面刑務所から脱獄した凶悪犯が復讐のため向かったのは過去。そのせいで変わってしまった未来を取り戻すため、捜査官"J"はひとり過去に飛び降りる。行き先は40年前の1969年———シリーズ3作目。

前作
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メン・イン・ブラック2(2002年製作の映画)

4.1

あれから5年。トップエージェントになったが新しい相棒に満足できず、つぎつぎ一般人に戻していた"J" そんな時に新たな地球の危機。救えるのは、引退して郵便局長となったあの男の記憶の中だけなのだ———シリ>>続きを読む

メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

4.0

人間離れした犯人を追いかけるNY市警の刑事が出会ったのは黒スーツの男。過去を抹殺され、名前も捨てた彼はしかめっ面の相棒と共に銀河系の存亡を賭けた戦いに挑む。

問答無用の楽しさある🥳

時代的なCGの
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ピンカートンに会いに行く(2017年製作の映画)

3.3

ブレイク寸前で突如解散してしまったアイドルグループ「ピンカートン」しかし20年後、権力を手に入れた大ファンが再結成のため動き出す。同時に解散の理由も明らかになり…

これでもかってぐらい差異と反復を意
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チャーリーズ・エンジェル フルスロットル(2003年製作の映画)

3.1

決して正体を現さない謎のボス“チャーリー”のもとに集められた3人の美しいエージェントがなんか指輪奪い合ってた———シリーズ2作目。

前作より好き。

アクションが増えてて、モトクロスアクションが珍し
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赤ひげ(1965年製作の映画)

4.2

江戸。誰もが無料で受診できる養生所を舞台にエリート若手医師とケチで赤ひげがトレードマークの所長を中心に市井の人々を救う姿を描く黒澤明監督作品。

完璧に近いヒューマンドラマ👏

徐々に信頼関係が出来上
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コリアタウン殺人事件(2020年製作の映画)

3.5

ロサンゼルス。無職になった男は近所で起きた殺人事件の調査をはじめる。興味本位の暇つぶしのはずが使命感になりやがて啓示にまで変わっていく———監督も主演も"わからない"POVモキュメンタリー…なんだろう>>続きを読む

チャーリーズ・エンジェル(2000年製作の映画)

3.0

決して正体を現さない謎のボス“チャーリー”のもとに集められた3人の美しいエージェントが活躍。

実は同じくらいビル・マーレイも活躍してるよ。エンジェルオブビル・マーレイ🤤

あとOPタイトルの後ろで跳
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野良犬(1949年製作の映画)

3.3

終戦直後の東京。新米刑事が満員電車で盗まれてしまったのは拳銃。責任を感じベテラン刑事と犯人の行方を追うが、銃声が止むことはない———黒澤明監督作品。

三船敏郎さんの顔がいい!
小綺麗ver.と薄汚い
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X エックス(2022年製作の映画)

3.8

1979年、テキサス。3組のカップルがポルノ映画の撮影に訪れたが、待ち受けていたのは哀しき殺人鬼老夫婦。

これはこれは…とてもよきスプラッター☺️

スプラッターホラーに1番大切なのは血生臭さや頭が
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.8

テキサス。落ちぶれたポルノ男優は逃げ込むように別居中の妻の実家に転がりこむが、嘘みたいに"テキサス"な女の子と出会い再起を夢見る。

優しい映画。

クズだけど憎めない男じゃなくて、クズで普通に嫌なや
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バービー(2023年製作の映画)

3.3

バービーファミリーたちが住む世界は完璧。肌の色も関係ないし、名前だってみんな同じ。笑顔で眠れる毎日を過ごしていたが、ひとりのバービーが死について考えたことから世界は生まれ変わる。

2023年の世界基
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.6

離婚により離れて暮らす父と過ごしたトルコでの11歳のバカンス。20年後、父と同じ年齢になってビデオを見返すと気付けなかった想いに胸が詰まった。

このパッケージを見ただけで泣けて泣けて周りに迷惑になる
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.7

1952年。はじめて映画を観る「地上最大のショウ」まるで麻薬のように映画に取り憑かれた少年は、撮ることによって人を傷付けていくことを知っていく。

マザコン映画。
だけど女々しくはなくて受け止めて送り
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.4

才能とエゴに溢れ、すべてを手にした天才指揮者。王国ともいえる世界を作り上げるが、崩壊への不協和音は刻々と近付いていた。

ケイトブランシェット"様"や"御大"なんて呼ばざるを得ない姿から"さん"や"ち
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恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.8

マンハッタン。女性共感度100%の恋愛小説を書く売れっ子小説家の正体は潔癖で差別主義者の偏屈おじさん。だけど隣人のアクシデントで犬を預かったことから、本当の姿が明らかになり始める。

1番注目すべきは
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