HELLOPANDABOOKさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

夏物語(2006年製作の映画)

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主役のビデオクリップ感。途中、ニューシネマパラダイス感。タイトルとレビューに釣られた自分が悪い。とにかく最後まで見たぞ。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.7

途中、エイミーマンの名曲WISE UPが流れ出す。『マグノリア』のカエルが降ってくることに触れてるであろう会話。良いシーン。

サンダーロード(2018年製作の映画)

3.1

主演のジムカミングスが脚本も監督も手がける。ほんとに何度も書いてる気がするほど、アメリカ社会の銃振り回しホッケーテンパー感が、どの現代映画にも出てくるほど、社会病巣か。これがイヤなら、マーベルのバキュ>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

2.9

膨大なデタラメとスカッたキスまでのディスタンス。イントロクレジット、エンディングロールのアートディレクションは秀逸。フォントサイズとか、今の自分の求めるデザイン性とぴったり。すごく良い刺激を受けた。

無実の投獄(2017年製作の映画)

4.0

主演のラキーススタンフィールドは、『ショートターム』のときから光を放ち続けている。彼のリリックも好きでよく聴いてきたけど、この映画はすさまじい。すさまじい。すさまじい。アメリカのイヤな部分が凝縮凝固。>>続きを読む

燃えよ剣(2021年製作の映画)

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司馬遼太郎の原作を読んだのは30年くらい前かな。これ読んで、より土方歳三が好きじゃなくなり、同時に近藤勇はもっと苦手になり、さらには薩長土肥ももっと苦手で、あら気づいたら、全部苦手という事態に。幕末期>>続きを読む

アメリカン・プリズナー(2019年製作の映画)

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デニスリチャーズの老け込み方と整形?に愕然。いかにもアメリカB級映画なシリアス風感。

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.3

好きか嫌いかはおいといて、あっていい映画。というか、映画としてあるべき映画。個人的にはそんなでもなく、やはり日本映画にありがちな、遠い声、日常や普通を出そうとすると途端にボソボソになるセリフが苦手。抑>>続きを読む

キル・チーム(2019年製作の映画)

3.4

作品として成立してて、戦争を仕掛けてばかりの人の一方的なメンタルに相変わらずへきへきすることを再痛感する映画。もはや戦争仕掛けてる国の映画館やカウチじゃどう捉えられてるのだろうか。

サンダカン八番娼館 望郷(1974年製作の映画)

3.3

こりゃ久々の映画がまたズシリとくる。雨、廃屋に近い住まい、すえた臭いが今にもしてくるような世界観。小説『沈黙』のあのぬかるみを思い出す。

ザ・エージェント(1996年製作の映画)

3.3

レネーゼルヴィガー、ブリジットジョーンズシリーズで知ってる程度だったけど、良い役者さんだなぁ。

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.5

ホアキン流れで鑑賞。説明なし、セリフ少ない、だからといって余白だらけということもなく、映画としてゴールできる。そのご褒美は、最後のダイナーのエンドロール。完璧な画角で1テーブルを長回し。この終わり方、>>続きを読む

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

4.0

ポートランドが舞台。音楽。スケボー。秋風みたいな爽やかなトーン。おしつけがましくない。題材はちときつそうだったのに見てて、ずっと見てたくなった。エンディングみて、ガスバンサント監督だと知った。このパタ>>続きを読む

チェンジリング(2008年製作の映画)

3.9

ジェフリードノヴァン関連作をと思って見たら、大戦前の古いロサンゼルスが舞台だし、アンジョリーナ主演だしで、あんまりかなと思いながら見てたら、あっという間に引き込まれて2時間30分以上の作品も、瞬く間に>>続きを読む

ファイナル・プラン(2020年製作の映画)

2.8

リーアムニーセン主演の、リーアムらしいアクション映画。もう老体で、リーアムらしいアクションが成立しなくなるギリギリの作品。まだこのやり方で固定ファンを喜ばせようとしてくれる。個人的に彼の大傑作だと思う>>続きを読む

ウィルソン(2017年製作の映画)

3.0

見てるあいだ、ずっと山本譲司著作『累犯障害者』のことが浮かび続けてしまった。この際、この映画がコメディなのか、人気コミック作品なのか、ドラマなのか、カテゴライズはどうでもいい。ただ、人間の身勝手さはて>>続きを読む

オールド・ナイブス(2022年製作の映画)

2.5

キャスト固めて、ふんわり良い感じ作品も、サスペンスとしても未成熟で、話の筋としても、国家と恋愛が天秤にかけるような職責レベルで、やばい心理戦やら対テロ工作とかしてる時点で、ちと危ういのう。このレベルの>>続きを読む

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

3.4

報道の力があるかないか。
腐敗、拷問、弾圧、悪政と蛮行は、あとを立たない人間社会に、本質的な正しさや尊厳をいかに守る。巡行するか。
これは、ちょっとのことでも我慢できないやつには、もはや遠いお伽話。心
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デンジャラス・ラン(2012年製作の映画)

3.0

音は良い。優秀な割には、いろいろぬるく、やられるの待ちみたいな。予算と策に溺れたC.I.Aがクソみたいな腐敗臭をプンプンさせてる映画。デンゼルワシントンでもいかんともしがたい脚本。

刑事物語(1982年製作の映画)

2.6

若い時はみな肌ツヤがすばらしい。
老いとうまく付き合いたい。と思った。

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.3

ザ、ぶっ放しのメロディ。こりゃ、ライフル協会シュプレヒコール。ポップコーンはすすむけど、脳細胞のいくつかは死んでまうな。

山河ノスタルジア(2015年製作の映画)

3.5

いなたい、もどかしい、せつない、こんな骨がきしむペットショップボーイズはない。

暗数殺人(2018年製作の映画)

3.0

サイコパス殺人が題材。この手の事件ものって、実話をもとに、というのが多いのが、たまらない。不条理なことがそれほど多いということが、観覧中も片隅にあるから、作品に埋没できない。紙の資料をめくるのに、指を>>続きを読む

底知れぬ愛の闇(2022年製作の映画)

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ヒマと金をもてあましたサイコが、クールな優しい夫を装いたがるも、全然カッコつかないで、頭いいのに乱暴な殺し方しかできない、ヒマと金とダサいパーティー仲間とコミュニティを保つ映画。くそ的なほとになんじゃ>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.5

ようやく見れた。個人的には、面白かった!
恵まれた者たちの驕りと過信。冷淡さ。そしてそれに群がり、乗っかろうとする、恵まれないことを取り返そうとする者たちの浅ましさや恐ろしさ。この映画には良いものは何
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ベルリンファイル(2013年製作の映画)

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織田裕二や福山雅治がヨーロッパロケするのと同じような海外キャストのB級感。しかたないのかな、これは。ハ・ジョンウは、今のところ、哀しき獣がベストかな。個人的に。

依頼人(2011年製作の映画)

3.0

局面局面で流れてくるインストの曲が、映画『トゥルーロマンス』のyou 're so coolぽく聴こえてくるけど、場面に合わない。笑
法廷劇としてのオチとか法規的やりとりとかは、日本のヒーローとか相棒
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

いつか見直そうと思う。この物質的価値観の世界、たとえば、軽自動車のってるやつよりベンツ乗ってるやつの方がいいとされてる価値基準が、ゾンビ化しすぎて、もっとワケわからなくなったときに見直そうと思う。見直>>続きを読む

熟れた快楽(2016年製作の映画)

2.9

キリスト教をベースに見ないと腑に落ちないところが刃こぼれしてしまう。最後はひとり、は変わらず、か。それより、インテリア本より充実したインテリアやプロップス、それなのにDVとか、そのコントラストが怖い。

哀しき獣(2010年製作の映画)

3.3

えぐいけど、映画的におもしろい一本。すさまじい殺し合いなのに、その理由が、愛人と女絡みのみ。そしてオチ的にも1番愛人マンが取りこぼし。というギャグ発起のバイオレンスハードボイルド仕立て。で、的を得てる>>続きを読む

ヴェンジェンス(2017年製作の映画)

3.3

ドンジョンソンがハーレーで退散は、ハーレーandマルボロマンのオマージュか。二本続けて観た映画がどちらも自警主義という言葉をキーワードに。自警主義という言葉を今まで使ったこともないのにここに来て立て続>>続きを読む