HIGHINLETさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)

3.9

アクション映画から再びメッセージ性が復活。

腐敗したミャンマー軍。
突然現れ、丸腰の地元のカレン族の村人を一方的に惨たらしく集中砲火で虐殺していく。

内蔵は飛び出し、
頭や足がいとも簡単に吹き飛ぶ
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ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

3.2

ランボーに戦車を持ち出しても無駄だった。
無敵。

アフガニスタンのムジャヒディンと羊を円の中に投げ入れる狂った競技で文化交流をしているとソ連軍が強襲。

ランボーに楯突いたが最後、ソ連の基地は潜入で
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ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.4

ベトナム戦争で囚われた捕虜の生存を確認するため、現地を写真撮影する任務を課されたランボーだが、そんな任務は無視して己の信念を振りかざして他国でも暴れまくる。

潜入スキルやメロドラマは申し訳程度で、
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ランボー(1982年製作の映画)

3.7

サバイバル術で敵を追い詰める緊迫感あるアクションと、敗戦軍人への冷遇の問題を問いかけるテーマ性もある素晴らしい作品。

ベトナム戦争で英雄と称えられる軍人ランボー。
息を潜めて1人づつ確実に仕留めてい
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

時代の固定観念に負けず自分の価値観を信じて幸せを掴もうとした女性の力強さと、
心底では繋がっている姉妹の愛情を確認できるステキな作品。

女性が男性の経済力なしでは生活できなかった時代。

そんな時代
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深夜の告白(1944年製作の映画)

3.4

暗がり独り、主人公の罪の告白から始まるサスペンス。
冒頭からタダならぬ雰囲気を感じる。

主役の保険会社セールスマンが艶かしい色気に放つ美女に唆されて、殺人に手を貸してしまう。

殺害した女の夫が事故
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マネーモンスター(2016年製作の映画)

3.0

投資番組の生中継中に立てこもり事件が発生。

ジョージ・クルーニー演じる司会者は投資と関係ないダンスやコスプレしたりと情報の信憑性よりショーアップすることばかり目がいって、何だかいけすかない。

そん
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七人の無頼漢(1956年製作の映画)

3.2

強盗殺人犯を追う元保安官ストライドの復讐劇。

冒頭、物語のあらすじを示す仰々しい歌で盛り上がる。

一言のセリフで事態が何度も急変し、伏線が一気に繋がり感心させられた。

道中出会った若くて半人前と
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Wの悲劇(1984年製作の映画)

3.3

薬師丸ひろ子のたどたどしい演技がかわいい。
女優として成功することを夢見るも、
自分を持てず周りに頼ってしまう劇団の研究生の不安定さとぴったりとあっていた。

そんな研究生がスキャンダルを代替わりして
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影の軍隊(1969年製作の映画)

3.4

フランスのレジスタンスの暗躍を冷徹に描いた作品。

仲間が裏切ったため抹殺せざるを得なくなったり、捕虜となった同志を救えなかったりと報われない日々が続く。

己を押し殺し、大義を果たすためにした行動が
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.5

福島第一原発事故発生時に決死で戦った作業員たちに終始、頭が下がりっぱなしでした。

現場の作業員はじわじわと忍び寄る放射能の恐怖だけでなく、突発的な建屋の爆発による瓦礫の落下にも怯えていた。

さらに
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.5

タイトル見たときはとんだブラック企業の映画と思ったが、善意にあふれていた。

客のためにできることを考えて行動を起こすおっこちゃんに感化され、張り合っていた近所の大手旅館の令嬢・ピンフリが助言したり、
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一度も撃ってません(2020年製作の映画)

3.4

佐藤浩市や豊川悦司、妻夫木聡ら
名が通った豪華俳優陣が五月雨式に次々に現れておっと驚かされる。

石橋蓮司演じる世間から忘れられた作家は、妻思いで大人しく気弱。
毎朝、妻が出す味噌汁に入ったシジミの身
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ガン・ファイター(1961年製作の映画)

3.5

人殺しで追われる身のオマリーと彼を追うストリブリング。

その場の都合で牛追いの仕事を2人で請け負い、依頼主の妻を奪おうと恋愛バトルに移行。

乱暴だがロマンチックなことを言う色男のオマリーが魅力的で
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アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)

3.4

定職に就かず自分のリズムで生活し、人の気持ち考えずその場だけ取り繕う独身貴族役のヒュー・グラントがよく似合っている。

母親以外と交流がなく学校でも浮いている男の子との出会いをきっかけにだんだんと誰か
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.4

老年まで銀行強盗を続けた実在の犯罪者。

銃を持ってもだれも傷付けず
戸惑う銀行員に紳士的な態度で優しい言葉をかけて相手を和ませる。

相手への気遣いを忘れず、
犯罪を謳歌する老人に朗らかな気分になっ
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.4

芸術と評して連続殺人を行うシリアルキラーの気色の悪い所業が懇切丁寧に描かれている。

本人にしか理屈が分からない無駄な話をして不意を突いて殺害する様は血の気が引くいた。

血痕が気になって何度も気にな
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SPOOKS スプークス MI-5(2015年製作の映画)

2.7

一応アクションもあるが全く派手さがなく陰鬱に淡々と進む。

テロの犯人の逃亡を手助けしたMI5の裏切り者を解き明かす話で、ゆったりと思いを巡らせれられる人にはいいかもしれない。

サーホー(2019年製作の映画)

3.5

監督が好きであろう「マッドマックス」や「ワイルド・スピード」「ローグ・ネイション」「香港国際警察」などのお気に入りのシーンをオマージュ丸出しで全部入れようという意地と無尽蔵のバイタリティを感じた。>>続きを読む

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

3.3

仲間と協力しながら脱獄への手立てを一つ一つ淡々と確実に築いていく。

過剰な演出がないからリアリティがあって看守に見つからないか緊張感があった。

キューポラのある街(1962年製作の映画)

3.4

土臭い街の人々の中で吉永小百合が一際きりりとしていて可愛い。

高校進学の夢を持つも、意固地で働かない父親のもとで貧乏に暮らすため思い通りにならない女子中学生。

周りの大人を反面教師にする姿は、どう
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嵐を呼ぶ男(1957年製作の映画)

3.1

文語体のセリフが続き単調に感じる中、裕次郎の深く甘い歌声だけがひときわ際立って聞こえる。

勝手にスターの成り上がり物語だと思っていたらソリの合わない母親との話に行き着き意外だった。

暴れる裕次郎は
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レッド・サン(1971年製作の映画)

3.3

侍の三船敏郎に手も足も出ないブロンソン。

寝込みを襲ったり、極寒で着物を取り上げたりなんだかイチャイチャしながら確かな友情を育んでいく。

2人の共通の宿敵アラン・ドロンの活躍はあまりないが三代スタ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.6

なかなか途切れない長回しにより緊張感があり、地理をしっかり把握できながら兵士の長い道のりの苦労が肌で感じられた。

至近距離の戦闘機の墜落や出会い頭の敵との遭遇は呆気に取られ事故映像のような現実味があ
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グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇(2019年製作の映画)

3.0

小池栄子が美人だけど、話すとガサツなところが丸出しでユーモラスだった。

愛人と縁を切っていく話だが、時間の都合だろうか愛人の人物像もあまり分からずただの笑いの要素に使われているが、そこまで笑えもしな
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

花を彩り歌い舞うスウェーデン人が住まう小さな集落。

一見穏やかな風習の人々だが、信仰のために外国人観光客を犠牲にしていく。

共同体を維持していくために殺人を正当化すればいいものを隠蔽することが姑息
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パラレルワールド・ラブストーリー(2019年製作の映画)

3.1

現実世界なのかニセの記憶なのかのミスリードの切り替えがうまくはないが、引っ張れていた。

恋愛にまつわるねぐえない十字架を背負った「君の名は。」のような内容。

ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.2

冴えない足の悪い兄と片腕のない弟がサーキット場の金庫から大金を強奪することを企てる。

ゆったりとあまり計画性がないように進行する犯行にほぼ感情の起伏がなかったが、ラストは辻褄が合い皆が幸せになったよ
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告白小説、その結末(2017年製作の映画)

3.1

小説家の元に現れたファンが、生活に入り込み徐々に心身ともに身動きが取れなくなる。

精神的に参っていたとはいえ、気性も言動も荒いのにどこに心を許したのか分からない。

彼女は一体何がしたかったのだろう
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ある決闘 セントヘレナの掟(2016年製作の映画)

3.2

薄気味悪い似非宣教師とテキサスレンジャーの父子に渡る因縁の対決。

遠距離で撃ち合いじわじわと迫る決闘はよかった。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.7

ほぼ闇の中でのレインバトルは徐々に心臓を絞られるようで興奮した。
ドルビーシネマで見てよかった。

大企業間の争いなどどこ吹く風で、ただただ誰よりも速く走るためにギリギリのところで無理を通し続ける意固
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.6

戯画的で微笑ましくも見える少年達の林間学校のような日常に、戦争の凄惨な現実が確実に迫って笑っていられなくなる。

被写体の一部だけで愛も死も瞬時に分かる見せ方で胸に響いた。

「キャプテンK フォー!
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

セレブの家に取り入り、金を巻き上げ、
騙せたと嘲笑っても向けられ続ける侮蔑の目。

見下され続け溜まりに溜まった鬱憤が爆発してカタルシスと虚無感があったとともに、現実でもいつ自分が人に対して無意識に差
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ヴェラクルス(1954年製作の映画)

3.4

無法者、メキシコ政府軍、反乱軍が金貨300万円を巡り争奪戦。互いに出し抜こうと裏切りに裏切りを重ね、最後まで展開が読めず面白かった。

馬が大群が一直線に並び駆ける様は壮観で、銃や大砲、ガトリングガン
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.5

シャーリーズ・セロンが神々しくただただ美しい。
無茶な行動をしても、国務大臣としてのカリスマ性があると説得力が持てた。

家で映画を観て驚いて声をあげるのは可愛く、ドラッグでハイになりやさぐれる姿は新
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デンデラ(2011年製作の映画)

2.9

雪山に捨てられたババア達が過酷なサバイバルを乗り越え、ババア達を追いやった男どもにどんな痛快な仕打ちをしてくれるのかハラハラしていたのにとんだ尻つぼみだった。

血しぶきの豪快さだけはよかった。