HIGHINLETさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.7

ほぼ闇の中でのレインバトルは徐々に心臓を絞られるようで興奮した。
ドルビーシネマで見てよかった。

大企業間の争いなどどこ吹く風で、ただただ誰よりも速く走るためにギリギリのところで無理を通し続ける意固
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.6

戯画的で微笑ましくも見える少年達の林間学校のような日常に、戦争の凄惨な現実が確実に迫って笑っていられなくなる。

被写体の一部だけで愛も死も瞬時に分かる見せ方で胸に響いた。

「キャプテンK フォー!
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

セレブの家に取り入り、金を巻き上げ、
騙せたと嘲笑っても向けられ続ける侮蔑の目。

見下され続け溜まりに溜まった鬱憤が爆発してカタルシスと虚無感があったとともに、現実でもいつ自分が人に対して無意識に差
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ヴェラクルス(1954年製作の映画)

3.4

無法者、メキシコ政府軍、反乱軍が金貨300万円を巡り争奪戦。互いに出し抜こうと裏切りに裏切りを重ね、最後まで展開が読めず面白かった。

馬が大群が一直線に並び駆ける様は壮観で、銃や大砲、ガトリングガン
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.5

シャーリーズ・セロンが神々しくただただ美しい。
無茶な行動をしても、国務大臣としてのカリスマ性があると説得力が持てた。

家で映画を観て驚いて声をあげるのは可愛く、ドラッグでハイになりやさぐれる姿は新
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デンデラ(2011年製作の映画)

2.9

雪山に捨てられたババア達が過酷なサバイバルを乗り越え、ババア達を追いやった男どもにどんな痛快な仕打ちをしてくれるのかハラハラしていたのにとんだ尻つぼみだった。

血しぶきの豪快さだけはよかった。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.6

出世や血の繋がりなどの悪しき因縁を乗り越え、次の世代を信じた先人達の思いが確かに伝わったストーリーで身に染みるものがあった。

大好きだったあいつの襲来はうれしかったし、これまでいいとこなかったレンが
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.2

エルサが水の馬で疾走するシーンはファンタジーの極みだった。

クイーン風の楽曲は新しい試みで意欲的だったが、前作の方が心に残る歌は少なかった。

話は平坦な印象でも、
メイン曲「イントゥ・ジ・アンノウ
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サウスポー(2015年製作の映画)

3.3

児童養護施設で共に育ち何よりの心の支えだった妻を不慮の事故でチャンプ。

自暴自棄の末、職も財産も名誉も娘との生活も奪われとことん転落していく。

再起をかけ、怒りを沈め地道な練習を重ねる姿に自然と見
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フレンチ・ラン(2015年製作の映画)

3.2

フランスの街並みを追いかけあったするシーンは画として目新しい。

無鉄砲なCIAの手早いアクションと、
青臭いツリのあまりにも綺麗に決まる手口が魅力。

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白かった。
キャストの出で立ちも表情の作り方も原作そのもので監督の愛が溢れ出していた。

男に虜になる女好きの獠を始め、惚れ薬で我を忘れる人達のお色気ギャグと海外ならではのブラック交じり
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ドラゴンボール EVOLUTION(2009年製作の映画)

1.0

安っぽくしたロード・オブ・ザ・リングっぽいファンタジーにSFパロディーを合わせて気持ち程度にアクションを入れた感じ。

ブルマとピッコロの女刺客との戦闘が多く、悟空の活躍がない。

アニメ版のようなタ
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

2.8

贈り物をきっかけに夫婦に関わろうとするやたらと家に踏み込んでくる隣人が、表情を読み取れず不気味。

自分の幸せのために他人を傷つけても冷ややかな夫に段々と気味の悪さを覚えるも、
そんな夫に対して、隣人
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.0

チョウ・ユンファの顔の凄みと爆破の量がすごかった。

ターミネーター(1984年製作の映画)

4.0

今見ても、ただならぬ前触れを予感させる未来から来た殺人ロボットの登場シーンは鮮烈。

殺しを瞬時に行い、障害を蹂躙する得体の知れないものが電話帳で標的のサラ・コナーをシラミ潰しに探しだそうとする演出は
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

2.5

遺伝子情報が転移して、生き物が変異していく不思議な世界が魅力的。

武器を扱えない女科学者だけで行く理由はよく分からなかった。

仮面の男(1998年製作の映画)

3.3

暴君との誓いに悩まされる騎士、
秘められた血縁関係、許されるない愛など人間ドラマが入り組んでいて話が面白かった。

老いぼれ三銃士の活躍が勇ましく、ディカプリオが美しかった。

おとぎ話のような美談。

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.4

デカい戦車が俊敏に責め寄ってきて大迫力だったし、照準を合わせるのに時間がかかるから一発外すと一気に窮地に陥ってハラハラした。

捕虜たちが湖ではしゃいでいてすごく箸休めになった。
バス停に戦車が来てニ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

度重なる不運に苛まなれてきたジョーカーが、非人道的だが世の中に働きかけることで解放されたようで幸せそうだった。

人を殺すタイミングが発作のように、不意に訪れるので本当の惨事を目の当たりにした気分だっ
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.2

全くブレがない長いパンの連続。見たことがなくミニチュアの世界を見渡しているようだった。

冒頭の床を洗い流す水と、ラストの寄せては引く波が綺麗にシンクロしていてよかった。

真っ裸で棒術披露する丸坊主
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決算!忠臣蔵(2019年製作の映画)

3.8

藩の再建を目指し必死で切り詰める財務担当の気も知らず、酒や芸者遊びなどで散財する戦担当の無能さに呆れるが人間味があって面白い。

いざ討ち入りが決まると、武器や移動費などが膨れ上がり、勘定片は思考停止
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.6

3Dアニメならではの荒唐無稽な描写に心揺さぶれたし、美しかった。

主人公の彼女との距離の詰め方も丁寧に描かれているし、愛しい人のために幾度も救う手立てを試す姿に胸がギュッとなった。

現実世界とデー
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.4

乗馬しながら銃撃したり、正確無比に敵に飛びかかる犬との共闘などアイディア溢れる娯楽性の高いアクションが満載。

その場にあるナイフを五月雨式に投げて仕留めて行くウィックにはシビれた。

ウィックのファ
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スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

3.0

あからさまな「燃えよドラゴン」のオマージュににやける。

ハイテクなビルのシステムに体力で解決するロック様。

既視感はあるアクションの連続でもサクサク進むので楽しめる。

アス(2019年製作の映画)

3.8

日常を照明とカメラワークで、
不穏な空気でホラーを演出したかと思ったら、明らかに笑いを取りにいったサバイバルアクションに変わる。

最終的にサスペンスに落ち着き、異変の黒幕の正体には驚かされた。

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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

精神が不安定な母親と息子との間の気まずい空気とに輪をかけて、霊的で不穏な出来事が続き緊張感が高まって引き込まれる。

ラストの畳み掛ける恐怖の連続に清々しかった。

母親の狂人的な表情と俊敏な動きがと
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デューン/スーパープレミアム[砂の惑星・特別篇](1994年製作の映画)

2.8

全宇宙を支配できるスパイスをめぐり名家が派閥を争う。

頭に入って来ないナレーションでいろいろ説明してくれるが、結局特別な力を持った者が勝利する勧善懲悪もの。

巨大生物サンドワームとともに大挙する最
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荒野のガンマン/致命的な仲間(1961年製作の映画)

3.0

息子を殺された女と静かな復讐心を持つガンマン、心に傷を持った2人が旅を通じ互いに心を通わせていく。

落ち着いた色彩で哀愁漂う。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

タバコを捨てたり劇場で前の席に足を伸ばしてもそれほど批判されない狭苦しくない時代のゆったりとした雰囲気に浸れた。

バイオレスは少ないもののカタルシスは尋常じゃない。

落ち目のスターの踏ん張りと、
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.2

ウディ・ハレルソンが独り籠城して大挙するゾンビに立ち向かう姿がカッコいい。

全く悲壮感がなく気楽に楽しく見れる。

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.8

雨粒や水面、草木の露などの映像美に目を奪われる。

雨の日に決まって授業をザボり新宿御苑で雨宿りをする高校生と、そこで出会った年上の女性。

名前も素性も知らぬまま互いに惹かれていき、雨音とピアノの旋
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

3.0

‪親子での共闘は燃えるしCGアニメならではの大胆なカメラワークは見応えがあった。

俳優による声も血が通っていた。

ただオチはドラクエのみならずゲームないし創作物を欲望を満たすだけの空虚な存在として
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.0

繊細な役が多い高橋一生が快活な男を演じ、勇ましい殺陣も披露していつも違う面が見れてかっこよかった。

本の虫で引きこもりだった春之介が、国替えの準備のために国の人間に一人一人を心を通わせてみんなの信頼
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天気の子(2019年製作の映画)

3.1

もう当たり前だが日常描写が繊細。

論理的展開を棚に上げてバレバレな前振りをしているので話に驚きはないし、主人公の2人の人物像が読み取れないので徐々に縮まる距離にもドキドキはしないが、
ただエモーショ
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.5

照れているMJがめちゃくちゃ可愛いかった。

子供から見た大人は怖くて信用ならないことを思い出させてくれる。

ブルーサンダー(1983年製作の映画)

3.0

‪ハイテク戦闘ヘリの活躍よりもヘリを追い回す戦闘機のミサイルの流れ弾が街をぶっ壊す様が見もの。「キャッチ・ユー・レーター」のセリフが決まっていた。‬