SJさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

SJ

SJ

映画(218)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.2

ハウルは自由を求めて生きている。だけど、なんでだろうすごく不自由に見える、息苦しそうに見えるだろう。

むしろ、ソフィにカカシのカブ、荒地の魔女、いぬがやってきて背負わなければいけなくなったものが多く
>>続きを読む

ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

4.2

リアルさだけじゃない、出てくる動物の愛くるしさを感じる。やってくれましたディズニー!!

現代のCGのリアルさは他の作品を観ても素晴らしく本作でもそれが十分に発揮されている。
だが、それだけでは終わら
>>続きを読む

ブルックリン(2015年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

故郷とはなんなのか?

帰りたいと思える場所が故郷なのか、産まれた場所が故郷なのだろうか。

最後に主人公は故郷を捨てて恋人の元へと”帰る”。待っている人の元へと彼女の姿はどこか故郷に帰るそれと似てい
>>続きを読む

華氏451(1966年製作の映画)

4.0

本が禁止された世界を舞台に1人の消防士の物語。
この世界で消防士は火を消すことが仕事ではなく、本に火をつけ燃やすこと。

この映画を観て純粋に本とはなんぞや?と思った。思想、冒険、科学、幻想、夢、教育
>>続きを読む

映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!(2015年製作の映画)

3.9

大人になった時に、ふと思う。ことが詰まっている。「いつの間に忘れてしまったんだろう」それは、夢、友達、挑戦することなどなど。

それがオムニバス形式で流れる。始めは「?」だったが、全てが繋がるラストを
>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.0


幻想的な世界は、何も異世界でなくても、電脳世界でなくても、宇宙でなくても身近にあると教えてくれた。それも、新宿にある庭園で、、、。

DOPE/ドープ!!(2015年製作の映画)

3.8

俺たちの選択はここにしかなかったけど、これだけのことができるんだぜ。

育ちの悪さや人種はマイナスなテーマとして扱われる事が多い。この映画も触れているところがある。ところが、それだけでは終わらないのが
>>続きを読む

トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)

3.5

生きるのは辛いが美しい。

子供時代に貧しい思いをした子は、生命力に溢れている。

映画の中だけど、ここに出てくる子どもたちは生きている。日常から切り取ったような演出で見やすい!

夜と霧(1955年製作の映画)

3.5

撮影の中で、監督はどこまで残酷さが映像で伝わるか。実際の映像を映すだけでは、終わった後何も残らないのではないかという葛藤にあるとコメントしている。

事実見終わって、僕は何をどう受け止めてながら見てい
>>続きを読む

軽蔑(1963年製作の映画)

3.6

観ていて不快な気持ちにさせる。それも意図した演出により、観ている側をそんな気持ちにさせているのだとしたら、それは観客の気持ちすらコントロールしているみたいだ。


とくに、演劇の舞台を観に行くシーンで
>>続きを読む

若き日の次郎長 東海の顔役(1960年製作の映画)

3.4

次郎長の親分さん。日向歩くヤクザたぁ、この方のことやー!

死んだ気になって選んだ道は、ヤクザの道。闇は歩かず日向歩くヤクザになる。次郎長の始まりの物語。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.7

渋谷シネクイントにて「シング・ストリート」を鑑賞。

これは、やられた。音楽に詳しくない俺だけど、感動できる。主人公の少年は生きていく中で経験したことを曲にし歌う。観ていると鳥肌が立つ、胸が高鳴る、目
>>続きを読む

リスボン特急(1972年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

追いかけた強盗犯は友人でした。
追いつめられた相手は友人だった。

強盗犯のリーダーと、事件を追う警察署長は友人。結果的にリーダーは友人の手によって命を落とすわけだがこれ以前よりリーダーは自分の死を覚
>>続きを読む

アルファヴィル(1965年製作の映画)

3.0

内容:隣の銀河からこんにちは。私立探偵ですが、2人の男を殺します。

パッションの街をそのまま「ここは銀河系のとある星」だと!!
人類を支配しているのはスーパーコンピュータという名の大きなラジオカセッ
>>続きを読む

ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

4.2

忘れるっていうことは、
初めてがいっぱいってこと。

ドリーが飛び込む世界は全てが初めて。。。では、ない?
だけど、見ている私たちはワクワク、ドキドキ。

パッション(1982年製作の映画)

3.2

有名な絵画を、映画にしてみたよ。


映画作りをする人物から見た作品作り。楽しそうに見えるだろうか、辛そうに見えるだろうか。監督はスポットライトの当てどころに悩んでいる。
当てるべきは役者だけじゃない
>>続きを読む

小さな兵隊(1960年製作の映画)

4.4

半径数十メートルの範囲で行われるのは国間での小さな戦争。そこで、フランスの諜報員と、自分で語る脱走兵のブリュノ。

ブリュノはカッコをつけるカッコ悪い男。だけど、そんな男が語ることは聞き逃すことができ
>>続きを読む

いとこ同志(1959年製作の映画)

4.0

のらりくらりと世渡り上手な男と容量が悪く恋愛も黒星な男。
そんな2人はいとこ同士。とりあえず、今年受験の子には見せちゃダメだね、きっと。

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.0

全編通してセリフはミュージカル調。一度、ノリ遅れたら最後あなたはドン底にハマってしまう。。。

カンパイ!世界が恋する日本酒(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

「カンパイ」それは、幸せな時間が始まる魔法の言葉。それなら、お酒は魔法のアイテム。

日本酒を作り、日本や世界に向けて売り出していく人たち。

その中には外国人方々もいる。彼らは日本酒を学び、熟知した
>>続きを読む

男性と女性(1919年製作の映画)

3.5

貴族は行き方を知らず、使用人は生きる術を知っている。
貴族と使用人という立場は、無人島では通用せず、生きるために本能的になっていく人たちの様。それも悪い方向へと変わっていく様は見ていてゾッともするし、
>>続きを読む

ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ(2016年製作の映画)

3.9

好きなもの、やはり好き。
「劇場版ポケットモンスターボルケニオンと機巧のマギアナ」を鑑賞。ポケモンと人のキズナは常に描かれていたが今回はより、そのことについて触れていた。変わってないなぁー。当時のサト
>>続きを読む

天使の詩(1965年製作の映画)

3.4

子どもたちを見ていると、時折「どんな世界がその目に映っているのか」気になる。いや、忘れたものを思い出したいのかもしれない。
この映画は思い出を少しばかり、見せてくれる。
良い事も、悪い事も全て詰まって
>>続きを読む

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.0

戦後の日本の社会は表も裏もごちゃ混ぜだったのか。そんな世界に仁義など存在するのか?

文さんの格好良さは今さら説明などいらない。正蔵と坂井2人の友情に目頭が熱くなりやした。ラスト、兄弟の契りもなくなっ
>>続きを読む

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます



ジャン=リュック・ゴダールは当時の映画界の概念を覆し、その技法は後々映画監督たちに多大な影響を与えた。初長編作品にして、ヌーヴェルヴァーの代表作として数えられる。


自動車を盗み、追ってくる警官
>>続きを読む

ミス・ポター(2006年製作の映画)

2.1

世界で愛されている絵本「ピーターラビット」。その作者であるヴィクトリア・ポターの人生を映画化。

絵本の世界は美しく、それはポターが育った緑の囲まれた暮らし、そこの暮らし一部を切り取ったよう。また、ピ
>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

2.8

映画への理解が乏しいのが悔しいが、シンプルなストーリーに盛り込まれているヒッチコック監督の思想というものがあるらしく。
また、そのことを知るとついつい見直すそんなサイクルに目が回り「めまい」を起こしそ
>>続きを読む

ペレ 伝説の誕生(2014年製作の映画)

4.0

正直に言うと、サッカーを好きかと言われればうんとは言えない。人並みに見ることは見るのだが。


今回は学んだことは背番号「10」はエースナンバーであると同時に「自分らしく生きた(プレー)」者に与えられ
>>続きを読む