HK33さんの映画レビュー・感想・評価

HK33

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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.8

久々に見返したが個人的にはgreat movieではなくgood movieかなと。
●精密に設計された美しい構造の映画。伏線回収とどんでん返し、カタルシスの仕組みが鮮やかかつ随所に散りばめられている
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

何回観てもすばらしい映画というか、映画とはかくあるべきが詰まっている。
・インパクトの強いシーンとセリフが数えきれないほどてんこ盛りになっている
・描かれるフォレストの人生は"Life is like
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.0

もっと評価されるべき良作
・まず冒頭のシーンでニコラスケイジが言うNobody thinks clearly at the airport.というのは世界共通の真理を突いていると思う
・ニコラスケイジ
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.8

高倉健がかっこいい。
日本人が国際社会でどうやっていくべきかを示した伝統的姿見。
英語が下手くそでも内心バカにされていようとも、真剣に、公正に、堂々と思考し行動すれば世界から信頼を得られるということ。
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.2

地味で穏当なララランドみたいな映画だが個人的には結構ブッ刺さった。
・Past lives = 前世からの運命による巡り合わせというのは作中でも説明があるように極めて仏教的な思想であり、イニョンという
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

演出などは流石で引き込まれるが、テーマの割にクリストファーノーランismが濃厚すぎて個人的にはさほど刺さりませんでした。。
●時間軸のランダムな組み替え、モノクロシーンの挿入、抽象的なビジュアルの表現
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

イカれてる映画。個人的にはちょっと分からないところが多く、シャイニングのほうが好きです
・やはり作品全体の雰囲気の演出がすばらしく卓越している。オープニングの真っ赤のスクリーンから既に狂気を感じる。ス
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

1.0

いかにもララランドの商業的成功を見て、有名俳優を主役に据えてDiversity的なノリでミュージカル映画作ったらヒットすんじゃね?という浅薄な思いつきで生み出されたであろうクソ映画。
示唆もストーリー
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

めっちゃくちゃ好きな映画。笑えるしグッとくる、何より人間の本質を表現していると思った
・まず車で旅するロードムービーはそれだけでもう名作である。思うに長距離のJourneyはそれだけで人をあらゆるもの
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メメント(2000年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

構造が非常に作り込まれており見入ってしまう、徐々に過去の出来事が明らかになっていくのも面白いがちょっとさすがに難解すぎるんじゃないだろうか
・最後にTeddyが全て口頭で説明するのだがかいつまんだ内容
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

3.5

シリーズ最終作にして最大の名作と言われる作品。改めて観ても確かによくできているのだがあまりエキサイトはできなかった。自分が老衰しているのかもしれない
・何らかの制約があるなかでデロリアンを動かして過去
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

人生とは何なのかを考えさせられる映画
●ボクサーは頑固(“fixed”)でないといけないとあるがこれは様々な分野に通底する本質だと思う。too oldだろうが何だろうが、やると決めたらやる、そこにマギ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.8

原作の大ファンとして鑑賞。2hという時間的制約はありながらもすばらしい出来だったと思う
●演奏シーンが大変すばらしい。映画館かつDolby Atmosで観るべき。音圧と演出の迫力が凄まじく、漫画作中で
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

いい映画だが個人的に巷で言われているほどには心を動かされなかった
●地元のツレのChuckieがWillの背中を押すシーン、家までpick upに行ってWillが本当にいなかったときの笑顔が素晴らしか
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

さすがの名作
●脚本に加えてカメラワークや演出がすばらしく、2時間常に何が起きるか分からない新鮮な緊迫感が持続する
●どのシーンも画角や色感、レイアウトが非常によく考えられており印象的かつ臨場感があり
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

1.5

めっちゃイマイチだった。
スピルバーグもLa La Landを観てミュージカル映画撮りたくなっちゃったのかなという感じの安直な映画で、シナリオ・脚本・演出どれも深みがない

●プエルトリコ人と白人のコ
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セッション(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

凄まじい狂気・熱量・根性をスクリーンから撒き散らす映画

●そのほかの全てを投げ捨てるほどの狂気と熱量を乱暴にジャズに注ぎ込む話
●個人的には部活に打ち込んでいた日々を思い出した。ほかの生徒が当て馬的
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

邦画では人生ベストかもしれない

●トイレ清掃員という(言葉を選ばずに偏見を述べると)何の変わり映えもしない単純作業ばかりで金銭的報酬・社会的地位ともに低い仕事をしながら、一見して同じく何の変わり映え
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この手の安っぽい御涙頂戴の邦画は観ねえんだよ!と思いながら観ました。
悔しいけどめちゃくちゃ泣きました。
◆本当に原作も何も知らずに観たので、ラストの終わり方が突然かつ儚すぎて。。。
◆浜辺美波さんの
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

すばらしい映画。

●一見すると伝説と呼ばれ輝かしく全能感に満ち溢れているように見えても、ミクロな世界では人の人格を変えてしまうほどの残忍さと悲しみに満ち溢れているのがアメリカの戦争でありそこで闘う兵
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

極めて概念的/抽象的であり正直よくわかんないところも多く、超面白い!!という感じではなかったが、それでもまあ良い映画だとは思った
・ジブリで既視感のあるシーンがたくさん出てくる、セルフオマージュの詰合
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・ブルースウィリスにまだ髪の毛が生えていてしかもしっとりした味のあるおじさんを演じていてギャップ萌えする映画
・絶対にラストのオチを知らないままで観るべき映画。伏線の作り方がうまく、それでいてサスペン
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

◆死ぬほどくだらない、素晴らしく笑える
◆死ぬほどくだらないのだが映画としての構成はよく考えられている。冒頭、砂漠のど真ん中で電話しているシーンから始まるのもなぜそうなった??と興味を沸かせるし、夜の
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.5

◆昔ながらのカーアクションカタルシス映画を現代風にオシャレに仕上げていてすばらしい
◆音楽映画でもあり、特にBrighton Rockのシーンが良い

マッドマックス(1979年製作の映画)

3.0

◆愛すべきクソ映画
◆ストーリーは極めてシンプルであり、リベンジ&カタルシスを強調するためにそれ以外の要素を全て取り払った結果、良い意味で示唆なんてものは全くない、大変わかりやすい映画になっている
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.9

◆すばらしい映画。印象的なシーンが盛りだくさんであり曲も素晴らしい
◆要するに「人生には後で振り返ったときあのときこうしていたら?となる重大な分岐点が沢山あるが、きっとどの道の先にもそれなりに幸せな結
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

◆単品評価すれば感動的な映画ではあるが、one of the よくある戦争映画でもある
◆ちょっと描写がくどいというか丁寧すぎるところが多かった。ラストの手紙を暗誦して伝えるシーンはとても良かったが、
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ニューヨーク東8番街の奇跡(1987年製作の映画)

3.0

◆不思議な映画だった。E.T.のシルバーバージョンという感じ
◆個人的にはSF要素をもう少し減らしたほうがよかったのでは?と思う。SF筋と関係のない、ヒューマンドラマ的シーンはとても良かった
・年季の
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

良い映画だった
●個人的には天気の子<<<すずめ<=君の名は、という感触
●大衆的なアニメ作品では忌避すべきと考えられがちなテーマ(震災)に、思ったよりガッツリと踏み込んでいて感心した
●ドライブのシ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

1.5

◆原作の大ファンとして観たが、残念ながら映画の体を成しておらず、いいとは思えなかった
◆井上先生がやりたかったのは①原作のなかで最もアツいシーンと②原作にはない新展開を両立することだと理解したが、それ
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