これは女科学者のベリンダ・バウアー目当てで時折観返すんだがなかなかよく出来た続編だと思う。『ロボコップ』に必要な社会風刺、ヴァイオレンス、ブラック・ユーモアのどれもが絶妙な案配で組み込まれているし、な>>続きを読む
フーパーにしてはオーソドックス、の声もあるがそうかな?随所でハッとするようなキャメラワークがあるし、ヴァンパイアはノスフェラトゥだし、それにあのガキが浮遊して来る場面は一生忘れないと思う。これを最初に>>続きを読む
これ評判いいんだっけ?どこがいいのか知らないが、個人的には、ちゃんとしてる、と作り手が思ってる部分が鬱陶しくて乗れなかったかな。どっかの誰かの批評を気にし過ぎだと思います。とはいえ、実は構成の部分で気>>続きを読む
大して面白くはなかったが、原作は人気あるんだろうな、とは思った。そんくらい。
85年のヨーロッパではHIVが大流行してそれに伴い漏れなく差別も付いて来、ルトガー・ハウアーの記者は各国のレストランや組合に潜入してエイズですがなにか?と発言しては追い出され、それを記事にしていたとこ>>続きを読む
『贖罪の街』(14)でフォレスト・ウィテカーの母親はエレン・バースティンで、ん?となるが、まあそいうこともある、と知ったのはこの映画だった。大手企業の経営者ジャック・ウォーデンの娘スーザン・セント・ジ>>続きを読む
『贖罪の街』(14)を観たので再見。確か中学以来。その時の感想は、「えーーーっ、ギロチンやってんの?!」というものだったが、今回も似たようなものだ。ギャバンは犯罪を犯すのは環境の所為だと言う。これはそ>>続きを読む
『暗黒街のふたり』(73)のリメイクだという、ので観たんだが、このテの過去から逃れられないものってあるよね?で、そのジャンルの作品として、わざわざリメイクを謳うほど似ているとは思わないというのが正直な>>続きを読む
俳優監督に興味があるのだけど(『キネ旬』はまだ読んでません)、これがそうだとは観てから知った。『インシディアス』シリーズに出演しているアンガス・サンプソンが、同シリーズの脚本家と組んで作った実話ベース>>続きを読む
この監督の『ザ・ディープ』(12)は、80年代にアイスランド沖で沈没した船から6時間掛けて泳いで帰還した奇跡の男を描いた、やはり実話に基づく作品だったが、その現実に対する“戸惑い”のようなものが強烈で>>続きを読む
グレゴリー・ワイデンは学生の頃、日本映画に夢中で、それと観たばかりの『デュエリスト』(77)をドッキングさせて考案したのが『ハイランダー』(86)だった。当時の彼の講師リチャード・ウォルターがその時、>>続きを読む
メリッサ・マッカーシーの映画を観るのは、とくに彼女のファンだからじゃない。たんに笑えるから。それも80-90年代に映画が好きになった人に、より訴えるものがあるように思う。これはスーザン・サランドンやダ>>続きを読む
スーザン・ジョージが夫サイモンと作った独立プロで製作した戦争ドラマで、あるいは君がいた夏。舞台は第二次大戦中のユーゴスラビア、当時クロアチア独立国とされていた地方の田舎の水浴地で、スーザン・ジョージの>>続きを読む
ケア・デュリアとブルック・アダムスの登場にちょっとびっくりしたことだけ記憶に残るだろう。
最初は、ふーんこんな感じか、と思って観てたが途中、サンドラ・ブロックしかあり得ない展開となってからはそれなりに楽しめた。美談過ぎてつまらないが。
当時、なぜか流行っていたゴースト映画の1本。黒人白人によるバディものの要素を加えているが、目新しさはほぼない。が、好きなんだなあ。ほかの同系作に比べてクラシカルな趣。飲酒にファストフードと不摂生を極め>>続きを読む
新政権が誕生しましたね・・・ということで、これは米女性ローラ・ボウマンがミャンマーで体験した実話に基づく作品なのだが、ジョン・ブアマンといえば川で、代表作『脱出』(72)はド田舎怖いという話ではない。>>続きを読む
のっけからスミス&ウェッソンのドアップということで、キャスリン・ビグローのフェチが炸裂したヴァイオレンス・アクションの快作。女性作家だから女性を主人公にしたと思われるかも知れないが、確かにそれもあるん>>続きを読む
酷評は目に見えていた、けれど、これを嫌いになれないのは、いつかは誰かが作っただろうこの企画に、カサヴェテス同様ニューヨーク派のルメットがあえて挑んだ気概が感じられるから。実は巧妙にオリジナルからテーマ>>続きを読む
ポール・マザースキーが10年以上掛けて作った、あまりにもウディ・アレン的な傑作(ちなみにこれの次にマザースキーが作った映画の主演はアレンだった)。とはいえ社会派的な側面あるのがマザースキーで、3人の妻>>続きを読む
誰が言っていたのか忘れたけど、グロリアはエレベーターで撃たれて死んだのだ。墓地には魂が集まると彼女がフィルに言ったのはその伏線であり、最後の彼女は亡霊…という解釈や、バック・ヘンリーが息子に渡したのは>>続きを読む
前作の方がクオリティ的には高いのだろうけど、こちらの方が観る頻度が多いというのは監督がルイス・ティーグだからかも知れない。この人物はコーマン・スクール出身者なのだが、『コックファイター』(74)で闘鶏>>続きを読む
その昔兄ゲイリー・マーシャルはTVのコメディ作家で、ペニー・マーシャルはそのコネで業界入り。とはいえコメディエンヌとして『ラヴァーン&シャーリー』(76-83)の主役を6年も務めたということでたんなる>>続きを読む
異色作と聞いて観たんだが、どの辺が?邦画に疎いのでピンと来ず。健さんが宍戸錠や浜美枝と一緒に映ってるのは不思議な感じがしたが、由利徹と山城新伍登場で一気に和んでプログラム・ピクチャーのよさを改めて。ア>>続きを読む
マーティン・ブレスト生涯のテーマは“ダチ”だと思うが、さておきこれに取り掛かった時、ダスティン・ホフマンから頼まれて監督依頼受けたのが『レインマン』(88)だったのだが、ホフマンとはその前に『フレンチ>>続きを読む
ボブ・ホスキンスの初監督作で、ホスキンスが幼い頃に祖母から聞いたロマについての古い伝説にヒントを得て作られた戦争寓話。原題の“Raggedy Rawney”は、ボロを纏った狂女の意味だが、死ぬのは嫌だ>>続きを読む
当時の社会問題を家族の中にぎゅうぎゅうに詰め込んだアクション・ホームムーヴィーで、だから最後にドカン!となるのは目に見えているのだが、スラップスティックな話をドキュメンタリのように撮りたい(ゆえに田村>>続きを読む
ジョン・キューザックが彼女を追い掛けるだけの快作『トラブル・バケーション』(87)を監督したスティーヴン・リズバーガーはアニメ作家の顔を持つけど、本作を作ったこのヘンな名前の監督もカルト的なアニメ作家>>続きを読む
『トラブル・バケーション』(87)で酔っ払ったジョン・キューザックはジャマイカのバーで2、3年ここで暮らす!とヤケクソで発言するけど、本当にそうするのがこの映画。劇場にも観に行ったし、サントラも買った>>続きを読む
男子寮に忍び込む影は誰か?それはジョン・キューザックの彼女ウェンディ・ガゼルで、キューザックに会いに来たのだが、明日の試験が赤点だと一緒に行くジャマイカ旅行が頓挫するためキューザックは帰れ!と言うが、>>続きを読む
風の惑星ってどこだ?と思うが、地球なんですわ。狂風によって荒廃したというJ・G・バラードの小説を読んだとしか思えない近未来を舞台に、アンドロイドを追う賞金稼ぎという『ブレードランナー』(82)の影響丸>>続きを読む
『イシュタール』(87)の大失敗で盟友マイク・ニコルズから「中年スターふたりが画面に並ぶなんて絶対やっちゃダメ!」と助言を受けたホフマンは、当初あまり年齢差のない兄弟という設定だったのを変更(ランディ>>続きを読む
デヴィッド・シュワイマーの監督第2作だとかはどうでもいいのだが、出ていたら絶対観るクライヴ・オーウェン(ということは、俺はあの紀里谷の映画も観に行くのか?!)が出ているのに今まで観なかったのはこの邦題>>続きを読む
『フォーガットン』(04)でテメフザケんな!と酷評されてそれ以来映画撮ってなかったジョセフ・ルーベンの『暗くなるまで待って』(67)フォロワーで、初心に帰り手堅くこぢんまりと仕上げたつもりなんだろうけ>>続きを読む
清順初の任侠映画だが、のっけから女子高生たちの女子トークで意表を付く。まあ、清順の映画を観ていて、意表を付かれないことの方が少ないのだが。そしてあっと言う間に中原早苗は売られて、なんの話?と思っていた>>続きを読む