かわいいペンギンのダンスミュージカル♪……なんてかわいい物語ではない。これは紛れもなくジョージ・ミラーが一貫して描き続けている「物語の意味を問う物語」だ。
しかもかわいいんだから文句のつけようがない!
正統的な続編映画なのか、ファンサービスに特化したお祭り映画なのか…その辺りの境界線を恐らくは敢えて曖昧にしたのだろうと感じられる、そういった意味でも実に『ガンダムSEED』らしい劇場版だった。
「入>>続きを読む
「鑑賞用マーダーミステリー」というジャンルのオモチロさは、作家側の仕掛けと、役柄に対する演者の理解度、双方のバランスだったりすると思う。
「鑑賞用」とわざわざ記載したのは、マーダーミステリーが「プレ>>続きを読む
言いたい事がありすぎて、すぐにはまとまりきらないのだけれど、ひとまず簡単に。
監督がウェス・ボールと発表された時点で薄々気づいてはいたのだけれど、初めから「新シリーズ一作目!」として映画を作ってはい>>続きを読む
偉大なるシーザー3部作。
その第3章にして最終章。
前作『新世紀』にて「ある原罪」を背負うこととなった、シーザーの「地獄巡り」!
冒頭に発生する悲劇から、孤高の旅路へと繋がり、シリーズ中最大の重苦>>続きを読む
偉大なるシーザー3部作。
その第2章。
人類なんて、勝手に自滅する。
そんなキャッチコピーを付けたくなった大傑作、『猿の惑星』リ・ブート第1作目の前作。
恐るべき知性と共に、ある種の業を背負って>>続きを読む
偉大なるシーザー3部作
その始まり。
なぜ猿の惑星は猿の惑星となったのか…その起源と共に、最初のエイプ・シーザーの誕生と成長を描く。
旧5部作に連なる物語ではあるが、『猿の惑星』未体験の方はここか>>続きを読む
いつも本当に楽しいヨーロッパ企画のタイムマシンブルースなショーは、一年に一度くらいの間隔で無性に観たくなるよね。
本作はきっかり2分間の無限ループ。
2分経ったらきっかり同じ位置からやり直しなのは>>続きを読む
『パディントン』シリーズが大好きなのに公開時に見逃してしまっていたので、U-NEXT配信を機に視聴。
ブッシュ元大統領をモデルにしたというジョニー・デップ版ウォンカが、過剰に怪演し過ぎていてキモチワ>>続きを読む
これは傑作じゃないかしら…。
「666は悪魔の数字!ギャーー!」
というように、単なる数字に不吉な意味を持たせた伝説的傍迷惑映画『オーメン』。
(そもそも「オーメン」は「予兆」という意味しかない)>>続きを読む
『クローズ』✖️『猿の惑星』に『トランスフォーマー』でハルクバスターがこう…。
平和な地底世界を満喫してた孤高の不良番長が、ひょんなことから転入することになった地底学園。そこには猛犬を従えた悪い番長>>続きを読む
ドラマの第一話かと思って観ていたら、映画だった…。
鈴木亮平は声まで神谷明に寄せててとっても偉いなと思った。流石は元変態仮面、作品の理解度とリスペクトがハンパねェ。
T.UTUの声がか細くなってい>>続きを読む
幽霊作って魂込めず。
ジジイどもの接待と「〜に捧ぐ」だけのために、永遠に続編が作られ続けるに違いない…。
毎回エンドロール前には「〜に捧ぐ」のテロップが増えていくのだろう。
オリジナルメンバーやスタ>>続きを読む
今日はAnimeJapan 2024らしーのでアニメを。
みんな、アニメ大好きだよね!
ではせっかくだから今回は南米チリを舞台にした凄まじい出来のアニメをU-NEXTでご覧いただきましょう!
本作を>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
あくまでも『ハイキュー!』の一場面を扱った劇場版作品であり、各登場人物のそれまでの歩みや物語は一部を除き描かれない。
……のだけれど、生き生きとしたアニメ表現、音響、セリフの演技、何より原作が持つリ>>続きを読む
「真実はいつもひとつ」ってドヤ顔でこっちを指さしてくる(もっと前は「犯人はお前だ!」っつってた)少年のアニメが苦手だ。
裁判とは決して「物事の真実が明るみになる場」などではなくて、「陪審員票を多く獲>>続きを読む
アリ・アスター最新作は、超絶ダークな帰省スリラーコメディ。
鑑賞中ずーっと「…ホラ、笑っていいトコですよ?」「…ホラコレ、笑えるでしょう?」とアスター監督に耳元で囁かれてるような感覚に陥るんだけど…>>続きを読む
ランティモス史上最もわかりやすい上に、美しく奇妙で素敵な「逆フランケンシュタインの怪物」。
普段は気づく事すらできないけれど、個人が得られる情報には限界があって、それらは意図も容易く遮断されてしまう。
「警告」を敏感かつ冷静に受け止める姿勢と、「正しい判断」、他者との「協力」のみが、生き延>>続きを読む
本作最大の功績は「(金さえあれば)誰でも宇宙に行ける事を証明した」こと。
あ〜あ…親父がブラピだったらな〜。
「夢は誰かに叶えてもらうんじゃなくて自分で叶えましょう」という「テーマ」というか…「コンセプト」?それを「そのまんま」描いちゃった…。
グリム童話やアンデルセン童話、ヴォーモン夫人に手塚治虫、エドガ>>続きを読む
ごめんなさい。
前作『X』を酷評してしまったのだが、前日譚となる本作は大傑作!
正直、この一本で『X』の評価も上がってしまった…ホントにゴメン!
現在の技術で60年代風の映画を作ろうとすると、どうし>>続きを読む
商業的になりすぎたクリスマスに疑問を抱いてしまうチャーリー・ブラウン。
「クリスマスなんて楽しめばいいんだよ」と周りの子供達には言われるけれど…でもやっぱり納得できない!
でもチャーリーの悩みって>>続きを読む
すっごく楽しい「シェイクハンド・スリラー」☆
こんなとこで評価や感想をチェックしてないで、とりあえず観てみたらいいと思うよ。
2023年の映画話や語る上で避けられないのが本作であるのは間違いない。何しろハリポタもダークナイトもぶっちぎったワーナー史上最大のヒット作だ。
本作の何がそんなにすごいのかというと、それはやはりグレ>>続きを読む
御歳84歳(当時)!ヴァーホーヴェン監督の描く女性像の集大成ともいうべきまたまた大傑作!
盗賊はカネを奪らないが、修道院はカネを取るぜ!
17世紀のペーシャ(イタリア)を舞台に、修道女ベネデッタが成>>続きを読む
東京コミコン2023で衣装が展示してあった事にエラく感激したので思い出したように記載。adidasだったんだ…。
全体主義の近未来。人々はテレビ番組『ランニング・マン』に熱狂していた。
番組は政府と>>続きを読む
すげェ最高にリドリー・スコットな『ナポレオン』だった。
世界を征服しかけた伝説の英雄を描く!
彼は果たして文字通りの「英雄」か、はたまた世界から恐れられた「悪魔」か…!?
……と、ポスターのアオリ>>続きを読む
前作で痛快だったミステリからの爆発!…というポイントは不発(やってはいるんだろうけど前作ほど上手くいっていない)で、「単に強い方が強い」というインフレが早くも発生してしまっているように思い残念だった。>>続きを読む
サイコーにゴキゲンなティーネイジャーのミュータント!しかもニンジャなタートルズの4人☆
彼らがなぜ誕生したのか?なぜニンジャなのか(その理由を知ればワオ!となること請け合い)、そして彼らの夢は叶うの>>続きを読む
ハッキリ言って戦後描写は『ゴジラ-1.0』の5億倍くらいよくできていた。
ぶっちぎりで最強だけど孤独なヒーローと、彼女を慕っていたが裏切られたヒーローと、現在進行形で憧れまくっているヒーロー。
その関係性で繰り広げられる大冒険。
3人の個性が発揮される様子、爆笑シーンは『>>続きを読む
完璧主義者は決して完璧ではない。ただ「完璧であれ」と心の中で繰り返しながら、綱渡りの様に針の糸を通しているに過ぎず、他者は完璧な部分だけを目にしているから完璧だと思われているだけなのだ。
まるでフィ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
たっぷり『永遠の0』を敷いた『三丁目の夕日』で『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を炒めたみてェな『ゴジラ』
タイトルが示す様な「無」から「負」へ…といった印象は、劇中で起こっている惨禍の割>>続きを読む
相変わらず日本語が不自由ですごかった…。特にカタカナのフォントがすげェダサかった。
さすがギャレス👍
……ちゃんと書いとこう。
★とってもよかったところ
「製作費が少なかったけど頑張っている」は、>>続きを読む