原作は4幕ものの舞台演劇。制限されたセットと抑制された会話にも関わらず、人物の移動を起点として画面の中で運動が連続する様が素晴らしい。インガーが苦しんでる時に慌てふためくばかりの男たちの姿が印象的。
直線的でミニマルな建築の美しさ。輪郭が映える人物の衣装。モノクロならではの美しさを活かす工夫によって作品に引き込まれた。舞台演劇の有限性を映画に落とし込むということに意識的に取り組んでいる作品だと感じ>>続きを読む
結局4回観た。素晴らしい作品。
①村上春樹による原作との比較
②『ワーニャ伯父さん』との呼応
③濱口作品に通底する「境界の揺らぎ」
という3つの観点から考察を書いてます。
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クレヨンしんちゃんの新作映画は本格ミステリー要素を含んでいると聞き、テキトーな気持ちで鑑賞しに行ってみた。映画は予想外にもディストピアSFの様相を呈しており、それがポップさとともに語られるが故に非常に>>続きを読む
NYの喧騒と光彩を豊かに表現するアニメーションとして、非常に完成度の高い一作だった。反出生主義に対するディズニー流の解釈が腑に落ちるかどうかは置いておいて、伝えたいメッセージに対して最適な表現がバシバ>>続きを読む