はっせーさんの映画レビュー・感想・評価

はっせー

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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.3

泣いた…

感動した。

まさかこんなテイストだとは。

序盤で「ずいぶん大人向けに作ったんだなあ」と思ったけどそうじゃなかったんだ。
すべての世代に向けて、キャッチしてくれることを信じて、傷みの裏側
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

2.9

こういうずっと半ギレふて腐れ系の夏帆はとてもいいと思う。

一緒に帰省する友達はシム・ウンギョンであるべき理由がちゃんとあったな。と観終わってから思った。

主人公の30歳、まだまだ未完成というのがす
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プラン9・フロム・アウター・スペース(1959年製作の映画)

1.5

「史上最低の映画」という魅惑の肩書きは伊達じゃなかった。

◎ステンレスの灰皿を逆さにしたタイプの円盤が揺れながら飛んでいくのがかわいい

◎島木譲二似のゾンビがそこはかとなく笑いを誘う

◎昼夜の別
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恐怖城/ホワイト・ゾンビ/ベラ・ルゴシのホワイト・ゾンビ(1932年製作の映画)

2.9

ゾンビ映画の起源ということで鑑賞。

現代の感覚で測るとどうにも牧歌的に思えて仕方ないけれどこれは約90年前の作。
70分の尺をほぼ顔芸で引っ張るベラ・ルゴシの演技に酔いしれながら、後に生まれる数々の
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.9

傑作じゃないか!
各ジャンルからオイシイとこ取り
センス良すぎで鳥肌もの
狂気の母性AIミーガンは
可愛くも恐ろしくもセクシーにも見える
途中ほろっとさせるくだりもあり
最終的にはきっちり
トンデモ系
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ほかげ(2023年製作の映画)

4.2

為政者は戦争に走り
市民は終戦を願う
塚本晋也がすべての祈りを込めて言う

「戦争が、終わったんだ」

映画を観て一回心が打ち砕かれたあと
そこから始まる世界の中で
僕は「女」となにが違うのか
「ぼう
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ザ・ミソジニー(2022年製作の映画)

3.9

J・ホラーの先端はここまできたのかと実感。

ただ怖がらせるだけじゃない。
会話、表情、風景、目線、起こる全てのことが異常に歪。違和感で紡がれる世界にようやく馴染んできた頃合いでまた裏切られる。

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三茶のポルターガイスト(2022年製作の映画)

3.9

このビルのことを知らなかったし、最初からエンターテイメントとして観たのだが

冒頭の再現ドラマで一抹の不安が過ったのだが

その後の展開は見事の一言!

霊を呼ぶためにありとあらゆる手を尽くし、踊る試
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霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

3.8

幽霊の怖さとかじゃないんだよな
人間同士のやり取りの違和感
この違和感が怖い。

ラストの潔い決着の仕方が清々しくすらある。

味わいがあるなあ

ホラーの可能性って無限大だなあ

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

3.9

こんなに予想を裏切ってくれる映画とは思わなかった!(良い意味で)

天災パニックも、ワニワニパニックも、水責めも閉所恐怖症も父娘愛も全部乗せで、しかもちゃんと全部が絡んで生きてる。

ワニワニがどーん
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女の子ものがたり(2009年製作の映画)

3.4

過去録

これは深津絵里が出演してるっていうんで観たんです。

たしかに女の子のための映画だだなあと思ったんですが

ちょっとしか出てこない深津絵里が鮮烈にかわいかった。

もうそれしか思い出せないく
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悪人(2010年製作の映画)

4.3

過去録

胸が張り裂けるような切なさ

深津絵里が美しすぎようが妻夫木くんがカッコ良すぎだろうが、んなことカンケーネーと視点を変えて観るのだ。こんなに悲しい映画ってあるだろうか。こんなに美しくて、人間
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ノンフィクションW 大林宣彦&恭子の成城物語 [完全版] ~夫婦で歩んだ60年の映画作り~(2019年製作の映画)

3.8

過去録

映画を撮ることに生かされて
映画を撮るとき生まれる人の輪に生かされて
その輪を生かしているのは自分で
だから死ねないし死なない
いつも心には戦争体験があり
考えもしなかった方法で非戦を歌い上
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.9

過去録

僕の中にもフーシはいるし、きっと誰もがフーシと重なる部分を持っている。器用なふりをして、できるだけ要領よく振る舞おうとしながらも、見えないフーシは時折顔を出す。

なんて愛おしいんだろう。繊
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.5

牧歌的で長閑な印象はあるものの、これが後のあらゆるゾンビ映画の起源かと思うと胸が熱くなった。若き日のジョージ・A・ロメロに想いを馳せる。

みんなこれに倣って作ってるんだから、やっぱり最初に撮った人は
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岸辺の旅(2015年製作の映画)

4.1

過去録

黒沢清って本当に怖い。

ずっとドキドキさせる。何が起こるかわからないのと、もう何かが起こってるんじゃないかというのと。緊張しながら観てるのに何度も想像を超えてくる。

怖い映画じゃないはず
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霊幻道士(1985年製作の映画)

4.2

過去録

70年代後半生まれのルーツと言っても過言ではないでしょう。小学校時代、昼休みは毎日のようにキョンシーごっこをしたものです。

何作も作られてますが、第一作目の「霊幻道士」が一番好きです。やっ
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殯の森(2007年製作の映画)

4.1

過去録

ラスト、まさしく魂が全部脱ぎ捨てて裸になって曝け出すというシーンで、大自然と、人間と、裸と、魂の叫びというシーンで

理屈ではなく、ただただ涙がとめどなく流れました。

映画を観ているのでは
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.9

過去録

めっちゃ怖いけど、ものすごく人間臭いよねレザーフェイス。愛くるしい殺人鬼です。

僕は大好きな映画です。

普通に怖いよ。

来る(2018年製作の映画)

3.7

過去録

想像の斜め上どころではない、異次元までぶっ飛ぶ展開に、最後は爆笑しました。それも気持ちよーく爆笑できました。ホラーはホラーとして楽しむとか、ジャンルが何かとか関係ないってことでいいや!と吹っ
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アイスと雨音(2017年製作の映画)

3.9

過去録

74分ワンカットの説得力たるや。

途中から「これどうなっちゃうんだろう」とドキドキして、圧巻のラストでは鳥肌バキバキでした。1秒ずつ積み重ねた末に到達した74分目の感動は、決して他では味わ
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.2

過去録

どれだけ年を経ても、ずっとマスターピースです。

ナタリー・ポートマンもジャン・レノもゲイリー・オールドマンも…この映画の中での輝きは本当に褪せない。見る側が歳を重ねるにつけ新たな感動を発見
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駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.8

過去録

スターの顔がたくさん並んだポスターの映画は期待外れという思い込みを裏切ってくれて、とても嬉しかったです。
笑ったし引き込まれました。あらためて、満島ひかりって凄いんだなあと思ったし、大泉洋も
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ロバマン(2019年製作の映画)

3.6

過去録

河崎実
吉田照美
熊谷真実
笑福亭鶴光
伊東四郎
この名前が連なった時点で視聴あるのみでした。これは横浜のジャック&ベティで観た!
観る側の期待は決して裏切っていない、どうしようもない映画で
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ヒミズ(2011年製作の映画)

4.3

過去録

ラストシーン、滂沱の涙です。

この感動はどうやっても言葉にできない。
ただただ胸を打ち、熱いものが込み上げてきます。ものすごい映画だと思います。

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.5

過去録

「あなたの一番好きな映画は何ですか?」という難問がきたらこの映画を答えてます。それくらいすきなえいがです。

信じる気持ちが帰ってくるような映画です。

マチェーテ・キルズ(2013年製作の映画)

3.9

冒頭の「次回予告」から笑う笑う。信じられないくらい撃たれて血が出て首飛んだりするけど、悲壮感がいっさいないのが最高。今作は本編頭っから笑わせに来てた。この手の笑いが大好物という前提ですけど、大の大人が>>続きを読む

死なない子供、荒川修作(2010年製作の映画)

3.8

ここでしか見られない荒川修作が確実にいる。なぜこんなにも怒っているのか、何に対してこんなにも怒っているのか。天才の中の天才の中の天才は「人は死なない」と断言し、天命反転の家を作り、この映画の公開を待た>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

最後の着地点の
切なさはどうしようもない切なさで
嫌になるほど美しい回想。
あの日こそが幸せの正体だったと思える
その残酷さも新しい出発だと叫ぶ
すべてが終わった場所に戻った瞬間
始まりのファンファー
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.8

なんつーか、岩井俊二が好きだ!

美しさも可愛さも透明さも辛酸も生き死にも連鎖も、すべてが嘘みたいによく出来ているのに、映画観ている間だけは全然嘘じゃなくて、これが映画という魔法なのねと体の奥から感動
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真っ赤な星(2017年製作の映画)

3.8

実は事件らしい事件は起こらない、場所と人と境遇で紡がれる映画だと思うんだけど、最後のシーン。抱きしめて、抱きしめられてただ号泣するだけのあのシーンを観ながら「もしかしたらこれはもの凄いものを観ているか>>続きを読む

荒野にて(2017年製作の映画)

3.6

スティーヴ・ブシェミの元気な姿が確認できれば満足だったはずなのに、なんだかすごく良い映画で、感動しました。中盤めっちゃ重いのですが、人生とは一筋縄ではいかないという真実がスッと入ってくる。

観ている
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