20年前の夏休み、当時11歳のソフィは父親カラムとトルコのリゾート地で過ごす。当時の父親と同じ31歳になったソフィが2人で過ごした夏の思い出を回想する。
今の分かりやすさ至上主義に殴り込みを掛けたシ>>続きを読む
権力についてのサイコ・スリラー!なんじゃそりゃ!?なんですが。。。個人的にはドンピシャ。
トッド・フィールドはセンスの塊。「イン・ザ・ベッドルーム」も「リトル・チルドレン」も素晴らしかったが、「TA>>続きを読む
冒頭、ペ・ドゥナ演じる刑事アン・スジンが吐き捨てるように言うセリフ。普段の会話の中で、自分が言いがちなことを彼女は呟く。
だからこそアン・スジンの目線でこの風変わりな一行の旅を追うことになった。 >>続きを読む
ニルヴァーナの「Something In The Way」が流れるなか不穏な雰囲気で幕を開ける今度のザ·バットマン。
ゴッサムシティは雨が降り薄汚れ、犯罪にまみれている。まるでジュリアーニ市長就任前>>続きを読む
多かれ少なかれ映画の世界では女は生き残る。ジェーン・カンピオン監督の「ピアノ・レッスン」の全編を通しての力強さは正にその象徴だ。
でもこれはベネディクト・カンバーバッチ演じるフィルの、漢の物語だ。>>続きを読む
3時間の映画を劇場で観るのはちょっとした挑戦である。退屈でお尻痛くなったら嫌だな~ってのが脳裏に浮かぶのだ。
自分自身と向き合うことは時に辛くて痛い。家福とみさきが自分自身に向き合った時、心がチクッ>>続きを読む
ダイアローグの応酬。この地味な内容でスクリーンに前のめりになる自分。
ありふれた日常をスリリングに描くこの手法。デリケートでありながら大胆。
人のイヤらしさ、切なさ、可愛らしさ。
濱口監督は決して>>続きを読む
観終わった後も頭の中で何かがぐるぐると回っている。
白昼夢を思わせる映像が随所にあり、
不思議な世界に誘われるような感覚で嫌いじゃない。
恋愛映画であると同時に1人の女性の成長物語としても映った。>>続きを読む
2021年暫定マイベスト キタ━━ヽ(´ω`)ノ゙━━!!
ドゥニ・ヴィルヌーヴ、唯一無二の映像作家。これからも付いて行きます!と鑑賞後に誓いました。
監督の独特のセンスが光るダークな世界観、絵画>>続きを読む
女も男も惚れるダニエル・クレイグが務めるボンドのラストステージ。有終の美を飾るに相応しい作品になっています。
出だしからハードアクションのアクセル全開。是非劇場の大スクリーンでご覧になることをオスス>>続きを読む
スカーレット・ヨハンソンは目が美しい。冷静ながらも奥に力強さを湛えた鋭い目でしっかりと見据えられたら、大の男も、悪の組織のボスでさえたじろいでしまいそうだ。
「ロスト・イン・トランスレーション」で >>続きを読む
レイトショーで鑑賞。
アンソニー・ホプキンスは本作で「羊たちの沈黙」に続き2度目のオスカーを受賞。おめでとうございます!素晴らしい芝居だった。
会話劇であり、ストレートプレイを観ている感触。さもあ>>続きを読む
リーマンショックにより、ネバダ州の企業城下町で企業が倒産。仕事も住居も失った主人公の60代女性ファーンはキャンピングカーに生活必需品と亡き夫との思い出を詰め込み、季節労働者として旅に出る。やがてファー>>続きを読む
コリアンアメリカンのリー・アイザック・チョン監督が自ら脚本も手掛け、韓国からアメリカへ夢を求め移住したある家族の姿を描いた。
チョン監督は映画の舞台と同じアーカンソー州で生まれ、農場で育ったとのこと>>続きを読む
2020年からのコロナ禍により、大好きな映画館から足が遠のく日々だったが、これは絶対に劇場で観たいと思っていた1本。
13年の刑期を終え、旭川刑務所を出所した三上という男の新しい生活を始める上での社>>続きを読む
タイトルから想像する柔な映画ではない。原題はDemolition
妻ジュリアを自動車事故で失ったジェイク・ギレンホール演じるデイヴィス。
同乗していた彼だけ助かるが、彼は妻を失った後も涙すら出ない。>>続きを読む
パラレルワールド系ファンタジーとサイコスリラーの融合。
「世にも奇妙な物語」の2時間豪華版を観たような感じ(^^)。
イ・チャンドン監督の「バーニング」で影のある女性を好演していたチョン・ジョンソが>>続きを読む
2021年1本目はワンダーウーマン1984。
前作には及ばないものの、新年に映画館で観るには派手で楽しいエンタメ大作。
ガル・ガドット、美しくて強すぎるぞ、最高だよ!
ブロードウェイミュージカル"The Prom"をgleeのライアン·マーフィーが豪華キャストで映画化。
LGBTが物語の主人公だが、LGBTだけの話ではなく、痛みを伴うとしても、自分らしく生きること>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
子供を失う親の悲しみは経験した人でないと分からない。
自分の殻に閉じこもったり、時には攻撃的になったり、でも深い深い所ではきっと自分自身を責めてしまっているのではないか。
子供を愛したからこそ、悲>>続きを読む
昔観て面白かった覚えがあり、また観たくなったけど、DVD探すのもなかなかハードル高そう。。。残念。
メラニー・グリフィスが可愛かったのと、マイケル・キートンの変態役がハマってた記憶あり。
あとはハンス>>続きを読む
人嫌いだけど惚れっぽい自己肯定感の低い40代女性(節子)が主人公。
自分を粗末にしてる感じがあの汚部屋に表れている。
感覚としては分かるが、なかなか形容し難いタイプの映画。
人は我慢しすぎて溜まって>>続きを読む
2009年1月15日 乗客乗員155名を乗せたUSエアウェイズ1549便はシャーロット空港へ向けてラガーディア空港を離陸した直後バードストライクにより両翼エンジンの推力を喪失、真冬の凍てつく様なハドソ>>続きを読む
新幹線の中で見るもんじゃなかった (笑)
韓国映画やドラマは最初は置いてけぼり感がするんだけど、やがて心を掴まれ、捉えて離さなくなる。
電車に揺られながらYouTubeで。
マイク·ミルズが作り出す白黒映像は
どこか温かく、長編映画を見た様な
不思議な余韻が残る。
宮沢りえ演じる末期ガンに侵された双葉。
死に少しづつ近づく彼女だが、彼女の中にある情熱に触れた周囲の人間の生が煌めき出す。
死でなく生が描かれていることに感動した。
山ほどあるウォッチリストの映画、ドラマを差し置いて、何故かハリウッド版ゴジラを鑑賞。。。
お恥ずかしながら日本のオリジナルは未見(シン・ゴジラは鑑賞済)ですが、本作は「こ、これは一体何じゃ」が率直な感>>続きを読む
公開当時、出張先で仕事を終え、時間を持て余していたところ偶然最終の上映を見つけ、小雨降るなか小さな映画館に駆け込むと、観客は3人だけだった。
フィクサー(揉み消し屋)というタイトルから勝手にスタイリ>>続きを読む