Hidekoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Hideko

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ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

3.5

原題: La Pointe-Courte

「ヌーヴェルヴァーグの最初の映画」と呼ばれる本作はアニエス・ヴァルダ監督の長編映画デビュー作でもあるそうです。

南仏の漁村。村人たちの生活。綺麗に洗い上げ
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母との約束、250通の手紙(2017年製作の映画)

3.5

原題: La promesse de l'aube
英題: Promise at Dawn

フランスの小説家・外交官のロマン・ガリの自伝の映画化。母親ニーナの息子ロマンへの期待、息子の母の期待に応
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フランス、幸せのメソッド(2011年製作の映画)

3.8

原題: Ma part du gâteau
英題: My Piece of the Pie

フランス映画にはよくあるパターンの終わり方で、自分にとってはなんの不思議も不満もなかったです。

失業した
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ノマドランド(2020年製作の映画)

5.0

原題: Nomadland

ここでの評価が思ったほど高くないようですが、自分は心の奥深いところで大変共鳴しました。

自分にはああいった生活は無理だとか、日本では実現が難しいとか、そう言った問題で
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さよなら子供たち(1987年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

原題: Au revoir les enfants
英題: Goodbye, Children

本作、3度目くらいの鑑賞。戦闘シーンのない反戦映画として忘れることのできない作品です。

間もなくパリ
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雨の訪問者(1970年製作の映画)

3.0

原題: Le passager de la pluie
英題: Rider on the Rain

チャールズ・ブロンソン、名前は聞き覚えがありましたが出演作は本作が初めてです。
エヴァ・グレーン
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冬時間のパリ(2018年製作の映画)

4.5

原題: Doubles Vies
英題: Non-Fiction

邦題と日本版ポスターにまた騙された!😂と感じる方も多いでしょう。タイトルに「パリ」と入るだけで世界一と言ってもいい美しい観光地の
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WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原題: Weekend

静かな深い会話劇。10年経って世界は随分と変わったかに思えるけれど、当事者たちはどう感じているのだろうか。

淡々としているけれど、交わした言葉の一つ一つが心に響く。

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彼が愛したケーキ職人(2017年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

原題: The Cakemaker

なんだろう、この気持ち。とても惹かれるものがありました。劇場で鑑賞したかった。鑑賞後、いつもの静かなカフェの指定席で1人パンフレットをめくりながらいつまでも余韻に
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.0

原題: Sorry We Missed You

『わたしは、ダニエル・ブレイク』に続き鑑賞。重いテーマの2作でした。

夫リッキー、妻アビーともこんなにも頑張っているのに報われない。富める者はより豊
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

原題: I, Daniel Blake

言葉が出ない。怒りが込み上げてくる。自分も裕福ではないので出来ることが少なく歯痒い思い…。

本作、カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高賞)を受賞したにも関
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木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

4.5

原題: (complete title)
L'arbre, le maire et la médiathèque ou les sept hasards

英題: The Tree, the Mayo
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レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.5

原題: 4 aventures de Reinette et Mirabelle
英題: Four Adventures of Reinette and Mirabelle

田舎の女の子 レネットと
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パリのランデブー(1994年製作の映画)

5.0

原題: Les rendez-vous de Paris
英題: Rendezvous in Paris

若い男女の恋愛をテーマに3つの物語を描いたオムニバス映画。

3話とも毅然とした女の子たちに
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.5

原題: Ascenseur pour l’échafaud
英題: Elevator to the Gallows

全てはロープを回収し忘れたところから…。
していたとしても計画通りにいったかど
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ブルックリンの片隅で(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原題: Beach Rats

LGBTQ+作品で、以前から気になっていました。Netflixの配信が間もなく終了なので慌てて鑑賞。

ゲイである主人公。

カミングアウトしない作品は殆ど観たことが
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パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)

4.0

原題: Deux moi
英題: Someone, Somewhere

セドリック・クラピッシュ監督は「青春三部作」以来の鑑賞。

パリ18区に住む悩み多き若き男女 レミー(フランソワ・シヴィル
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グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

4.0

原題: Grâce à Dieu
英題: By the Grace of God

『スポットライト 世紀のスクープ』を観てからの本作の鑑賞。

『スポットライト…』はアメリカ ボストンの新聞社記
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

原題: Spotlight

本作《スポットライト》の精鋭たちが、如何に苦労して真実を掻き集め、記事にしたかが描かれていますが、記者たちの憤りや私生活ももう少し加えてもよかったのでは?と思います。と
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泣いたり笑ったり(2019年製作の映画)

4.5

原題: Croce e delizia
英題: An Almost Ordinary Summer

イタリア映画祭2021出品作品。

「それぞれの家族の長であるトニとカルロだけが知っている秘密
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ブリット=マリーの幸せなひとりだち(2019年製作の映画)

4.0

原題: Britt-Marie var här
英題: Britt-Marie Was Here

本作の珠玉のセリフ。

「63歳、人生まだ半分」(10歳かそこらの少女より)

「一日ずつ、一日
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靴ひものロンド(2020年製作の映画)

4.5

原題: Lacci
英題: The Ties

イタリア映画祭2021出品作品。

本作…。子どもたちが敏感になり行くその時、時代は80年代。不幸ならば別離を選ぶ人生が増えていった時代。夫に裏切ら
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あなたの不幸はわたしの幸せ(2017年製作の映画)

4.0

原題: Io sì, tu no

イタリア映画祭2021出品作品。
12分 ショートフィルム。

騙し、騙され…笑

自分も騙され楽しめました🤣

だからスマホは……は怖いんだよね〜笑

『いつだ
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天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.7

原題: It Must Be Heaven

ナザレ、パリ、ニューヨーク。

それぞれのシーンに、監督の込めた思いがあって…。それを一つ一つ読み解くにはまだまだ勉強が足りないと感じました。

静かす
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胸騒ぎのシチリア(2015年製作の映画)

3.5

原題: A Bigger Splash

邦題の酷さ!もういい加減に『愛の…』とか『胸騒ぎの…』とか止めたらどうです?😂

『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督作品ということで鑑賞に至り
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フィオーリ、フィオーリ、フィオーリ!(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原題: Fiori, fiori, fiori

イタリア映画祭2021出品作品。
12分 ショートフィルム。

Fiore(フィオーレ)はイタリア語で「花」という意味で、その複数形がFiori(フ
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少年と自転車(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原題: Le gamin au vélo
英題: The Kid with a Bike

11歳の少年 シリルの父親の冷酷さ。怪我を負わせてしまった男性親子の真の姿の醜さ。近所の不良少年の狡猾さ
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

原題: À bout de souffle
英題: Breathless

遂にゴダールデビューしました!

色々な解説を読むと、本作が「ジャンプカット」や様々な技法を用いて映画史に残る作品となっ
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アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件(2017年製作の映画)

3.5

原題: Alibi.com

邦題、長〜!笑

『…ヒャッハー!』シリーズ第3弾。

実際にこんな会社あるよね、絶対😂

シリーズ全て通してラストはHappy endingなところが良いですね〜✨

世界の果てまでヒャッハー!(2015年製作の映画)

3.5

原題: Babysitting 2

『…ヒャッハー!』シリーズ第2弾。

第1弾の『真夜中のパリでヒャッハー!』と同じキャストですが設定は違っています。

一番笑えたのは、電動車椅子のおばあさんがぶ
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パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

4.5

原題: Les parfums
英題: Perfumes

本作観賞後、香水をまといたくなったという方も多いのではないでしょうか。私も今優しいローズの香水をつけています 笑。

エマニュエル・ドゥ
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危険なプロット(2012年製作の映画)

3.5

原題: Dans la maison
英題: In the House

邦題に騙されてしまった感が…。クロードの紡ぎ出す、もっと危険で予測不可能な文章を期待していました。

ラストシーンは、ああ
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

5.0

原題: Black Swan

アカデミー賞特集でのwowowの放送で鑑賞。

バレエ『白鳥の湖』が大好きで、高いお金を払っては、劇場に幾度となく足を運んできた私にとっては、観ずにおれるか!の作品で
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マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

3.5

原題: Ma Rainey's Black Bottom

チャドウィック・ボーズマンの遺作となってしまった本作。闘病中の撮影のせいか、彼が痩せてやつれて見えました。ただでさえ、台詞を覚え素晴らしい演
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

2.5

原題: Mank

『市民ケーン』についてゆけず、本作に期待しましたが、やはり私には合わなかったようで…。もう一度観たい気もするけれども、時間の無駄のような気もする。受け付けないものは受け付けないから
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.0

原題: Citizen Kane

うーむ、大傑作らしいのは知っていましたが、昔観た友人が、よく分からなかった、と言っていたので避けてきた作品。

当時として撮影技術等は凄かったのかも知れないですが
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