半身欲さんの映画レビュー・感想・評価

半身欲

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蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)

3.9

超古典。
この時代、まだ、ミッキーマウスが夢を与える代表者じゃないので時おり暴力に走る。うっかりさんとかではなくちゃんと悪知恵を働かせる。
空気まで閉じ込めた音質が謎に心地よい。歯は楽器。

皇帝ペンギン(2005年製作の映画)

3.7

人工飼育と野生の生き様の違いを見せつけられる。生き残るために天敵の少ない環境を選んだとは言え南極は余りに過酷。

子どもが教えてくれたこと(2016年製作の映画)

3.7

息を吐くように金言を生み出す子供たち。己の弱さ、生ぬるさに直面させられる。
登場人物全員が可愛い、聡明、勇ましい。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

どのあたりがR15なのだろうか。戦争を巡る醜い人間模様がR15なのだろうか。
戦時中の民衆はじめ国全体のアッパーな一体感が個人的な見どころ。戦後から長尺ダウナー展開。
視覚的恐怖より、シーンに合わせ
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.9

吹替版を鑑賞。属性それぞれをフォーカスするのかと思いきや火と水の禁断系ロマンスモノ。どちらにも共感する部分があった。
他2属性(風&土)はわりとモブ出演。
風は風というより雲。オナラのイメージが強く植
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デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

3.8

現在(2016年の作品)のリンチ監督、映ると100パー喫煙してる。元気そうでなにより。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.6

ごくありふれた日常を大切に誠実に生きている人、を観賞し続けるという非日常体験。主人公になろうと思えば明日にでもなれるだろうにファンタジーより遠い存在に感じる。
戻りたくても戻れない場所に戻してくれる名
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.7

勇気のないライオンの容姿、仕草、もろもろが高田純次に似ている!

エレファント(2003年製作の映画)

3.8

時系列の往来の妙に引き込まれる。そろそろ来るかって予想タイミングを何度も裏切られる。

心と体と(2017年製作の映画)

4.3

ハンガリー版、ツンデレ男女による恋愛モノかと侮ってはならぬ…底知れぬ人間の心の機微に触れましょう。終盤、観ている自分が死んでいくような体験アリ。

遺体 明日への十日間(2012年製作の映画)

4.2

これは当時を思い出させる重い辛い内容だろうと覚悟して鑑賞、予想にたがわぬ重さ、そして命と向き合う作品

白痴(1951年製作の映画)

4.0

純文学の視覚化すごすぎ。世界のクロサワでした。

ボーダレス ぼくの船の国境線/ゼロ地帯の子どもたち(2014年製作の映画)

3.8

たった3人の登場人物、それぞれが別の言語、少ない台詞とBGM、そこに重いテーマが刺さるのでした

マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.7

イングリッシュマン・イン・ニューヨークから取ったのかと思いきや邦題(日本のセンスよ)で、本題「English Vinglish」
昨今のトレンドの皮を被った紛れもないインド映画なのでした。

リアリティのダンス(2013年製作の映画)

4.5

巨匠は衰えを知らない。
奇抜な映像美に夥しい精神的なメッセージが溢れ返る。
ホドロフスキー、世界一オシャレな爺さんと呼ばせて下さい。
主演の俳優含む3人の実子がキャスティングってのも凄い家庭環境であり
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