音楽が美しいように、静寂もまた美しい。
ある意味、聞こえる自分とは違う祝福を受けている彼らが、眩しかった。
その静謐な世界では、人はありのままで完全であり、自らに誇りを持ち、互いに助け合っていた。>>続きを読む
外国語をいくら勉強しても、
伝えたいことがなければ話せない。
この歌が、つたなくても心に届くのは、
聞こえなくても聞こえるのは、
伝えたい想いがあるから。
歌いたい気持ちがあふれるから。
それぞれの>>続きを読む
これがあのカラックスなのか…
栄光とは、かくも儚く、脆く、残酷なもの。
これは盛時の輝きを失い、かつての栄光を渇望しながら暗中を彷徨う、カラックス自身の物語?
必要性がまったくわからないミュージ>>続きを読む
プロテスタント系とカトリック系の争い、いわゆる北アイルランド紛争。
同じキリスト教でありながら、プロテスタントとカトリックでは細かい点でかなりの違いがある。
違う→理解できない、自分たちの方が正し>>続きを読む
「シェイプ・オブ・ウォーター」に似た、獣人と人間の交流を描いた物語…
と思わせる予告編は、ミスリード。
欲望、野心、慢心、怒り、憎しみ、嘘、憐み…
ようこそ、悪夢の見世物小屋へ。
この世で最も不可思>>続きを読む
オープニングとエンディングの映像が可愛い。
タイトルどおり、専業主婦ブリット=マリーが家を出て、人生の再スタートをきる…という話。
なかなか深刻な設定ながら、重くならず、ほのぼの。
昔ならばこうい>>続きを読む
え〜っ!
異食症の話かと思ったら…
もっと別のメッセージがあって驚いた。
産むだけ産んで子供を愛さない、愛せない親。
教義や規則の杓子定規な適用。
女性の権利。
伝えたかったのはむしろそういう問題だ>>続きを読む
過激で反宗教的な内容ゆえに、世界各国で上映禁止となった問題作。
悪魔を崇拝し、悪行の限りを尽くす少女ふたり。
宗教にも、親にも、法にもモラルにも、何者にも縛られない自由なふたり。
目には見えない「>>続きを読む
女優を夢見る若い女性が手段を選ばずスターへとのし上がっていく姿を描く、ショービズ・サスペンスの金字塔的な作品。
映画や漫画でよくあるストーリーだけど、こういうのはもう見飽きた、なんて言っちゃいけない>>続きを読む
「退屈な毎日が急に輝きだした
あなたが現れたあの日から」
そんな歌詞を思い出した。
平凡な繰り返しの毎日が、誰かとの出会いで特別な毎日になり、かけがえのない一生になる。
『隔たる世界の2人』が「歴>>続きを読む
見るに耐えない…
メッセージは伝わってくるが、他に伝え方がなかったのか…
モラルの脆さ、私刑の是非など、さまざまな問題を考えさせる社会派映画なのか、それとも観客の加虐心を満たすためエグい拷問を見せた>>続きを読む
よくあるストーリー。
なのに、がっしり心を掴まれてしまう。
英国の実在のレスラー一家をモデルにした映画。
一家を描いたドキュメンタリーに感動した「ロック様」ことドウェイン・ジョンソンが、イギリスの制>>続きを読む
韓国ホラー「哭声/コクソン」を思い出す。
いい人か、悪い人か。
嘘か、本当か。
その答えは、人によって違う。
誰を信じるのか。
そしてそれはなぜか。
西部開拓時代を舞台にしながら、現代にも通じる渋い心>>続きを読む
前半ちょっとうとうとするも、後半で飛び起きた!笑
前半ホラー、後半アクション・コメディ?
どんな身体能力よ。
ちょっとヴェノムと金属バットが入ってた、、
B級感も相まって、途中からまったくこわくな>>続きを読む
連続殺人犯が美女を襲う、エロティックな猟奇サスペンスホラー、いわゆるジャーロ映画です。
1973年の映画ということで、今となっては定番中の定番のストーリーが展開されていきます。
「元祖スラッシャー>>続きを読む
「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」を観たら、久しぶりに「サスペリア」が観たくなったので再鑑賞。
評価が難しい作品です。
いま観ると、どうしても特殊メイクや撮影技術の古さを感じるため、そういう点では怖>>続きを読む
いやー、まさかこんなことが!!!
想像もしなかった奇跡の展開。
ネタバレ踏む前に一刻も早く観たほうがいい。
過去作での予習は必須。
ノー・ウェイ・ホームの意味とは…。
「全ての運命が集結する」
音楽は心を動かす。
もっとシンプルな音もまた然り。
なかなか見る機会のない制作の裏側。
音声に関わる人たちの地道な努力と熱意。
仕事というものについて改めて考えさせられる、素晴らしいドキュメンタリ>>続きを読む
迷路(メイズ)というだけあって、なかなかの迷作。
ダンボールで造られた迷路と、アート作品の数々。
独創的なアイデア。
あふれる遊び心。
ビジュアル的にはおもしろいんだけど、、
内容が…展開が…>>続きを読む
過去にとらわれることなく、未来に逃避することなく、本当にいまを生きることは難しい。
ちょっと複雑な時空の話。を分かりやすく、コミカルに。
70分できれいにまとまった、ほのぼのSFコメディ。
後半の3>>続きを読む
あ〜、もっとわけわかんない映画にして欲しかった…
ポスターの雰囲気から、もっとシュールで、混沌として、斬新な映画を期待してた。
「ネオン・デーモン 」とか「マルホランド・ドライブ」みたいな。
残念>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
まさかのどんでん返し?!
この展開を知らずに観れてよかったと思う。
お隣さんに振り回されるブラック・コメディかな、と思ってたけど、なるほど、そう来ましたか!
冒頭、お隣さんを悪者として描くことで、>>続きを読む
「死にたい」
「殺すぞ」
「リスカ」
物騒な言葉が飛び交うのに、なぜかいい感じのふたり。
不思議なほのぼのラブコメディ。
好きな人といっしょに
他愛もない話をしながら
おいしいものを食べる。
幸せっ>>続きを読む
飲むべきか、飲まざるべきか…。
それよりも、大事なのは、人と向き合うこと。
ともに楽しい時間を過ごすこと。
酒だけを楽しみに生きるよりも、
健康と長生きをひたすら追い求めるよりも、
健康な身体を使>>続きを読む
ある事件をめぐって関係者3人の見解が食い違う。
はたして真相は…?
あぁ、あの人もこの人も。
当事者も、傍観者も。
「みんな愚かね」、という一言に集約される。
こういうとき、男は頭に血がのぼり、プ>>続きを読む
田中圭演じる父親と、永野芽郁演じる娘のシーンがとてもよくて、涙腺が緩むこともしばしば。
その一方で…
最後まで観ても相殺されない母親(と父親)の身勝手さ、告白シーンのセリフの違和感、「バトン」という>>続きを読む
人を殺したのは悪魔に操られたから。
無罪となるには、悪魔の存在を証明しなければならない。
えぇ、法廷ホラー??
珍しいコンセプトに惹かれて、シリーズ初鑑賞。
B級感やツッコミどころなしの、本気でこ>>続きを読む
人を好きになるのに理屈はないし、
好きな人に好かれようとしても、
マニュアルは通用しない。
計画や小細工で人の心を操ろうとしても…
無理じゃないかな。
自分らしく、がいちばん。
自分は相当変わってる>>続きを読む
通常版を鑑賞済み。
なのでもう全然こわくない。
細かい部分に感心しながら鑑賞。
今回は「血の鷲」もじっくり観察。
なるほど、まだ生きてるのね…この処刑法考えた人すげぇな…
通常版の補足的なシーンがいく>>続きを読む
「インセプション」
を期待するとがっかり。
最後まで既視感ありあり。
映像も特に…
「SFサスペンス超大作」
どこが?
まったりしたラブストーリー、
でした。
突然変異体で、カメで、ティーンエイジャーで、ニンジャ?!
このアホみたいな設定を、一流の職人集団が全力で実写化。
お子さま向けのマンガ?
いやいや。
映像、造形、ファイトシーン、カーアクション…>>続きを読む
ある意味、「灯台下暗し」。
光を届け、夜の海を照らす灯台の内部では、人間の闇が織りなす戦慄のドラマが繰り広げられていた…。
A24製作のスリラー。
悪臭が漂ってくるようだった…笑
不穏で不快。
楽>>続きを読む
待ってました!
人気シリーズ最新作。
うっかりスピンオフの「スーパーコンボ」から見始めてしまいましたが…
その後、シリーズ全作視聴済み。
1作目、2作目が意外と地味なことに驚き、3作目の「TOKY>>続きを読む
「パイレーツ・オブ・カリビアン」と「インディ・ジョーンズ」と「アナコンダ」を混ぜた感じの、昔なつかしいアドベンチャー映画。
内容は、本当によくあるタイプの冒険もので、パターンどおり、お約束どおりの展>>続きを読む
国、人種、思想…
そんなもの置いといて、みんなで踊ろうよ、、
というバカみたいな感想しか出てこない。
どうして人間は、世の中は、そんなふうにシンプルにいかないのだろう。
バカでも頭がお花畑でも、殺し>>続きを読む
英語って本当に、音楽に乗る言語だなと思う。
滑らかで流れるような発音が可能だからなのか、強弱がはっきりして言語自体に抑揚とリズムがあるからなのか、音楽に無理なく馴染む。
韻を踏んでもめちゃくちゃかっこ>>続きを読む