Hipposkyさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Hipposky

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ヘンリー(1986年製作の映画)

3.5

85.2580

淡々と人を殺していくヘンリーを冷徹に、無機質にとらえる面白さ。相棒のオーティスは殺人狂だが人間味(くず味)のするキャラクターに対して、ヘンリーはどこまでいってもかんっ場が読みとれない
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アダプテーション(2002年製作の映画)

4.0

84.2579

脚本が進まず、自己肯定感の低さに拍車がかかる辺り心が弱ってる時には絶対に見てはダメ。更にラストのスーザンの叫びでダメ押し。好きだけど!!2、3軸の物語を交差させ、更に入子構造の変態さ
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十戒(1956年製作の映画)

3.0

83.2578

モーセと言えば海を割る人であり、海を割る人といえばモーセ、というくらいの知識しかない私も含めた人たちに贈る、ドーランをにりたくった白人キャストで綴る出エジプト記。そのため序盤では誰が
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江分利満氏の優雅な生活(1963年製作の映画)

3.5

82.2577

本当に偉いのは、一生懸命生きてるやつだ

小気味の良いカット割、意表を突く演出、軽妙な語り口で綴る戦中派の悲哀。大正生まれか明治生まれか、平成/昭和ディスりと同じ構造でなにも変わらな
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劇場版 虫皇帝(2009年製作の映画)

2.5

81.2576

対戦カード的にカマキリに華を持たせられなかったのは残念。24戦は流石に多いが、テンポは良い。ラストバトルは必見。

草原の輝き(1961年製作の映画)

3.0

80.2575

性欲を制御できない彼氏と処女を死守する彼女。
この監督の青春ものは本当に良い。得たもの失ったもの、失って初めて気づく青春に終わり。

宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海(2014年製作の映画)

2.5

79.2574

意図的なのかガミラスがあまりにも地球人(日本人)すぎるのはいかがとは思うが、各所のディテールがアップしているおかげで、編集/短縮版でも物語が理解できるのは非常に良い。女性の制服、特に
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プリシラ(1994年製作の映画)

2.5

78.2573

ABBAのうんこというパワーワードと
広大なオーストラリアの大地にドラッグクイーン。

エルム街の悪夢(1984年製作の映画)

2.5

77.2572

睡眠欲に抗うのはほぼ不可能。寝たら死ぬし、寝なくても死ぬ。
不条理間丸出しのフレディ。母の酒浸りの原因はフレディのせいなのかと思ってしまう。

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.5

76.2571

ぶっちぎりで最高傑作だろ?

相変わらず胸をすく暴力!
映画関係者として最悪のケースである映画館の火災、銃乱射を描く狂気!
イングロリアスバスターズの荒唐無稽感、そこに付随する何かや
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透明人間と蠅男(1957年製作の映画)

2.5

75.2570

数ある透明人間物の中で珍しいハッピーエンド。
首だけ残して透明、さらにバナナを食う衝撃映像が印象的。

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

3.5

74.2569

人種差別の無限連鎖を、白人至上主義のデレクと弟を中心に描く。
刑務所への服役を機に、趣旨替えをするデレク。家族を前に白人主義の演説をぶちかます「若さ」と「熱意」、若さゆえの視野の狭さ
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楢山節考(1983年製作の映画)

3.0

73.2568
貧しい寒村を実際に作り、そこで俳優陣に生活させ村民すら作り上げるリアリズムに脱帽。そこかしこから、村の息遣いを感じる。
女性の泥臭いまでの強さ、男の女々しさが一貫して表現されていたよう
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透明人間現る(1949年製作の映画)

1.5

72.2567

中盤、研究室にて椅子に座り正面に向き合いながら話す2人。透明人間で見えていないけど全裸なんだよね。恋敵/同僚と正面切って全裸で話すってなに?そんな場面でタバコ?
透明人間のトリック撮
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チャンス(1979年製作の映画)

3.0

71.2566

一歩間違えば80-90年代に量産された、勘違いからコメディになりそうなものを確かな演技力で、絶妙なコメディバランスを保ったピーターセラーズに拍手喝采!

ブロンコ・ビリー(1980年製作の映画)

2.5

70.2565

本作、現代のサーカス座長(カウボーイ)をメインに据えたイーストウッド本人のセミ自叙伝のような内容になっている。主人公ビリーは座長でありこれは監督業を営むイーストウッドそのものである。
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アウトロー(1976年製作の映画)

2.0

69.2564

ヒーローが成立し難い時代のヒーロー像

ドラクエの様に続々仲間が増える展開。若者、年寄り、先住民、女とどの方向にもヒーローらしさを見せなければならない、言い訳の数と同じだけドラマが必
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バージニア・ウルフなんかこわくない(1966年製作の映画)

2.5

68.2563

もう憎たらしくて憎たらしくて、自分なら100%手を出してる。そのくらい4人の熱演で引き込んでくれる。

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

3.0

67.2562

70年代後半から良ベト戦映画が作られてきた。とくに戦後の兵士を扱ったものに秀作が多い。次の戦争に突入するタイミングで公開された本作は、また戦争帰還兵ものか、、、と思わせながらサスペン
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さよならゲーム(1988年製作の映画)

1.0

66.2561

子供の頃、ケビンコスナーは野球選手だと思っていた。そのくらい数年毎に野球選手を演じる事になる。今回は経験豊富なロートルキャッチャー。未熟な若手ピッチャーの教育係として入団。マイナーリ
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ロリータ(1962年製作の映画)

3.0

65.2560

現代から見ればハンバーとはキモイ親父だし、ロリータは健康的な小悪魔であるが、60年代に置き換えるとこの両者のキャラクター性は加速度的にヤバイ。今より道徳観念が強く、性的趣向など精神病
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.0

64.2559

ベト戦、ヒッピー、ボーリングブームetc etc。アメリカ現代のおとぎ話。カオスandカオスのテンポが良い。

殺しの分け前/ポイント・ブランク(1967年製作の映画)

-

63.2558

スタイリッシュなカットバックだが、さすがに初見では混乱を招く。
いつか見直したい。

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

1.5

62.2557

2000年代は吸血鬼とかバンパイアとの恋愛がトレンド。そんな中の一作。てっきりジャケットやポスターの金髪の方がエリーと思い込んで見始めたため、おいおい、いきなり絶壁オッパイですか!?
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暗殺の森(1970年製作の映画)

2.0

61.2556

これほどまでに湿度を感じる画作りは初めて。
これを30歳で撮るあたりやはり天才。

17歳の肖像(2009年製作の映画)

3.0

60.2555

17歳、初めての大人の恋。だんだんと垢抜けていく描写は本当に良い。
またラストのナレーションもこの物語を閉める最高のセリフだと思う。

ブッチャー・ボーイ(1997年製作の映画)

3.0

59.2554

家での閉塞感、宗教の閉塞感、社会の閉塞感。そのすべてを鏡のように反映してしまう少年が主人公で彼を取り巻く環境が、悪い方悪い方へと導いてしまう。重い話だが、主人公の下町感、カポネ口調が
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見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

3.5

56.2551

宇宙人イコール現代技術、現代技術の奴隷に成り下がる単純な風刺と思いきや。主人公側がyoutube ライブをしだし、そこに嘘が混じっている!金返せ、さもなくば裁判じゃと言い出す宇宙人。
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

2.0

55.2550

社会派サスペンスとしてはイマイチ
同性夫婦を題材にしたのは良し。だが彼らの境遇と世界の破滅がイマイチ重ならない。しかも押入り4人衆、ルール説明で自殺ダメ、危害を加えられないと言ってし
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ミート・ザ・ペアレンツ(2000年製作の映画)

2.5

54.2549

猫の乳しぼりという謎のパワーワードに吹いてしまった。
ベン・スティラー、ロバートデニーロの両者の演技力!
自業自得な面もあるが、ちょっと主人公が悲運すぎる。。

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(2011年製作の映画)

2.0

53.2548

カテゴリーの違う友達同士を一緒にした時のぎくしゃく感。友達同士の嫉妬。まぁ30代の女性を据え置く話ではない気はするけど。大人になってから友情を築くのは難しい、それでも変わり者でも根は
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赤軍派-PFLP 世界戦争宣言(1971年製作の映画)

2.5

52.2547

ごきげんよう、親愛なる日本の同志

時代の熱を感じる良ドキュメンタリー/プロパガンダフィルム。
現在からみればこの闘争がどうなったかは、ほぼ結論が出ている。
だからこその日本赤軍派の
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グリース(1978年製作の映画)

2.5

51.2546

70年代アメリカ、陰湿な時代を反映したアメリカンニューシネマが台頭した中に現れた、底抜けに明るい青春ハイスクールミュージカル。舞台設定をアメリカ黄金の50年代とし、戻らない青春を観客
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女相続人(1949年製作の映画)

4.0

50.2545

前半のエリザベス父の憎たらしさ、中盤のモリスは来るのか?と手に汗握らせ、後半は闇落ちエリザベス!隙のないストーリーラインに思わず前のめりで引き込まれてしまいました!