ぴろぴろさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.0



私の中で、ブルース・スプリングスティーンと聞いたら同列で思い出すのが佐野元春。
ブルース・スプリングスティーンは、隣の席の男子が佐野元春と曲が似てるとカセットテープを貸してくれたのがきっかけで知っ
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エセルとアーネスト ふたりの物語(2016年製作の映画)

4.0


ある家族の平凡な一生。
本来なら陽の当たることもない様な、質素にひっそりと暮らす市井の人々の生涯。
人生を全うするという事。
その尊さと素晴らしさ、誰にでも平等に訪れる老いと終焉。
ドラマティックで
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.0


まさに“ナイトメア”
不気味で薄暗くてジメッとした独特の世界観の中での因果応報。  
この寒々しい独特の世界観と質感に妙に惹かれた。  運命とタロット。
人間の罪深さと欲深さ、一度闇に落ちたら這い上
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.4


何のどういう話か最後までよく分からなかったけど、とにかくすごいモノ観ちゃったなという印象。   お口あんぐり状態だったけど、なかなかグロくて凝ってて時々目を覆いながらも最後まで見入ってしまった。  
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.2


『ROMA』とか『ジョジョ・ラビット』が好きな人は好きな映画じゃないかなぁと思う。
子供の目から見たあの時代。   自分の身の周りだけが世界の全てだったあの頃。
世の中は戦争や暴力に支配されていたの
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英雄の証明(2021年製作の映画)

4.0


社会の不条理、無情を描いたイラン発の極上ヒューマンドラマ。
正しい事をしただけだったのに、その行いは自分から離れた所で勝手に美談となり、やがて糾弾され元に戻れなくなる。
誰にでも身に覚えがある様な小
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とんび(2022年製作の映画)

4.0


最近歳のせいで親子の絆、人情というのにめっぽう弱い。  悪い物が全部出たんじゃないかくらい見事に泣いて帰って来た。
昭和の香りが濃くて、そこがまた良かった。
内野聖陽と佐藤健のドラマ版で毎週泣いてた
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アネット(2021年製作の映画)

3.8


オープニングがとても良くて期待値もUP⤴︎⤴︎
息をするなと言われるし、どんな事が始まるんだろうと。
ダークファンタジーというかホラーというか独創的で不思議な体験だった。
アネットって、「それ?」
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ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師(2021年製作の映画)

4.5


そこは女性にとって世界最悪の場所。
生後6ヶ月の赤ちゃんですらレイプされたと聞いて耳を疑った。
想像を絶する衝撃内容のドキュメンタリーだった。
タイトルの『ムクウェゲ』とは、5万人もの女性を救って来
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

4.8


字幕版で。
オープニング『Let's Go Crazy 』からノリノリで、さらにスケールアップした続編は、私は前作を軽く超えてとても楽しかった〜♪
登場するキャラクターの個性や感情が皆んな愛おしい。
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グレート・インディアン・キッチン(2021年製作の映画)

4.5


これまで観て来たインド映画のエンタメ感や感動的な展開はないけれど、引き込まれて最後まで興味深く、構成が上手いので飽きずに鑑賞出来た。 新妻の日常を追ったドキュメンタリーを見ているみたいだったが、これ
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.2


テニス未経験ながら、独学で“ドリームプラン”なる計画書を作成し(しかも2人が生まれる前に既に)、実際にビーナス&セリーナ・ウィリアムズの2人をプロテニスプレイヤー姉妹に育てあげた父親の実話。
私は大
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0


劇場公開中に間に合いました。
頭は忙しいけど目にはとても楽しかった。
緻密に計算され尽くした映像は、非日常な絵本の様な世界。   タッチは全く違うけれど、細部までのこだわりが島田ゆかさんの「バムとケ
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HOMESTAY(2022年製作の映画)

3.6


なにわ男子の長尾くん、綺麗な顔。  佐久間由依に似てた。

愛されている事に気付けず傷ついて来たけど。
客観的に見つめる事で、たどり着いた真相とは。
人生は所詮長めのホームステイ。
そう思って生きる
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.7


アガサ・クリスティの原作『ナイルに死す』は随分前に既読だけど覚えてないので楽しめた。
ケネス・ブラナー監督・主演の“名探偵ポアロ”シリーズ第2段。
ポアロの髭の理由が明らかに。
海外旅行が難しい昨今
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0


私にとって車は唯一1人になれる場所で、実は車は何でも知ってたりする。  だから古い車を大切に乗って来た家福にとっても、初めて会ったばかりの他人にハンドルを握られるのは、心の中を覗かれるみたいで抵抗が
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

5.0


ずっとフォローさせて頂いてるフォロワーさんの「オールドファン感涙」
このレビューで観に行く事を決めましたが本当に感涙‼︎ 感激‼︎
“ハロルドに捧ぐ”
この一文が出なくても既に泣いてましたが
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.1


ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド物語』 を、巨匠スティーヴン・スピルバーグがリメイク。   字幕版で鑑賞。
オリジナルは何度か観てるけど、そこまでハッキリ覚えていなかったので、新鮮な気
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

5.0


原作は小学生の頃から何度も読んで来たが、映画版を観るのは今作が初めて。
小学4年生の時に劇でベスを演った事もあり、『若草物語』は夢中になって読んだ。
グレタ・ガーウィグ監督が描く『若草物語』
時系列
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5


フランス映画『エール』のハリウッドリメイク。
設定やテーマが少し変わっていたけど、イイ映画だった。
タイトルの“コーダ”という意味は初めて知った。
個人的にはハリウッド版の方がキャストも楽曲も好みだ
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最高の花婿 アンコール(2018年製作の映画)

3.8


移民が多く多民族国家のフランス🇫🇷。
デリケートでオブラートに包みがちな「人種」「異文化」あるあるを毒っ気たっぷりユーモアたっぷりに描く。
前作も観て、言いたい事を言い合って笑い合うヴェルヌイユ家の
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フェアウェル(2019年製作の映画)

3.8


癌で余命わずかな祖母のために【偽の結婚式】を口実に親類縁者たちが集う。   アメリカ育ちのビリーは、正直に余命幾ばくもない真実を祖母に話すべきではないかと考えるが…
アメリカと中国、2カ国のルーツを
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.8


じんわり沁みる良作ロードムービー。
10年前に観てたら、途中で寝たかもしれない。  
人生を重ねる事で見えてくる景色。
人との出会いや これまでの生き様。
時代にそぐわなくなって来たダンディズム。
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.8

華麗なる一族『GUCCI』のお家騒動。
何となくは知っていたけど、ガガ様の成り上がり感と痛い女感、アダム・ドライバーの匂い立つ色気とイイとこのお坊っちゃま感、ジェレミー・アイアンズとアル・パチーノ、ジ
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0


大好きなシリーズなので楽しみにしていた。
世界最強にして最高のスパイ組織、紳士軍団『キングスマン』の始まり、誕生秘話を描く前日譚。
前2作品とはテイストがやや違ったけど、まな息子コンラッド、世界中の
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.2


『コンフィデンスマンJP』劇場版第3弾。
今回の舞台は地中海に浮かぶマルタ島。
今回もやっぱり楽しく騙されて、3作目でありながらも展開に飽きる事なく、いつも通りドンデン返しの最後まで目が離せなかった
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0


「偶然と想像」このタイトルが言い得て妙な3話オムニバス。   どの話も登場人物は少なく2、3人。  会話だけで心の機微、微妙な空気感が伝わって来る。
3話それぞれの繋がりは無いのだけど、この流れ、順
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.8

これは嬉しい反則ワザ‼︎
ウルトラ級のサプライズ‼︎
スペシャル感謝祭‼︎
お祭り‼︎  語彙力の貧しさに悲しくなるけど、とにかくとても楽しかった。
有給休暇取って観に行って
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.0


「いくら映画とは言え、そんなんあるわけないやん」という部分を差し引いても泣きました。
死刑囚の父親と、健気で賢い娘と。
泣けて微笑ましくて柔らかくて温かくて。
『アイ・アム・サム』と韓国映画の『ハー
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.0

2022年最初の一本は、劇場鑑賞できなかった晩年のジュディ・ガーランドを描いた作品。
スポットライトを浴びた表舞台が華やかで輝かしければ輝かしいほどに、病んで薬漬けになったジュディが痛々しい。
子供の
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.8


面白かった‼︎
60年代のロンドンの街並みやファッション、音楽がオシャレで、2人のヒロインがキュートでスタイルも良くてとても魅力的。
夢と現実が同期して行く。
ミステリー、ホラー、最後はゾンビ⁈
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.2


豪華なキャストだけで充分お年玉をもらった気分。  贅沢だけど、私はそんなに面白くはなかった。  ニヤッという感じ。
大御所俳優陣が大真面目にB級感を纏ってるのがニヤッとしてしまう。   痛烈に皮肉っ
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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

4.0



この事件を私は知りませんでしたが、身近にあって私も使っているテフロン加工のフライパン。
自然界に存在しない化学物質は、分解される事なく蓄積されて行く。
年末の大掃除で使う洗剤を、CM見て用意してい
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空白(2021年製作の映画)

4.0

追い詰めていく、追い詰められていく。
自分がどちらの側の立場に立つか。
「きっかけ」は、どこにでも転がっていて、誰にでも起こり得るし、誰にでも巻き込まれる可能性があって。
知らないうちに、どんどん周り
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ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

4.8


これで足を洗うはずだった腕の良い殺し屋と、その殺し屋に兄を殺されて復讐に燃える殺し屋と。  
2人の殺し屋の壮絶な闘いに、昔の恋人や娘の存在、臓器売買なんかも加わってザッツエンタメノワールアクション
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ツリーから離れて(2021年製作の映画)

4.0

「ミラベルと魔法だらけの家」同時上映。
本編上映前のショートムービーでしたが、私はこちらの方が好きかも です。
子供は見るもの触れるもの、初めての事ばかり。
好奇心旺盛で、「ダメよ」と言っても興味が湧
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