カモノハシペリーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラマシリーズが先行独立していて、やはり映画との差異に満たされない部分を感じていたので今作で帰着したMCUの圧倒的実力。ワンダの母性とスカーレットウィッチの支配欲の対比がよく描かれていて、パーソナルな>>続きを読む

過去のない男(2002年製作の映画)

3.4

某小説の理解が深まるかなと期待して鑑賞したけど、チープな作りの中に味わい深いものがあり独特というかこれまで観てきていない方向性だったので淡々と楽しめた。けれどこのテイストがたまらなく好き、というわけで>>続きを読む

ガキ帝国(1981年製作の映画)

3.5

言いたいことわかるし、時代の空気封じ込め度合いやばすぎやけど単純に前時代の思想と撮影技術なので心に響くものはなかったかなあ。。行動原理や、精神のかくあるべき感とかドラマチックな展開とかはありきやねんけ>>続きを読む

スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.9

とても良いマブリー。強くあることも、優しくあることも難しいのだけれどこーいう模範的な人物として出てくると単純に腕力って大事だなと思いました。

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.6

そうかもなって思ってしまう自分の考えを消したいですね。自然と予想してしまうから、キャッシュクリアとか出来たらいいのに。エジプトの美しさやハリウッドスターの華やかさは楽しめましたが、何にもあんまりリアリ>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.5

ようやくグッドバイブレーションズを観たので準備完了という感じで鑑賞。良い間の取り方で、それぞれみんな良かったけどじいちゃんが親戚の叔父さんに似てて良かった。セリフも広く深く自分の人生であるということや>>続きを読む

グッド・ヴァイブレーションズ(2012年製作の映画)

4.4

テリー役のおじさん、とても良い顔してます。なんとなく音楽業界の誰かに似てて、なんとなく何人か顔が浮かびますがこーいうおじさんって味方になってくれた時、心強いですよね。瞬間の衝撃って僕もたまに受けるので>>続きを読む

レストレス(2022年製作の映画)

3.5

Netflixがマッチ率97%っていうから見たけど、確かにと思いました。元の映画知らなかったけど、そっちの方が面白そう。ただ90分にまとまってて大きな裏切りはないにせよ、ところどころコメディテイストな>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.8

MCUが凄すぎて出遅れ感満載で追いかけるDCの主要ヒーロー(ノーラン版は大傑作なので今更感、、)を新しいイメージでということでキャスティングされたロバートパティンソン。マスクを被らなければこんなに巨ア>>続きを読む

トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.2

歴史から見ても極めて異質で狂った国が現在もまかり通っているという人間の業の深いこと。実態というよりもストーリーとしてこのように脱北者が描くことで理解は進むが、こちらから何か出来ることはないだろうか。も>>続きを読む

モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.3

原作のゲームは知らんけど、まずハッ、、ハサシ?!となりました。いつまでこの日本人の名前がバグって伝わるんだろうと思ったら95年がスタートなようで、ファーストネームが半蔵ならハヤシの聞き間違いかな?そん>>続きを読む

薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

4.1

流れはありがちなんだけど、やけに心にくる描写があって最後の方でちょっと泣きそうになった。薬やサプリはわりと好きでよく飲んでますが、本当に重い病気になったことがないので高額医療費の案内見るたびにとても他>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

こーいうの全く慣れてないのでキューブリックのバリーリンドン思い出しました。しかし内容は大奥(観てないけど)とかパワー系の政治的な話でした。エマストーンの表情に見どころありました。終わり方ちょっと考察し>>続きを読む

ビッグバグ(2022年製作の映画)

3.5

これ系のSFつくったらディストピアにしないともったいないのでそうなりますよね。その中にジャン流のシニカルな風刺とユーモアが炸裂。嫌いではなかったけどワンシチュエーションにしなくても、と思いました。たま>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.7

超大作の終わりとして非常に美しく、巴でしっかり終わったのが良かった。薫や弥彦、左之助がエンドロールで出てこないという正常な判断。トータルで見ると面白かった。

戦慄せしめよ(2021年製作の映画)

4.3

狼蘇山三部作の衝撃がまだ尾を引いていて、遠出してでも観ようと思っていたので観れてよかった。最近、体調不良も手伝って観たいものがないとか、選ぶ気持ちが動かないとかいうものを抱えていたのでスッキリしました>>続きを読む

バック・ノール(2020年製作の映画)

3.6

久しぶりにアデルを観ましたがやっぱり美しいです。今作はフランスの危ない地域で、Sと麻取と警察上層部の闇の関係性がおもしろかった。ただ、なんとなく一番エグいことはやめとこうみたいなノリが見えて、どうせや>>続きを読む

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.3

メッセージは受け取ったけど自分には合わなかった。それは多分みんなそうで、それをどうと言えるほど自分には何もなかった。

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.9

タイが怪我について医者に宣告されるシーンがかなり自分にリンクして苦しかった。そのあともトレーニングしてしまう気持ちが痛いほどわかるし、そんな時に支えて欲しいのに支えられず、どんどん悪循環に陥るところは>>続きを読む

アジズ・アンサリのナイトクラブのコメディアン(2022年製作の映画)

4.0

スラングだったり人物のこと、語感や韻は分からなかったので100%楽しめてはいないが日本でも同じような状態で大きくは違わないんだなと思った。こんな世界をまともに見てるとおかしくなるから不謹慎だったとして>>続きを読む

コロンバス(2017年製作の映画)

3.7

和み系の裏に隠れたわりと重い真実をコロンバスの街並みというより建築物との風景中心に映していた。構図の魅力や絵の強さがありながらヒューマニズム的な内容で、無機質なのに何故か親近感が湧く建物が多かった。住>>続きを読む

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.3

もちろん体験したことがない戦争の話ではありますが特に戦車というものに注視したものでイメージ湧きませんでしたがとても良かった。というか公開時も気になってはいたけど、こんなに良いとは。映画館で観ずにすみま>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

5.0

最高すぎた。映画は、人間の目と耳に脳と心が繋がっていて、自分の知性と感性を深く愛せるようなものであると、改めて思えた。ウェスアンダーソンと同じ時代に生きていて幸せだとすら簡単に言えてしまう大傑作。我が>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.8

ユーモアのある風刺の効いたコメディのよでいて超シリアスなテーマ。人間を描きつつ、あの時じゃあどうするのが良かったのかと投げかけられた問題をその盾になったバイスことチェイニーの成り上がりと共にパーソナル>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

4.2

いつまで経っても映画の交通事故のシーンって息止まりますね。見続けて大丈夫なのか、、。

内容はみんな普通じゃなくて、でも普通じゃいられないことがあってかなり苦しい展開。どんな言葉もかけられないような中
>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.6

凄いスピードのアクションとドンピシャの配役。邦画が本気でキャスティングしてアクション映画作ったらこうなるのか。しかし原作もそうだけど、ちょっと薄い。もうちょっと掘って描いて欲しい。。

ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.5

これ系のを近く連続で観たせいもあって、なんとなく集中出来なかった自分がいたのは事実として、悪魔祓いに宗教を結びつけていて主人公が格闘家という新しさ。アクションが派手でも違和感ない辻褄。これは好きなら好>>続きを読む

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

2.8

ソフィアブテラ目当てで観ましたが、自分には難しすぎた。ダンスもそうですし、LSDも、会話劇も苦手要素がまとまりすぎていた。

映画 真・三國無双(2021年製作の映画)

2.6

ほんとに2021年?というぐらいに雑。国交断絶して作ったの?というぐらいにチープ。でも何故か嫌じゃない。そう、それは僕が21年前に少年でこのゲームに夢中になったから。再現度の低さも、無駄に多い「ひねり>>続きを読む

リトル・シングス(2021年製作の映画)

2.9

やられた。そのリアリティは求めてないかも、、。という結末でジャレッドレトの悪役感も、デンゼルとラミマレの病んでる感がドンピシャだったけど、2人の上司が「お前らは関わるな」って言ったのが結局、真理でこの>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

5.0

国にすら縛られない独自スパイ組織、キングスマン。その創設前夜に起きた悲しい出来事を主体に、オックスフォード卿が何故こんなにも過激な正義を遂行するのか、というところがしっかり描かれていて好感。わりとライ>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最高。MCUもそうだけど、映画が好きでよかった。尊敬を通り越して感謝。

ファーザー(2020年製作の映画)

4.3

演技とはいえ観ているこっちの胸が苦しくなるぐらいの演出と演技でたまらない気持ちになりました。年明けに両親に会って話した時のこと思い出してしまったな。こうしてアンに感情移入してしまい、自分と重ねてみると>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.6

悪い想像力ばかりが豊かな嫌な大人になってしまい、二の足踏んでましたがたまたま色々重なって鑑賞が叶いました。ごめんなさい。とても良かったです。アクションもコメディも自分の琴線に触れまくりで気持ち良く楽し>>続きを読む

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.3

15歳前後年上の世代の話で、カタルシスを感じるほどエモくはなかったがドンピシャだったらわからなかったな。燃え殻さん原作で、境遇含めて強い文章を書く人ですが本作はよい邦画を踏襲していました。原作ものって>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

4.1

これ系のは目付きでほぼ決まりますから。マブリーはもちろんですが、ユンゲサン含めたヒール3人組が素晴らしかったです。ちゃんとイカれてる人間の目で暴れ方や行動原理もとてもクレイジーで短絡的。らしさ全開で、>>続きを読む