Zorbaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Zorba

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夏時間の庭(2008年製作の映画)

3.6

ブルジョワのノスタルジーとか1ミリも興味ない話でつらかった。映画向きの内容ではない気がする。あと、なぜかシュティフターの晩夏を思い出した。

見えない恐怖(1971年製作の映画)

4.0

俯瞰ショット、ローアングル、ズーム、引きなどを駆使し恐怖を煽ると同時に、主人公と同じく視聴者側にも視覚制限を設けることで、オフを強烈に意識させるカメラワークが巧み。ドアと隙間を多用した演出もサスペンス>>続きを読む

ラッシュ/プライドと友情(2013年製作の映画)

3.9

かっけぇ~。
黒光りするマシン。雨に濡れたアスファルト。ライバル2人。サイコーっす。

スターマン/愛・宇宙はるかに(1984年製作の映画)

3.7

冒頭の宇宙船のSEがケミカルのBlock Rockin' Beatsっぽい。アップルパイ食べたい。

アウト・フォー・ジャスティス(1991年製作の映画)

3.6

塩田明彦の本で紹介されてたので。もっとぶっ飛んでるかと思ったがわりかしまとも。敵の親族や上司への挨拶回りをきちっと欠かさない所とか見習いたい。あとセガールの声はじめて聞いた。けっこう高いのね。やっぱセ>>続きを読む

回路(2000年製作の映画)

3.9

カーテンの揺れの只事ではなさ。ツイッター開けたら腕立てひたすらする武田真治が出てきて吹いた。

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.2

この世で最も恐ろしい映画のひとつ。大して人の役に立たず、友達もいない自分はまじで死ねと言われた気がしました😐

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.7

けっこうおもしろかった。
ただ個人的にはデスプルーフみたいにもっとぶっ飛んだやつを期待してる。けどもうタランティーノ大人になっちゃった感じだから難しいか。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.2

脚本の映画かな。謎解き的な面白さはあるものの、答え合わせに終始していてエモーショナルがあまり感じられなかった。一見すると突拍子なくみえる行動にも理屈がもれなくついてくる。悪魔のいけにえのダンスとかって>>続きを読む

透明人間(1992年製作の映画)

4.0

おもしれ~。
見える、見えないの選択がうまい。また元々の服だけは透明で、他は透明ではないという設定が絶妙。これにより従来の裸オンリーの制約なしに全身を写せ、かつハットや包帯、タバコ、雨など小道具も存分
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ヒドゥン・フェイス(2011年製作の映画)

3.8

端正な画作り。細部の豊かさ。ただサスペンス部分の盛り上がりに欠ける。ネタばらしからは答え合わせになってしまってる。演出力もついたら相当おもしろい監督になりそう。

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.7

クリーチャー造形がすごい。
スティービーのsuperstitionが流れる。

ガーゴイル(2001年製作の映画)

3.6

ちょっと苦手。てかはよパリ、18区、夜と美しき仕事をDVDで出してくれ。

県警対組織暴力(1975年製作の映画)

3.7

おもしろかったけど、ちょっと置いてきぼりをくらってしまった。文さんや松方弘樹ではなく、梅宮辰夫と田中邦衛が好きになるあたり自分はこういうのあまり向いてないのかも。何だかんだであの二人が一番自分のスジ通>>続きを読む

狩人の夜(1955年製作の映画)

3.7

撮影はいいし楽しめたんだが、世評ほどではなかったかな。リリアンギッシュのセリフの一言一言が説教くさいし、左移動もうまく機能してたとは思えなかった。ラスト付近での群集の暴徒化も疑問。

CURE キュア(1997年製作の映画)

3.9

流石なんだけど狙いにいってる感というかこうすれば受けるだろうとわかってやってる感じがどうも。色んな映画の良いとこを取ってきて料理した感じ。そういうのが鑑賞中に透けて見えて少しさめてしまった。

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.4

はじめてちゃんと見た。
宮崎駿のロリコン臭が他より薄めで見やすかった。手塚治虫やトルストイとかにも感じるこの隠しきれない性癖みたいなものはちょっと苦手。

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.2

没入感がすごい。
スーっと物語の世界に入りこめる。
レンズのにごりのなさ。まさに人生を2倍、3倍味わったかのような濃密な映画体験でした。傑作。

座頭市千両首(1964年製作の映画)

3.8

ラストの陽気な太鼓がなんとも空しい。この対比のための序盤。うまい。
賭場での一閃も最高だった。勝新やっぱかっけぇ。

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.0

これはすごい。B級となめてたら戸愚呂弟が出てきた感じ。黒沢清が品格があるっていうのがわかる。美しい。

悪魔のいけにえ2(1986年製作の映画)

3.8

発想がすごい。
道ふさいだり、LGだったり、ダンスといい常人ではまず思いつかないアイディアの数々。ホッパーの使い方とか天才的。
かと思えばカーチェイスやラジオ局での緩急のつけ方など奇抜さだけでなく、演
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霧の中の風景(1988年製作の映画)

3.8

各シーンの強度、立ち具合のすごさ。
幻想的な断片だけでできてる。美しい。
けど見てるのつらかった。

永遠と一日(1998年製作の映画)

4.2

初アンゲロプロス。
車内のシーンがやばすぎる。人の世の縮図のような原風景に、はじめてみるのに、俺はこれを知ってるぞという強烈な既視感とエモさで、なぜだか見た瞬間涙ぽろぽろ出てきた。映画でしかなし得ない
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.8

初ウッディアレン。
あまり期待してなかったが普通に良かった。が、ラスト付近のコティヤールへの説教が致命的にダサい。自覚的だとしてもダメな部類。もったいない。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.6

主役がシュッとしたガリットチュウにしか見えなくてノれず。ヒロインもあまり好みじゃなかった。やっぱ画面と音楽の両方が強いとどうしてもMVっぽくなっちゃうよなー。コインランドリーのとこは好き。

女っ気なし(2011年製作の映画)

3.8

バカンス後、薄暗い部屋でひとりwiiUテニスやってる主人公に泣いた。俺じゃん。ゲームやらんけど、俺じゃんってなった。あのテレビの逆光に照らされたぼーっとした顔の哀愁よ...

麻雀放浪記(1984年製作の映画)

4.0

ドサ健がぶら下がるシーンがすごい。

いつも宙ぶらりんな博打打ちが大竹しのぶに足下にまとわりつかれることで、精神的にも物理的にも地に足をつかされ、はじめてその愛に気づかされる。一方、それを盗み見てた真
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白夜(1971年製作の映画)

4.0

的確なショット、繊細な音響処理はさすが。ブレッソンにしてはめずらしく音楽がよく流れる。

ゴダールの音楽はぶつ切りにすることで一瞬時が止まって、映画から突き放され、不意に現実に戻る感じ。一方、ブレッソ
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.4

今さらながら視聴。
話はそれなりに楽しめたが、このショットが良かったみたいな映画的快楽はあまり得られなかったかなぁ。(頭の機転を利かした)出来事を描くのに夢中で演出がおざなりな気がする。宇宙とか砂嵐と
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.6

全体を通して(黒沢清にしては)説明的で2時間越えということもありあまり乗れなかった。

なぜの説明はあいかわらずないが、後半、西野の正体がわかってからはただ真相の提示だけに終わってる印象でずいぶん長く
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セルラー(2004年製作の映画)

4.0

おもしろい。
マクガフィンがはじけてる。

終盤の、電話がばれる(カギを開けさすため)→ガラステーブルへ突き飛ばされる(破片を武器にするため)→車に乗る(小屋をぶち破るため)→再度捕まる(交渉させるた
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.8

「あ〜こういう映画ね。なるほど、好きな人が多いのもわかる。けど、俺が映画に求めているものではない。」などと思いながら観てた。数日後、気づいたら手もとになぜかサンセットとミッドナイトがあった。あれ〜おか>>続きを読む

パララックス・ビュー(1974年製作の映画)

3.7

大槻ケンヂ、斎藤工のおすすめ。CAウィンターソルジャーの元ネタとあれば観ないわけにはいかないと視聴。パララックス社なる謎の暗殺組織が暗躍する事件に巻き込まれる陰謀もの。

人間工学テストの不気味なモン
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GONIN(1995年製作の映画)

3.9

個性的。
カット割りなんかもかなり実験的だし、スローモーションによる白黒演出も独特。予想に反してスタイリッシュな作風。

ジャンルとしては一応アクション物になるのだろうが、帰宅シーンなんかは完全にホラ
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