雄八eさんの映画レビュー・感想・評価

雄八e

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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

5.0

壮絶

ストーリーや世界設定の整合性はもう初めから破棄して
昭和ゴジラシリーズ後半のノリで
とにかく怪獣!怪獣!怪獣が主役!怪獣バトル!
としてるのがもう本当に清々しくて
ラストバトルの景気の良さに、
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濡れた週末(1979年製作の映画)

3.0

社長の愛人がいよいよ三十路を前にして…
から始まるミステリー要素もあるメロドラマ

脚本、主演の演技の質共に非常に良質かつ堅実
濡れ場をソフトにすれば傑作2時間ドラマとして観られるレベル

ただこの作
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

こんな面白かったのか!

もっとキャラ主導かと思ったら、きちんと骨太なストーリーもあり
また決してヤクザカッコいいにならない絶妙なバランス

役者主導でバタ臭さや勢いで描く東映実録ヤクザものや
ビヨン
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.0

ちょっと都合のいいことが多すぎないか?とは思いつつもヒリヒリとした緊張感が続く展開は面白かった

が、韓国特有のとにかく政府と警察がクソ、テロも仕方なしみたいな主張がどうにも僕には合わず

面白いとは
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

しんどいなぁ

恋愛において誰もが嫌に思うが共感性の高い部分を強調し、スポイルされた要素でできた登場人物たちなので
一周回って若干リアリティに欠けるが
やはり、恋愛の見せつけられて嫌な部分をしっかりと
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

2.0

評判ほどではなかったな…

というのが正直なところ

密室からの脱出劇として、死者からの電話や妹の超能力は必要なの?って思ってしまった
そこに対する掘り下げもないし

ただ演出やテンポや非常に手堅い

NAGISA なぎさ(2000年製作の映画)

3.0

ネットで異様に評判が良くDVDもプレ値の本作が、配信で観られるとのことで

ピンク映画の雄、小沼勝監督の初一般作とのことだが、特にエロチシズムやフェチ的要素も感じられず、子どもは子どもとして描かれてお
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

感想が大抵、私はこれは分かるけど他の人はどうかな?みたいなので期待していなかったのだが、思ったよりも普遍的なテーマで終盤は普通にグッときてしまった

アニメーションでこの内容をやるか、と思ったが湯浅政
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痴漢通勤バス(1985年製作の映画)

3.0

何故観たいリストに入れたのかも覚えてないが
観はじめたら螢雪次朗出演だし
めちゃくちゃバカバカしい悪ノリ映画なのに
ある程度演出と骨子がしっかりしてるなと思ったら
監督は滝田洋二郎監督だしで
意外な掘
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.0

実は初めて観たんだけれども
なるほど、タランティーノは1作目にして既に完成されていて、以降の作品はそれを如何に手を変え品を変えしていくかってことで
この辺りはガイ・リッチーに似ているかも

内容や評価
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セックスハンター 性狩人(1980年製作の映画)

3.0

これは意外な掘り出し物

ロマンポルノで性描写メインのものは大抵つまらないのだが、本作は性描写メインにしながらその性描写がフェチシズムと変態性に溢れていて、しかもヒロイン宮井えりなの演技も相まって、延
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.0

ちゃんと面白いんだけどストーリー的なケレン味もなく、通行車アタックは面白かったけど、全体的にアクションの新鮮味、意外さは前作の方が良かった

バッタバッタと人が死んでいく面白さはあるものの、もうちょっ
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

2.0

オリジナル1作目がオールタイムベストな僕としては確かに泣いちゃうほどエモいシーンもあったものの、全体としてはあまりにしみったれた作り

全体の流れやプロットは悪くないと思うが、オリジナルやリブートにあ
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清作の妻(1965年製作の映画)

4.0

増村保造作品はほぼ全く触れてこなかったがこんなヘビーな作品を生み出していたのか

貧困故に老人に売られた女と
あまりに実直すぎる男
純粋すぎる二人が田舎地獄に翻弄される

基本的には反戦映画なのだが戦
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スウィートホーム(1989年製作の映画)

2.0

昔はビデオ屋にどこでも並んでたが訴訟騒ぎで今では幻の作品に

内容としては
スプラッター
クリーチャー
特殊メイク
精神の力
などなど当時の流行りをブチこみまくりました
みたいな内容で伊丹十三、黒沢清
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鯨神(くじらがみ)(1962年製作の映画)

2.0

全編に流れる妙なエロティシズムはなんだろうと思ったら、原作が宇能鴻一郎だったのね

勝新太郎のワイルドさ、セクシーさも後年ほどではなく
本郷功次郎からはどうにも魅力を感じない

志村喬が出てるせいでど
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

2.0

公開前は割と評判だったのに、公開後はそんなに評判聞かないなぁと思ってたら、なんかやっぱそんな感じだった

雰囲気は硬派な割にジジイ不死身絡みがファンタジーなので観ていて緊張感がない
これならもっとあり
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

面白かった!!!!

「チャイルド・プレイ」や「モンキーシャイン」など、助けてくれる小さな存在が人を襲うというホラーではやり尽くされたジャンル
正直なところ新しさは感じなかったものの、実に誠実に作りあ
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赤い天使(1966年製作の映画)

3.0

もしかしたら増村保造監督作ははじめてかもしれない

輸血も薬も足らず万全であれば助かる命も見捨て手足を切り取る残酷な戦場で、性愛に生きる看護師(婦)という、今の倫理観では作れないのでは?というテーマ
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地下鉄連続レイプ OL狩り(1987年製作の映画)

2.0

なんで観たいリストに入ってたのか謎

この頃の映画特有のゲリラ撮影(今回は地下鉄)はスゲェと思うが、あとは特に

実質主演の下元史郎がなかなかカッコよかったのと
敏腕硬派刑事が何故かチョビ髭の螢雪次朗
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.0

マ・ドンソクのアイドル映画

主人公マ・ドンソクだけではなくチームや使いパシリ悪党までキャラが立っていて、コメディ要素が強くなっていく辺り「リーサル・ウェポン」シリーズを彷彿とさせる
このクオリティで
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ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

3.0

秀作だった2018年版の続編ということで期待通りの出来ばえ

マイケルvsマイケル絶対殺す村という対立軸で描くというプロットの秀逸さと
ある意味開き直りのようなキルカウントはホラーというより爽快系アク
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モーテル(2007年製作の映画)

2.0

流し観してたけど意外と悪くなかった
かなり誠実な作り

ただ、特別怖いとかすごいみたいなのがなかったのも事実
特に観なくてもいいかな、という感じ

終わらない週末(2023年製作の映画)

2.0

予備知識ないまま観て、中盤以降大体何が起きてるのかも分かってきて、何を描きたいのか、何を訴えたいのかを分かった上で、やはり退屈だった

地味な描写と僅かな変化から取り返しのつかない恐怖をリアルに描きた
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人間の証明(1977年製作の映画)

2.0

観たことあるかと思ってたら観たことなかった

放映当時を反映してか女一人で生きていくことの辛さに決着する内容だったが、原作は黒人と通じたことを隠したい、というものだったらしく、本来のテーマの重さ、業の
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.0

え、こんなに面白かったの!?
というのが正直なところ

Twitterで評価が高かったけどバズりかたが怪しかったので多少気負ってみたものの
実際は演出に多少現代的なものはあるものの、良い意味でクラシカ
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.0

同じ監督の「真・鮫島伝説」は全くノレなかったが、こちらはなかなか楽しめた

元々広げようがない題材をそっちへ膨らませるのか、というアイデア一本勝負ではあるし低予算ではあるものの、そこに言い訳や照れがな
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The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

4.0

これはちょっととんでもない
アリ・アスター監督作は本作含めて3本しか観てないが、その中で一番凄い

この映画の恐ろしいところは

とにかく観てる者を不快にさせるのだが、その不快感が

男性間の性暴力だ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.0

変化のない毎日、だからこそ毎日を大切に生きていこう、という日常タイムリープものの普遍的テーマを、コミカルに丁寧に描いてる

特に会社で働く人には響く内容なのでは

部長役のマキタスポーツが絶妙で良い部
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デモンズ(1985年製作の映画)

2.0

ビデオバブルの時にどこに行ってもあった本作
天邪鬼で当時は観ていなかったので

「死霊のはらわた」後とはいえデーモン(ゾンビー?)の特殊メイクは良いが、あとは売りだった背中からのデーモン以外は、突拍子
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

2.0

よくこんな企画が令和に通ったなって思うほどの奇作ではあるんだけど、昭和のジュブナイルホラーだと思えばかなり誠実に作られてる

そう、昭和の"あの"ブームの時なら結構怖がられたと思うんだが、今の子供には
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湯殿山麓呪い村(1984年製作の映画)

2.0

予想よりもかなり変な映画だった
まぁ池田敏春監督だし

事件の因縁はどれも下世話で陰湿のはともかく、トリックも全て稚拙で、何より主人公があまりに利己的で、全ては自分のため、他人に興味ない主人公が事件を
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逆光の頃(2017年製作の映画)

3.0

僕基準で
星三つ=面白い
星四つ=超面白い
なんだけどとても悩んで星三つ

最後までキャストの京都弁の稚拙さが抜けずそこが気になって

ただ、高杉真宙の可愛さ可憐さ儚さ美しさは抜群にフィルムに残されて
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

3.0

名作と名高い本作
観たことなかったので

評判に違わぬ傑作だった
無能すぎる脇役などちょっとノイズもあるものの
Jホラーの一番良かった頃の陰湿な雰囲気かつ
ラストは他のホラーにはない情緒と味があった
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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

3.0

死霊のはらわたって80年代のタイトルにつけるのがライジングって逆にダセェなぁ、と思うし
誠実で堅実ではあるけれどもあまりに真面目すぎて面白みに欠けていて、劇場スルーも致し方なしかな、とも思う
ゾンビも
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

2.0

DVDコメンタリーで監督が自慢解説してそうな映画

テーマも分かりやすいし何より主演俳優の演技が素晴らしいんだけど、主役以外は素人を起用したらしいキャスティングがあまりにも棒の上に素人起用が作劇に作用
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