雄八eさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

雄八e

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ヘルボーイ(2019年製作の映画)

2.0

噂の魔界の蓋が開くところに期待していたが、実際は数分であっという間に終わってしまった

デルトロ版よりもこちらの方が原作に忠実らしいが、それ以外のシーンも特に目を見張るものを感じられなかった

つまん
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.0

今まで何度か映画館で観る機会があるも縁がなく逃し続けて、ようやく観ることが出来た本作

配信などで観る機会があって待ち続けた甲斐のある作品だった

ただ予想していたような現実と非現実が曖昧になるような
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

TVシリーズの最終回
春エヴァ
夏エヴァ
を経て、エヴァに対してどちらかといえばマイナスな感情が強く
新劇も「破」のエンタメ性には感心したものの
「Q」のシンジ視点に徹底的に同調させる突き放し方に「こ
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マイリトルゴート(2018年製作の映画)

4.0

噂の作品をようやく鑑賞

様々な隠喩で描かれているとは聞いていたけど、思っていたよりもストレートな内容だった
作品に対する解釈に関しては観た人それぞれが独自に捉えた方が良いし、そのように製作されている
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千夜一夜物語(1969年製作の映画)

1.0

公開当時は大ヒットしたらしいが、それ以降ソフト化の話をあまり聞かないも頷ける内容

アニメーションは確かに凄いのだが、それ以外の部分があまりにひどすぎる

素人だらけの声優はともかく、30秒単位で急激
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死霊の罠(1988年製作の映画)

2.0

日本初のスプラッターホラーと銘打ってるけど「餓鬼玉」とか「GUZOO」とか色々あったよね…とか思っちゃう

中盤までのゴアシーンはなかなか凝ってはいるもののキャスト陣の演技が致命的で、中盤以降登場人物
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透明人間(2019年製作の映画)

4.0

面白いとは聞いていたけどここまで面白いとは思わなかった

演技、演出、展開、そしてラストに至るまで全てが一級品
スリラーとしては歴代でもトップクラスの作品なのでは
実は相当怖い仕掛けがあると思っている
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.0

予告も見ずに観たら途中までどういうジャンルなのかも分からなかった

どこまで狙ってるか分からないけど後年カルト化しそうな映画
ただどういう映画か知ってるとあまり面白くないかも

後から見たけど結構予告
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

2.0

とてもいい映画だとは思う

だけれどもダメ人間讃歌というジャンルが僕にはどうしても合わなくて、全然感情移入出来なかった
もう少し僕が若ければとも思ったが、それでも気持ちは動かない気がする

俳優陣の演
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異端の鳥(2019年製作の映画)

2.0

予想外すぎた映画2020

戦争もナチもユダヤ人もホロコーストも関係なく
順応力と悪運が異常に特化した主体性のない男の子が、行く先々にいる奇人変人たちにひたすら虐待されるのを楽しむ変態コント

本当、
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ズームイン 暴行団地(1980年製作の映画)

4.0

あちこちで凄いと聞いていたが噂以上にすごい映画だった

出張を繰り返す夫に身体を持て余した妻が昔の男と逢瀬を交わすという平凡な設定に、何故かその男が生きた女を焼くことで性的興奮を覚える殺人鬼という狂っ
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.0

事あるごとに好評価しか耳にしない本作
実際観てみたらこんなに素晴らしい傑作だとは思わなかった

おそらく誰もが感じるだろうが、これはSFファンタジーの設定を借りた、人としての生き方、人生の指針の物語だ
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魚と寝る女(2000年製作の映画)

3.0

ラストの子宮への回帰など色々暗喩的なところはあるのだけれども、物語自体は何処にも行き場のない男女の破滅的な情愛というシンプルかつ普遍的なもの
色々とスキャンダルのある監督だけにフラットに観ようと思って
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フューリー(1978年製作の映画)

2.0

子供の時によくCMしてたのか、タイトルロゴはやたらと覚えてた本作

感想がどれもラストとずっとパンツ一丁のカーク・ダグラスにしか言及してないんだが、脚本が破綻していて本当に見るべきところがそこしかない
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

5.0

とても評判が良かったのだが、何故昨年の時点で観ておかなかったのか、もっと早く観なかったのかと後悔した
今年ベストレベルの大傑作

例によって事前情報ほぼほぼ知らずに観たのだが、ここまで大迫力、大規模破
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虎の尾を踏む男達(1945年製作の映画)

2.0

黒澤明監督初期の作品でGHQの検閲にて長らく世に出なかったらしい

浅学にて歌舞伎も勧進帳も知らない、また登場人物の台詞回しが歌舞伎調で全然聞き取れず、面白さが全然理解できなかった

唯一、おそらく初
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歯まん(2015年製作の映画)

2.0

嘘みたいにつまんなかった

セックスすることで相手の性器を噛みちぎる性器を持つ少女のドラマなんだけど、エピソードと登場人物の機敏も噛み合わず観てる側がただただ置いてきぼりにされる

オナニーに陥りがち
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静かなる決闘(1949年製作の映画)

4.0

全く内容を知らずに観たので、こんな話だったのかと驚いた

黒澤作品群の中でも初期らしく、正直黒澤映画とは思えないほど全体的な画は平坦で、三船敏郎の演技にも稚拙さが見える

しかし正義や善ある姿をストレ
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日本暴行暗黒史 異常者の血(1967年製作の映画)

2.0

同シリーズで謂れのない差別に対する怒りを描いた若松孝二監督とは思えない、外道の血筋は皆外道になるという差別意識に満ち溢れた映画

大正の人間が個人主義や革命を唱えるのもファンタジーだが、それをレイプし
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天使のはらわた 赤い眩暈(1988年製作の映画)

2.0

それまで村木/名美の物語の脚本を手がけた石井隆が自ら監督した第一作

後の石井映画の萌芽も感じられ竹中直人の演技も良いのだが、主演女優の演技と村木のキャラのクズっぷりが合わなかった

終盤の超展開とラ
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KITE LIBERATOR(2008年製作の映画)

2.0

傑作バイオレンスアクション「A KITE」の続編ということでかなり期待して観たんだけど、正直期待外れ

何故かSF的クリーチャーが出現してくる展開で、それによってアクションがスケールアップするかと思っ
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逆徒(2017年製作の映画)

2.0

小林勇貴監督お得意のヤンキーバイオレンスだが、他のインディーズ作品群に比べるとこじんまりしちゃったかな、という印象

正直話も俳優の演技もふわふわしていて、観ていてイマイチ集中出来なかった

ヒッチハイク(1976年製作の映画)

3.0

とにかくレイプシーンがすごいと好事家の間で話題の本作だが正直終盤までのレイプ、暴力シーンもそれほど

ただラストの胸糞悪さはなかなかのもので、それだけで高評価を与えられる

僕が観たのはおそらくロング
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人妻暴行マンション(1985年製作の映画)

2.0

ロマンポルノでタイトルと内容が違うことはよくあるが、本作はそれが顕著
中身は見合い結婚した夫婦のすれ違いが描かれてる

丁寧な描写ではあるが、特に致命的でもない夫婦間の齟齬の話なので、とにかく地味
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.0

原作もテレビアニメも全く未観
それでもある程度キャラの立ち位置などは把握できた

正直思い入れがないので中盤まで何度も意識を失ったが、終盤の展開は凄かった
またアニメーションとしての演出、表現もトップ
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レイプ25時 暴姦(1976年製作の映画)

3.0

THE長谷部安春監督というべき、暴力に満ち溢れ、ハードボイルドという名で腕力やレイプによる雄性を男らしさと言っていた時代を象徴するような作品

平凡な男がレイプと暴力で生きる男に惹かれ狂っていく様に、
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ゴブリンスレイヤー GOBLIN'S CROWN(2020年製作の映画)

2.0

本当にテレビシリーズのアニメをそのまま60分にしただけの映画

悪くなるところもなければ特に良くなったところもない
映画ならではの特別感もお得感も一才ない
むしろ映画だからもっとエログロに振っても良か
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RED LIST レッドリスト(2019年製作の映画)

1.0

久しぶりに怒りを覚えるほどつまらない映画を観た
色々要素をブチ込んで整合性は一切無いし展開も退屈なのにちょいちょいこの映画はカッコいいことやってるムーブしてるのが本当に不快
クレジットの入り方とかエン
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マッドボンバー(1972年製作の映画)

2.0

強姦魔と爆弾魔と刑事の三つ巴にしては互いのドラマが全く噛み合わないし、とにかく演出も曲もテンポも珍妙
囮捜査のシーンはまるで学生映画のような間抜けさ
何故か冒頭とラストだけ人肉ミンチ描写が凄い

カル
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スロータージャップ(2017年製作の映画)

4.0

序盤の障がい者描写を不快に感じちゃったけど、それは障がい者を特別に扱わなくちゃいけない、という僕の中の感覚だからなのかもしれない
実際内容が今まで観た映画の中でも屈指のタブーだらけで、よくこれを日本で
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デビッド・クローネンバーグのシーバース(1975年製作の映画)

3.0

デヴィッド・クローネンバーグの初期作
寄生虫の影響で性欲と暴力に支配されるという、ゾンビ亜種ものといえるホラーだが、知能はそのままという点が面白い割にあまり他にないので、ジャンルとして広まって欲しかっ
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ラブホテル(1985年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ良かった…
かなり5つよりの星4つ

石井隆脚本による、不幸な女名美と、彼女に翻弄される村木という軸が、今回は名美の不幸さを強く描いている
男女の恋愛における熱量の差、すれ違いを描いたメロ
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プロムナイト(1980年製作の映画)

2.0

観てないはずがないと思い込んでたが全く内容が思い出せず、試しに観はじめたら完全に未観だった

一応フーダニットなスラッシャーものではあるがラスト30分まで誰も殺されないくだらんドラマが続き、犯人も意外
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べー。(2016年製作の映画)

4.0

暴力映画の雄、阪元裕吾監督の学生時代の作品
完全自主制作でキャストもノーギャラ、製作費は3万程度らしいが、阪元裕吾監督を知らずに当時これを観た人たちの衝撃は大きかっただろう
特殊メイクグロに逃げず暴力
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血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

2.0

ホラーの古典ということで名前だけは知っていたが、サスペンス色の強いサイコホラーだったのは意外

確かに当時としては斬新な設定とショッキングな内容だったのかもしれないが、今観ても色褪せないかというと正直
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女教師(1977年製作の映画)

4.0

観ていたとばかり思っていたが完全に初観だった

学生に強姦された教師が周囲の人間たちに陰惨なセカンドレイプを受け続け、やがてその流れは当の本人と関係のないところで死人が出るほどの混乱に広がっていく
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