はやしさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

はやし

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エコール(2004年製作の映画)

3.0

数年前に見た映画で記録漏れ。

意図的な耽美の世界観に圧倒された。少女だけの閉じた世界には何かドギマギし、秘密を覗き見てるような背徳感すら感じる。

ストーリーは覚えてないけど、芸術映画というやつに該
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.3

自分の運命を受け入れて静かに生きていたであろうデキスターが、暗闇への恐怖や病気のおそれをエリックにもらすところで泣きそうになった。

一番強いのはデキスター母。エリックに何度も無茶をさせられても、エリ
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映画ドラえもん のび太の月面探査記(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

辻村深月のドラえもんを期待して鑑賞。

のび太の異説バッヂが外れてエスパルたちに遭遇するところ、そこからの世界観の広げ方が秀逸でわくわくした。

エスパルはただの人間、という本当は事実でない異説を現実
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

この内容を無理なく映像化できるのはすごい。ストーリーは、日本ではアニメか、ラノベかで扱っていそうな内容。七瀬ふたたびの韓国バージョンという印象。

主人公の残虐性に気づいていながら最後まで受け入れ続け
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ワン チャンス(2013年製作の映画)

3.3

成功しかけたと思ったらどん底に落とされ、というのを何回か繰り返し、この映画は何をしたいのか、と映画構成に疑問を抱いたけど、なるほど実話の映画化だったのか。ポール・ポッツのオペラや経歴を予習してから鑑賞>>続きを読む

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

4.0

ミリオンダラーベイビーと、最強の2人を足して割ったような映画。

後味が非常に悪い。
それでも、世界は美しくて生きる価値があるんです、とどうしても言い切れない。

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.8

まだまだコナンは可能性を秘めているんだ!という気概を強く感じた今作。

誰のために拳を振るうのか、強さへの葛藤とか、コナン初の精神攻撃とか、封印を解いてパワーアップとか、京極さん出演のおかげで今作はバ
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ドラえもん のび太のパラレル西遊記(1988年製作の映画)

2.0

パラレル世界や時間差を使った演出も魔界大冒険の二番煎じでつまらなかった。

過去での不注意で未来世界が大きく変わってしまったというアイディアと、不気味な町、じわじわと迫るのび太ママなど演出は本当に怖く
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.1

始終児童向けの明るい雰囲気の映画だけど、扱うテーマの重さと主人公に降りかかる試練が酷で、子ども向けとは言えないと思う…。

両親の夢を見続ける、まだ生きてるような気がする、と言ったり、序盤からおっこが
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ドラえもん のび太のドラビアンナイト(1991年製作の映画)

3.5

現実世界からフィクションの世界にアクセスした、って発想が好き。
絵本の世界を楽しんでいたしずかちゃんが、現実世界に帰れなくなり、奴隷商人に売られるというパンチの効きすぎた設定が昔怖かった。

ドラえもん のび太とブリキの迷宮(1993年製作の映画)

3.8

機械化AI化が進み便利になる世の中に警鐘を鳴らすという、古いのに新しいテーマだった。

ブリキン島もホテルもかわいらしいのにどこか不気味で白々しい。何かを隠しているのに楽しくユートピアを演じて、ナポギ
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.0

保護者というものは、子供の幸せを自分のエゴで決めてしまうものなのだと考えさせられた。

オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

良作!

家族ものであり歴史改変モノという点ではアバウトタイムに似てる。

最後にお父さんが助けに来てくれるシーンがクライマックス。

スキップ・トレース(2015年製作の映画)

4.0

いい意味で、新しいのに旧い感じの映画。

シリアスなクライムものなのか、コメディなのか、ロードムービーにしたいのか、疾走感あり面白ければなんでもいいでしょ!的なノリはB級らしくていい。

家屋倒壊、狭
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

パニック映画であることに違いはないけど意外と家族ものでもあった。

ショーンオブザデッドに比べてこちらのゾンビは足も早ければ攻撃力も段違いで怖い。ゾンビが雪崩のように押し寄せてきたり上から降ってきたり
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皇帝ペンギン ただいま(2017年製作の映画)

3.8

映像がパワーアップしていた。
深海も南極の夕陽もペンギンたちも美しさが際立っていた。

どうやって群れの中からパートナーや子どもを見分けるのか不思議だったけど、謎が解けた。

数週間もブリザード中立ち
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.3

ムーンリバーの出典だとは知らなかった。
窓際で歌うムーンリバー、オードリーのファッション、要所に出る名無しのネコなどオシャレ度は高い。

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.0

登場人物に共感できなかった。

親の勝手な信念で、子供達に学校に行かせず、現世と隔絶させて、
挙句スーパーで盗みをさせ、これって虐待なのでは?
父親がやりすぎたゴメンって謝るけど、今まで父親を信じてた
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.0

こまっしゃくれた不機嫌なアディがかわいい。

大人を見透かしたような大人びたアディが、ひとまわりも年上のトリクシィに本音を引き出させるのがすごい。でもやっぱり背伸びしてる女の子、という一面も見えて安心
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スタンリーのお弁当箱(2011年製作の映画)

3.0

思ってたのと違ったかな🍱
インドの料理や食事事情とかを見て楽しむ映画だと思ってた。

生徒にお弁当をたかるモンスターティーチャーの存在も、それが改心する理由や必然性もなく、始終展開についていけなかった
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0

ダブリンの街角でとところどころ被る音楽映画。

ストリートで演奏する曲が1番好き。

同じ業界同士で付き合うことは衝突が避けられないのかしら。お互い何をやってるか?くらいよ距離感がいいと思ったり。

メメント(2000年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

感想5つ

・逆再生して時系列順に見たい。常に頭をフル回転させねば展開に追いつけず、疲れる
・テディが主人公をここまで擁護する意味がわからない、最早、愛(友人譚)
・サスペンスだけど、会話が短いのでリ
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

3.8

派手さはないけど情感ある作品。

友情と恋愛の微妙なところを揺れて、それぞれ元の道を選ぶのが切ない。

どのシーンもトーンが落ち着いてる。海のシーンくらい晴れやかに演出すればいいのに…と思ったけど、街
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ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密(1996年製作の映画)

4.3

おそらく昔見たのにストーリーをすっかり忘れていた。
モロッコの異国情緒とヒロインと久川綾のテーマソングが好き。
民族紛争をしている中、その中にさらに派閥があり、でも実は…と結びついていくのが気持ちいい
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

登場人物をめぐる絶妙な駆け引きと緊張感と権謀にものすごくドキドキしながら鑑賞。2時間とは思えないボリューム感だった。
ヤクザ企業に8年も潜入する警察官の主人公が、(警察の)上司の指令に追い詰められてい
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

感想をば5つほど。

・相方を誘うシーンと誰もいない劇場でのロープアクションの場面の曲が1番好き。
・ストーリーはよくあるものだし、そこまで膨らみはない。
・映画の醍醐味要素がたくさん詰まった映画オブ
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ルパン三世 ワルサーP38(1997年製作の映画)

4.0

面白そうと思って見始めたら、過去に2回は見たであろうこと&結末をしっかりおもいだした。
ルパンを見ているような気がしないダークな世界観とちょっと哀しい結末はエンディングにすごく合っていた。

ブレイブ ストーリー(2006年製作の映画)

3.5

原作は途中から暗くて重いストーリーだったと記憶しているけれど、映画版は明るい冒険譚に無難にまとめていた印象。

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

4.0

障害やLGBTといったテーマを、重くなりすぎず、爽やかな青春映画として昇華しているのがこの映画のすごいところだと思った。

友人への嫉妬やモヤモヤ感、感情に振り回される未熟な少年たちの恋愛模様は見てい
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es [エス](2001年製作の映画)

3.5

初めて見たのは15年くらい前?

人間の欲望やエゴがむき出しで、映画を見て初めて後味の悪さを感じていたもの…