いめーじさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

レイク・マンゴー 〜アリス・パーマーの最期の3日間〜(2008年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

モキュメンタリーとしてはめちゃくちゃ質が高い。ここまで編集が一貫している作品はなかなかないよ。

娘を亡くした家族の心の整理を映した映像でありつつ、生きる者達から置き去りにされる死人の視点も汲み取った
>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

村で連続する怪死事件と怪しい日本人の噂。主人公が田舎町の警察だけあって殺人事件に慣れてない行動や、コミカルでのんびりとした会話が多いけど、だからこそ不気味な雰囲気は際立つし、長さを感じずにテンポよく楽>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

原作はふんわりとしか知らんけど、これだけ観るのもアリだよと言われたので観てみたが…普通に楽しめる。
1本の映画として見ると、キャラの成長過程や仲間との関係性の変化などキャラ描写は足りなく感じる。世界観
>>続きを読む

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

テレポートの落下で死んだ人達、プライベートライアンの上陸作戦と同じタイプの切なさだな…。
エイリアンはモンハンに出てきそうなデザインと生態で絶望的だが、意外と戦いの規模が狭いので、他の国の状況とかも描
>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

昭和の狂気を抱えたまま出所してきたサイコヤクザが、ビジネス志向に染まったヤクザとかカタギとか刑事も手にかけまくってて序盤からカオス。
前作から急成長してワイルドさと人情を程よく兼ね備えた日岡は、大上ほ
>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.6

エグめのハードな描写は容赦なかったけどエロは中途半端だったな。
青臭い刑事が手荒く覚醒するビギニングって感じで熱いし、大上さんとの関係性は繊細で常に見応えあった。
終盤にカオスを持ってくるのもエンタメ
>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

モキュメンタリー形式だが一貫性に欠けまくってる。
女子トイレまで撮る勢いで無敵感を振りかざしてた取材班が最終的にガッツリ襲われてたのはいいんだけど、複数カメラの映像をテロップとか余計なSEや音楽も付け
>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.5

ラッセル・クロウと多言語でとてもリッチに感じる悪魔映画。スクーターに乗る絵面も良し。テンポが早くてセリフも良いので重苦しさはあまりない。
異端審問の歴史を悪魔の仕業として描くのはズルいぜ。
質が高いっ
>>続きを読む

スノーシャーク 悪魔のフカヒレ(2011年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

まず動物の肉で誘引しろ!木に登れ!車かスノーモービルに乗れ!外出禁止令を出せ!
ん?ちょっとセンスあるような…と思わせるカットがなくはないけど、まぁ数秒で終わるしカメラ固定の会話シーンが始まると素に戻
>>続きを読む

ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

格闘家エクソシスト誕生!
序盤からかなりウェットなドラマを見せてくるなと思ったけど最終的には燃える拳で悪魔とタイマンしてる。
主人公は神を憎んでいるのだが、強く信じているからこそ裏切りを感じて強い怒り
>>続きを読む

クローブヒッチ・キラー(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

親のポルノや性癖を目にしていく過程が恐ろしいぜ。
信仰心が強くてお固い家庭を持ちながら秘めておくにはデカすぎる闇。俺もエロマンガとか持ってるから分かるよ!
ポルノ焼いた後のジタバタ好き。女装に関しては
>>続きを読む

サマリタン(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

隠居超人。アクションに入るとノリがランボー。コスチュームとハンマーがショボすぎて金持ちヒーローには出せない味がある。
おもしろいんだけど兄弟の関係性とか結局どうだったのか分かりづらすぎたし、貧困によっ
>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

配管工ブラザーズが異世界転移で世界を救う!?
常に大衆娯楽すぎるノリだけど普通におもしろい。
アイテムなどのゲームシステムをなんとか自然なものとして構築しており、スマブラみたいなアクションやカートでの
>>続きを読む

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

霊感持ちで周囲から奇妙だと言われがちだけど相性バツグンの彼女がいるぜ!理解ある警察署長とも仲良いぜ!ケンカ強いぜ!など、能力の割には社会的に上手く立ち回ってる珍しいタイプの主人公。
ストーミーの性格も
>>続きを読む

武器人間(2013年製作の映画)

3.6

戦場の倫理観が終わっているので武器人間や博士にヒーロー性を感じてくる奇跡。
しばらくはPOVとしての魅力がイマイチだけど工場に入ってからは「これが見たかったんだよ!」の連続。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.3

なんとなくマッドマックスみたいな映画になってるな。
モササウルスが出てくる海とか…もう誰も漁業やらんだろ。
オーウェンが超能力みたいに恐竜を止めようとするのおもろい。
安全性の保証が一切無い脱出装置で
>>続きを読む

スクリーム(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

反撃にはそこそこ弱いが勢いでなんとか殺る系キラーのゴーストフェイス再び!
相変わらず演出もセリフもホラー映画に対する解像度の高さが伺えるし、犯人が創作物の影響を受けているタイプなのも個性として光ってる
>>続きを読む

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

おもしろ〜!
キャラデザのキモいセンスが最高だし、PGの遊ばれ方もコスプレも最高の笑いに繋がり、多様な敵が砕けるゴアも変な笑みが出てくる良さ。
善人でも悪人でもないクソガキに力を持たせたのがナイス。
>>続きを読む

ドラゴン×マッハ!(2015年製作の映画)

4.1

しばらくはイマイチな感覚があったけど、ムショでのカオスとかマンガのキャラみたいな敵が出てきてからは目が離せない。アクションもキャラ造形も大満足。
でもやっぱり2時間になるほど肉付けされてるゴチャゴチャ
>>続きを読む

SPL 狼たちの処刑台(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

香港刑事の男が行方不明になった娘を探す話。
切実な状況だけど父親もネジ飛んでるから複雑なスリルに満ちてる。サイコメトラーぽいトニー・ジャーも異様(ちゃんとフィジカル最強)でも死ぬ(´;ω;`)
彼が退
>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

4.3

ドラマ重視(だったと思う)前作とは打って変わってアクション極振り。でもキャラの魅力も充分でカッコイイ!おもしろい!感動!
思い返すと主人公は全然喋ってない気がするんだけど背負った後悔とかそれ故の勇敢さ
>>続きを読む

アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

2.0

トマトが1番嫌いな野菜なので恐怖には共感しちゃう。
トマトに対して大真面目にショットガンをブチ込む絵面は好きだし、ヘリの落下事故だけ異様に迫力があるし、風刺らしいものが散りばめられてはいるのだが、別に
>>続きを読む

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

4.1

ワイスピ5の裏で生まれてたヴィラン。
ファミリーを殺された復讐と言いつつドム以外の家族でも人質に取るし不特定多数の命を奪うことも躊躇わないバケモンだが隙の無い計画性とテンションの高さでキャラが濃い。
>>続きを読む

地球最後の男(1964年製作の映画)

3.7

モノローグはクールだし終末世界のルーティーン動画みたいな序盤も良い。
開拓とか戦争みたいなスケールで捉えてもいいし日常にも通ずるテーマがある。集団に属して生まれるマイノリティに対する攻撃性とか、歩み寄
>>続きを読む

デルタ・フォース2(1990年製作の映画)

3.5

前作と比べると全て劣っているのだが、麻薬王の極悪さはなかなかのもの。
チャックのセリフと無言のアクションは普通に楽しいけど、印象的なシーンは特に無い。訓練でいろんな体術を披露してたのはちょっと参考にな
>>続きを読む

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

4.1

サイコスリラー的演出から純粋なデイルへの切り替わりとか、サイコキラーとヒーローの立場逆転など、構造で笑わせる作りが巧すぎておもしろい。でもホラー映画のテンプレを理解してないと笑いに繋がらないかも。グロ>>続きを読む

ブラック・ボックス(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

記憶障害の父親を支える娘ちゃんが良い子すぎ〜。
悪夢や周囲のイメージと変わっていく自分が不気味に感じつつも、無職だし物忘れで娘に迷惑をかけるわけにはいかないし自分の記憶を探るしかないというセルフインセ
>>続きを読む

スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ドウェイン・ジョンソンとはいえ片足義足の元FBIなので常にボロボロ。でもやっぱり筋肉と家族愛でなんとかなる男。義足が強みになるのも良い。妻も子供達もタフな活躍を見せてくれる。
テロの主犯と疑われていよ
>>続きを読む

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

恐怖シーンはヨローナが顔出してガオーする「まで」がそこそこ良い。
ホラー特有の言葉足らずなコミュニケーションが煩わしくてストレス感じる。
ラファエルのキャラクター性はビミョーすぎるだろ。
物理攻撃で倒
>>続きを読む

パニック・マーケット3D(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

想像の5倍くらいシリアスで真っ当な作りだった。CGのレベルは高くないけど見せ方が普通に良くてスリルある。
揺れに対して津波がデカすぎるだろとは思うが、やりすぎると地震で全滅しそうだし、スーパーまでサメ
>>続きを読む

海底47m(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

サメはもちろん怖いけど、海そのものの恐怖が特に強かった。
発煙筒で周囲のサメが照らされるの良いシーンだ。
伏線回収というか示唆の演出が多くて上手かったし幻覚オチも好きではあるんだけど、そこからエンドク
>>続きを読む

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.8

寡黙というか無口キャラ。シブいと表していいのか迷うバランス。
どんな汚れも穢れも動じず排除するタフさと、休憩時間も現場の空気を読まずに取って娯楽に集中するストイックさは清掃員の鑑。
映画的にはイレギュ
>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ひたすらPC画面で進行する映画。主人公がデジタルネイティブ極まってるからPC操作(捜査)の早さが映画のテンポの良さでもあって、インターネットの動きと事件と人間ドラマが同時進行する情報量の多さから目が離>>続きを読む

ピラニア(1978年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

水中かつ小さくて陰謀じみた設定なので、ピラニアをほとんど見せなくても成立してる。でも代わりに舞台の移り変わりで尺を稼いでるからテンポはビミョー。ボート事故の連鎖はくだらなすぎて笑った。
子供も容赦なく
>>続きを読む

グレタ ひとりぼっちの挑戦(2020年製作の映画)

-

未来への絶望を経たうえで、なんで子供の私がこんなことやらなきゃならんのだと怒りを持ちながらも無視する道を選択せず全力で取り組んでいるのが良い。各国のお偉いさんも自分のファンも批判するし真っ直ぐすぎる。>>続きを読む

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

新条アカネの再登場が気に食わないので1点です。インタビューによると雨宮監督は出したくなかったらしいし、姫とガウマの絡みも無い方がいいと思ってたみたいなので、マジで雨宮センスMAXで作ったモノが観たかっ>>続きを読む